三世代同居・二世帯住宅
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二世帯住宅なら完全分離が人気!だけどデメリットも気になる!

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二世帯住宅なら完全分離が人気!だけどデメリットも気になる!

数ある二世帯住宅のスタイルの中で、断然人気を誇る完全分離型ですが、それでもいくつかのデメリットはあります。これから先ずっと暮らしていく家ですから、デメリットについても詳しく知り、対策をしていくことはとても大切ですよね。

今回は、完全分離型二世帯住宅に潜むデメリットと、デメリットの解消する家づくりについてご紹介します。

完全分離型が人気の理由

完全分離型の二世帯住宅が人気の理由

二世帯住宅を建てて暮らしていくなら、やっぱり完全分離型がいい!というのは親世帯・子世帯共通の意識のようです。

人気の理由は、やっぱりお互いのプライバシーを尊重できること。完全同居型にしてしまうと、より家族としての意識が強くなりお互いの世帯に口を出しすぎてしまうという傾向があるようで、完全分離型にすることでお互いは別の世帯であるという意識を持ち続けることができます。

また、将来的に親世帯に住む人がいなくなった場合に、すべての設備を分離した二世帯なら賃貸として貸し出せるので金銭的なメリットも生まれます。

完全分離型二世帯住宅のデメリットとは

このように、様々なメリットで人気を集める完全分離型二世帯住宅ですが、デメリットもいくつかあります。

世帯ごとの孤立

一緒に暮らしているのに絆が深まらない、一緒にいる時間を作るきっかけが見つからずに世帯ごとに孤立してしまうというデメリットが完全分離型にはあります。

特に共働きの子世帯に住む子供や、配偶者を亡くしてしまった親世帯の場合には孤独感を感じやすくなってしまいます。

維持費がかさむ

まず家の面積が広くなるので固定資産税も高くなり、さらに住宅設備が二つずつあることで、建築時にもお金がかかります。そして維持・リフォーム時にも一般的な二世帯住宅よりも費用がかさみます。

同じ時期に作られた住宅設備は同じ時期に壊れたりメンテナンスが必要になりますから、計画している維持費よりも高くなってしまうこともあり、建築時に思っていたよりも家に費用が掛かりすぎてしまう可能性を考えておかなくてはいけません。

外壁や屋根のリフォームも、面積が広い分費用は高めになります。

生活費の節約はできない

生活費の節約のために同居をする、という前提であるなら完全分離型は向きません。理由としては、完全に世帯ごとに独立している状態なので、食費も水道光熱費も2軒分かかります。

そして価格の高さから、住宅ローンを2世帯で払っていったとしてもやはり節約は期待できません。

このように、二世帯同居のデメリットを解消してくれる完全分離型での同居でも、主に金銭面でのデメリットが生じてしまうようです。

完全分離型のデメリットを解消する家づくり

左右分離型二世帯住宅の間取り例

世帯間のストレスを溜めないため、また家にお金がかかりすぎないように、なるべくデメリットを解消した家づくりを考えていきましょう。

世帯をつなげる部屋づくり

玄関も別にする完全分離型でも、家の中心に家族が集まるスペースを作るだけで家族のつながりを感じられる家になります。

玄関から世帯をつなぐドアを作ったり、家の中心にリビングや客間を作ってお互いの世帯で自由に出入りできるようにするだけで、普段は使わないとしても安心感が生まれます。

住宅設備の節約

水回りの設備を節約することで、建築時にもメンテナンス時にも費用を抑えることができます。

グレードの高い設備はそれだけ機能も複雑で壊れやすく、また部品も高くなっていたりするのでキッチンやお風呂・トイレのグレードを下げるだけでも節約が可能です。特に、お風呂の大きさはできるだけ小さくすると、毎月の水道代も節約できます。

まとめ

メリットばかりが注目されがちな完全分離型二世帯住宅ですが、金銭面だけではない意外なデメリットもありましたね。

完全分離型二世帯住宅を建築・リフォームする時には、今あるメリットも大切ですが、将来的なデメリットについても目を向け、ストレスフリーに長く住んでいける家づくりを心掛けることが大切です。

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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