1級建築士試験
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【1級製図】図面に記入する補足事項まとめ

hayatoteramae
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要求図書の要求図面の中で記載されている補足事項。

『なお、各図面には、計画上留意した事項について、簡潔な文章や矢印等により補足して明示する。』

各図面に2つずつ程度は書くよう指導されてるはずですが、実際に補足を書く段階になって『あれ、1階は書いたけど2階は何書こうか…』みたいに出てこなかったり、書く内容は分かっているけれども言い回しで詰まってしまったり…ということがあったので今回まとめてみました。

僕はNに通っているので、その課題内からピックアップして、使い回せる形でまとめておきます。(随時追加予定)

補足の書き方と事例

  1. 眺望・自然通風・換気・採光
  2. アプローチ・外構
  3. 環境負荷低減
  4. ゾーニング
  5. 動線・セキュリティ
  6. バリアフリー
  7. 室の配置
  8. 階高・天井高・天井
  9. 構造・基礎
  10. 設備
  11. その他

それぞれ内容別に分けてまとめておきます。一部は内容が被っているものもあります。(採光を考えて室を配置した、など)

眺望・自然通風・換気・採光

  • 眺望・通風・換気・採光の矢印を記入(
  • ◯◯への眺望に配慮して△△室を南側に計画した
  • 南面を開口部とし、自然採光を積極的に取り入れた
  • 安定した採光が得られる北側に◯◯室を配置した
  • 吹き抜け上部にトップライトを設け、自然採光・自然通風に配慮した

など。

眺望や採光の矢印はすぐ書けるので、時間がない場合でも『⇢眺望』ぐらいは書く。

トップライトは書きやすいので丸暗記でもいいぐらいなのと、北側は安定した採光が得られる、廊下は突き当りに窓を設けることで通風を考慮、というのも覚えておくと役に立つかも。

Q
補足例
  • 2階の主要な利用者諸室は南側に配置し、公園の眺望と日照を取り込む計画
  • 庭園の眺望に配慮
  • 廊下の突き当りに窓を設けることで風が通る計画とした
  • 安定した採光が得られる北側に児童閲覧室を計画した
  • 閲覧席から吹き抜け空間を望む
  • 吹き抜け空間を交差点に面して計画し明るさと開放性に配慮
  • 南面を開口とすることで自然採光を積極的に取り入れる計画とした
  • 遠くの名峰が見える位置にブラウジングコーナーを計画した
  • 眺望のいい位置に休憩コーナーを任意で計画した
  • 展望デッキから遠くの名峰や公園が望めるように計画した
  • 南及び西側の公園への眺望を取り入れる計画(開口部)
  • 視覚的な一体感を得られるように計画した(多目的展示室上部の開口部)
  • 建物中心に吹き抜け、棟部にハイサイドライトを設けることで効果的に通風・換気を促す計画とした
  • エントランスより西側の町屋や旧街道の町並みが感じられるように西側は全面開口部とし、吹き抜けを設けた
  • 周辺の環境を考慮して東西面には極力窓を設けない計画とした
  • 談話ラウンジや読書テラスからの公園の眺望に配慮
  • 客席から公園への眺望に配慮して配置
  • プライバシーに配慮し目隠しルーバーを設置
  • 南側開口部には水平ルーバーを設けることで、公園からの視線を遮るよう配慮した
  • 2階部分の居室の採光を十分に確保するため南隣地との空きを4mで計画
  • 自然光の取り込みや通風に配慮し2面を外部に面して計画
  • 吹き抜け上部にトップライトを設け自然光を取り込み通風、換気を促す計画とした
  • 上部にトップライトを計画し、自然採光・自然通風を確保(吹き抜け)
  • トップライトのある3層吹き抜けを設け、建物全体に自然採光・自然通風を取り込んだ
  • 温水プール室は2層で計画し、屋根にはトップライトを設け、自然採光を十分に取り込んだ
  • 南面に開口を大きく計画し、日射熱を取得することで温水プール室に必要な暖房エネルギーの低減を図る計画とし、自然採光も十分に確保できるようにした
  • 主要な室を公園の眺望に配慮し南側に計画
  • 熱負荷の低減と宿泊室からの景観を考慮して屋上を緑化する計画とした
  • 自然採光・自然通風を促す計画とした(吹き抜け+トップライト)

アプローチ・外構

  • 利用者は歩道のある◯側道路からのアプローチとし、安全性や利便性に配慮した
  • ◯◯(公園など隣地)からのアプローチ(△マーク)
  • 主出入り口に近いところに計画(車椅子使用者用駐車場)
  • 賑わいのある交差点側にテラスを計画した

など。

敷地図の読み取りの時点で歩道付きの道路や横断歩道、駅方向や隣地からの動線など考慮しているはずなので、それについて書く。

Q
補足例
  • 利用者、入居者は歩道のある東側道路からのアプローチ
  • 2面接道を活かして西側道路からサービスアプローチとした
  • 読書テラスを賑わいのある交差点側に計画した
  • 周辺環境に合わせて極力高木が連続するように計画した
  • 歩道の切り開きを横断歩道から5m以上話して計画した
  • 駅への利便性を考慮し北側に配置した(屋内駐輪場)
  • 主出入り口に近い位置に設けた(車椅子使用者用駐車場)
  • 入居者用駐車場へのアプローチ
  • 歩車分離を考慮した道路を計画
  • 旧街道側にカフェ・観光案内所等の出入り口を設け、地域に開かれた利用しやすい施設を目指した
  • 児童館からのアプローチを車の動線と交差しないようにした
  • 建物ボリューム(2,3階)確保のため、駐輪場を屋内に計画
  • 幼児の出入りに配慮しテラスを計画
  • 利用者が東西南北すべての方向からアプローチできるように出入り口を確保するとともにコンセプトルームはカルチャーセンターなどの隣接建物の主出入り口に面して計画することで親しみやすい施設となるように配慮した
  • 利用者のアプローチは歩道のある南側道路からとし、安全性や利便性に配慮した
  • 利用者の利便性に配慮し、屋内でアプローチする計画(屋内駐輪場からの動線)
  • 車椅子使用者に配慮しメインエントランスに近接して配置(駐車場)
  • 車椅子使用者用駐車場からのアプローチに安全な通路を設けた
  • 公園からのアプローチ(△も記入)
  • 歩行者、車椅子のアプローチに安全な通路を設けた(車寄せ)
  • 川に対して広く面することで開放感のある屋外テラスを計画した
  • 集客を高めるため、視認性の高い交差点近くにカフェ及びカフェテラスを計画
  • 南北に風除室を設け、通り抜けのできる計画とした

環境負荷低減

  • 熱負荷低減のため屋上を積極的に緑化
  • 西日対策に垂直ルーバーを設けた
  • 南側日射遮蔽のため水平ルーバーを設けた
  • 吹き抜け上部に開閉式トップライトを設け、自然通風を促し中間期の空調負荷低減に配慮した

など。

ここは毎回同じ内容になるので自分なりのパターンを作っておくと◯。

Q
補足例
  • 屋根からの輻射熱を抑制(緑化)
  • 重力換気(パッシブデザイン)が行えるよう吹き抜け上部に開閉式トップライトを設けた
  • 環境負荷低減を考慮し屋上を緑化
  • 垂直ルーバー、水平ルーバーを設け、ペリメーターゾーンの熱負荷を低減するようにした
  • 夏季の日射遮蔽のため南側に落葉高木を植樹
  • 太陽熱を利用した床暖房を利用(太陽熱集熱パネル、蓄熱槽、補助ボイラー+大空間の床)
  • 創エネルギーを目的として設けた(太陽光発電パネル)
  • 外部負荷低減を考慮し積極的に屋上を緑化
  • 卓越風が通り抜ける計画
  • 南面には庇を設け、夏季の日射遮蔽、冬期の日射取り込みに配慮
  • 夏季の日射遮蔽に庇を計画
  • 屋上緑化を行い熱負荷を抑制(水源は井水を利用)
  • 南面はルーバーを設け夏季の日射を遮蔽
  • 庇を設けることで、夏季の日射の侵入を抑制した
  • 西日対策として西側の開口部には垂直ルーバーを設置した
  • 井水散水で気化熱を利用し、屋根からの空調負荷を低減した
  • 屋上を緑化し熱負荷を低減した
  • 南側日射遮蔽のため水平ルーバーを設けた
  • 東西面については夏季の日射遮蔽用に垂直ルーバーを設けた
  • 南に面して間口を広く、環境の良い屋上テラスを計画

ゾーニング

  • ◯◯部門は◯階にまとめて計画し明快なゾーニングとした
  • 1階△△で履き替える計画とし、2・3階は全て上足として明確にゾーニングした
  • 子育て部門は1階にすべて計画し、管理や避難のしやすさ、落下事故の防止に配慮した

など。

エスキス時に考えることだが、履き替えがあったり、複数の部門がある場合になぜそう振り分けたのかを書く。

Q
補足例
  • 18時以降閉鎖(管理用シャッター)
  • 集会部門を1階にまとめることで異種用途区画を形成した
  • 施設運営の効率化のため、管理諸室を1階にまとめた
  • 世代別のゾーニングを工夫した(キッズ・ティーンズでのゾーニング)
  • 子育て支援施設の諸室を3階の東側にまとめ明確にゾーニング
  • 保育所部門はすべて1階にまとめて計画し、管理や避難のしやすさ、落下事故の防止に配慮
  • 管理諸室等を東側にまとめて計画
  • 居住部門とデイサービス部門を明確にゾーニングする共用ホールを計画
  • アトリエをまとめて計画することにより来館者の利便性に配慮
  • 利用者階段・EVの手前に履き替えラインを計画、2・3階を全て上足として明確にゾーニングした
  • フィットネス部門の手前で履き替える計画とし、シューズロッカーを設けた

動線・セキュリティ

  • 入退館を見渡せる位置に計画(受付、サービスカウンター)
  • 作業動線を考慮し、◯◯室と近接して計画
  • 門扉・フェンスを計画(セキュリティに配慮)

など。

動線はゾーニングとも内容的に被る部分。受付やサービスカウンターは毎回指定があったりするので書きやすい。

Q
補足例
  • 各階で書籍を管理(BDS)
  • 内部を見通せる位置に計画(サービスカウンター)
  • 受付カウンターからの見通しを考慮した書架の配置(図書室)
  • 入退や部門内を見渡せる位置に計画(受付)
  • 出入り口を1箇所とし、防犯と時間管理を行う(◯◯部門)
  • チケットカウンターは展示部門への縦動線及び各展示室の出入り口が見渡せる位置に計画した
  • サービス用エレベーターはメンテナンス等に利用するものとし地階まで下る計画とした(地下の計画)
  • 事務室の受付カウンターは北南西からの来館者の出入りが確認できる位置に計画した
  • 建物出入り口、階段・EV、BDS全てが確認できる位置にサービスカウンターを計画した
  • エントランスホールから保育所玄関を経由してアクセス
  • テラスを介して直接出入りできる計画
  • 落下防止等安全性に配慮し1m内側にフェンスを設置
  • 門扉(セキュリティに配慮)
  • 交流ホールの運用の利便性を考慮し、サービス動線を確保した(ステージ裏動線)
  • 作業動線の効率を考え近接して計画(閉架書庫+図書作業室)
  • 入退を確認できる位置にスタッフルームを計画
  • 各玄関で上下足の履き替えを行う計画
  • 1階にまとめて履き替えスペースを計画
  • トラックヤードからの搬入を考慮し1.8m×3.0mの開口部を計画
  • 展示物の搬出入を考慮し、廊下幅を内法2.5m以上で計画した
  • 来館者が自由に利用できるよう3階ホールからアクセスできるようにした
  • 食材の搬入動線を利用者動線と分離して計画
  • 入退館が確認できる位置に計画
  • 公園及び本館からのアプローチに配慮し、出入り口を計画
  • エントランスホール内の全ての出入り口が確認できる受付とした
  • 学生の移動の利便性に配慮し、吹抜けを取り囲む回廊型の廊下で計画した
  • 大講義室は多人数の避難や移動を考慮しEV・階段近くに計画

バリアフリー

  • 円滑化誘導基準に対応した階段を計画
  • バリアフリーに配慮し段差を設けない計画とした(室の入口、テラスなど)
  • エレベーターから近い位置に計画

など。

子供や高齢者向けの施設や室がある場合は書きたい内容。記述で問われる場合もあるので数値を覚えておく。

円滑化誘導基準

廊下幅:180cm以上(柱型を考慮し2,500mmで計画)※車椅子同士のすれ違い可

階段:幅140cm以上、蹴上16cm以下、踏面30cm以上

主出入り口幅:120cm以上

客室入口幅:80cm以上(900mmで計画)※便所、浴室も同じく80cm以上

転回スペース:Φ150cm以上

Q
補足例
  • 高低差をスロープで解消(1/20=100mm上がるのに2000mm)
  • 円滑化誘導基準に対応した階段・エレベーターの計画
  • 段差のない計画とするため、屋上テラス部分のスラブを下げ、仕上げ面が屋内と同じレベルになる計画とした
  • 利用者用の階段はバリアフリーに配慮した寸法で計画した
  • 利用者用の階段は蹴上を160mm以下として、バリアフリー法の円滑化誘導基準となるよう計画した
  • 車椅子使用者駐車場から出入り口にアプローチしやすい位置に円滑化誘導基準に適合させたスロープを計画した
  • バリアフリーに配慮し、屋外運動スペースと屋内は段差のない計画
  • バリアフリーに配慮して段差を設けない計画とした
  • エレベーター及び多機能トイレの近くに設けた(車椅子使用者用の宿泊室)
  • バリアフリーに配慮して段差を設けない計画とした(デッキテラス)
  • 子供から高齢者まで誰もが利用しやすいように階段を移動等円滑化誘導基準に対応させた(吹き抜け内階段)
  • エレベーターから近い位置に車椅子利用者用客室を計画

室の配置

  • 利用者用に◯◯スペースを任意で計画
  • 利便性に配慮し◯◯と△△を近接して計画
  • ◯◯と一体的に利用できる屋外空間としてテラスを配置
  • 多目的ホールにアクセスしやすい位置に控室を設けた

など。

採光や眺望とも被るが、なぜこの室をこの配置にしたのか?という部分。エスキス時に意識しているはずなので、その部分について。

他には余ったスペースを任意で◯◯コーナーとして、想定した使われ方について補足するという手も。

任意で計画の例

休憩・待合・談話 × 室・コーナー・スペース

Q
補足例
  • 利用者の待ち合わせや休憩のためのスペースを任意で計画(休憩スペース)
  • 作業動線を考慮し隣接して計画した(閉架書庫+図書作業室)
  • 公園と屋上庭園に面した快適な空間とした(ホワイエ)
  • 利便性に配慮し2階と3階に計画した(サービスカウンター)
  • 日当たりのいい位置に閲覧スペースを計画し、快適な空間となるよう配慮した
  • 図書館部門の憩いの場として計画した(屋外読書テラス:任意)
  • スペースを活用し計画(休憩コーナー:任意)
  • 上下階のサービスカウンター前を接続する開放的な階段とした(部門内専用階段)
  • 閲覧室は2階と3階に分けて配置し、それぞれから既存樹木を眺められる計画とした
  • 吹き抜けを中心に諸室を配置した開放的で、利用しやすい計画
  • 室内の様子がわかるように指導員室に隣接して設けた
  • 設備機械室は地下1階での計画とし、メンテナンス及び外気取り入れのためにドライエリアを計画した
  • 展示部門を利用する来館者が鑑賞を行いやすい3階ホールに面した位置に屋外展示スペースとしての屋上庭園を計画した
  • 明るく開放的な共用空間となるようにエントランスホール上部及び2階ホールに面した位置に吹き抜けを計画した
  • ワークショップを行う創作スペースとして屋上庭園の一部をアトリエに隣接する位置に計画した
  • 3層の吹き抜けを設け、施設全体のつながりを感じられる空間構成
  • 気軽に利用できるようにわかりやすい位置に計画(ブラウジングコーナー)
  • 地域住民がアクセスしやすく気軽に利用できる位置に計画した(カフェ)
  • 貸出やレファレンス機能を考慮し大型のカウンターを計画
  • 利用者にもわかりやすく管理もしやすい位置に計画(総合案内カウンター)
  • 待合や気軽に読書ができるスペースを計画(任意)
  • 交流ホールへアクセスしやすい位置に講師控室を設けた
  • 入居者の利便性を高めるためトランクルーム(任意)を計画した
  • 住戸Aは十分な空きを設けた南側に向けて計画した
  • 住戸Bは間口を広くとり、LDK、洋室を東側の道路に向けて計画した
  • 住戸Cは主要採光面を南及び東に向けて配置し、特に南側は隣地までの空きをとることで採光を確保できる計画とした
  • 共用室は住戸Cと同じ階とし、利用しやすさに配慮して階段、EVに近接させて計画した。また、快適な空間となるよう屋上庭園とともに南に面して配置した。
  • 洗面室、浴室、便所は利便性に配慮し、分散して配置した
  • 室のセキュリティやプライバシーに配慮し、玄関ホールを計画した
  • 間口を広くし、内部まで見通しやすく一体的に利用しやすい計画とした(ショールーム+屋外展示スペース)
  • 明るく開放的な空間となるよう南側に配置し、隣地との干渉帯として植栽を設けた(レストラン+テラス)
  • 認定こども園との合同イベントを考慮し、敷地北西に配置(外部から直接利用可)(テラス)
  • 休憩、談話等のできるスペースを設けた(余ったスペース)
  • サービスゾーンの廊下幅も芯々3mで計画(有効幅2.5m以上)
  • 介護教室や施設見学会など来館者の利用に配慮しエントランスホールに面して計画した
  • その他介護に必要な室として静養室、汚物処理室、リネン室、洗濯室、介護材料室を計画
  • コンセプトルームと一体的に利用する屋外空間として配置(屋外テラス)
  • 建物内部に自然採光、自然通風を取り込むため、中央部に3層の吹き抜けを計画
  • 多目的展示室の客溜まりとして快適な空間となるよう屋外テラスに面して計画
  • ホワイエが快適な空間となるよう吹き抜けに隣接して計画
  • 来館者の利便性に配慮し各展示室の中心に計画した(ホワイエ)
  • 眺望に配慮し公園、屋外テラスを眺められる位置に計画
  • 屋上庭園に隣接し、公園が眺められる位置に配置
  • 来館者が利用しやすく、眺望及び日当たりのいい位置に計画(屋上庭園)
  • 公園から眺められる位置に配置、東側道路からも利用できるよう配慮した
  • 北側出入口付近に健康相談室を計画し、カルチャーセンターなどの利用者にも配慮
  • 桜並木やグラウンドを眺められる休憩コーナーを設けた
  • 温水プール室は南面に開口を広く取り、日照を確保し冬季及び中間期の暖房負荷の低減を図る計画とした
  • 休憩コーナーと一体的に利用できる要隣接して屋外運動スペースの休憩スペースを計画
  • 環境のいい公園側を優先して宿泊室を配置した
  • エレベーターホールに面して利用しやすい位置に計画(談話コーナー)
  • 既存樹木のある屋外テラスに面して広く開口部を設けた
  • 屋上テラスに面した位置に学生・教職員が自由に利用できるラウンジを計画した

階高・天井高・天井

  • 天井ふところを考慮した階高
  • 特定天井となるため落下防止対策を施した
  • 高さ制限の対策として北側1スパンは2階までの計画とした
  • 屋上部分の水平投影面積が建築面積の1/8以下のため、パラペット天端を建築物の高さとした

など。

階高が4mでない場合に補足しやすい。特定天井に関しては暗記。

特定天井

高さ6m超、面積200㎡超、質量2kg/㎡超吊り天井

  • 質量は20kg/㎡以下
  • 天井材はねじ、ボルト等により緊結
  • 吊り材は1本/㎡以上
  • 斜め部材はV字状に釣り合いよく配置
  • 壁との間に6cm以上のクリアランス(設けない方法もあり)
  • 吊り長さ3m以下
Q
補足例
  • 落下防止対策(特定天井)
  • ホール面積は200㎡を超えないが、安全性に配慮し特定天井同等仕様の天井とした
  • 5mの階高に対応する32段の階段で計画
  • 階高5mに対応する奥行き8mの階段を計画した
  • ダクトスペースを考慮し天井ふところを適切に計画
  • 高さ制限の対策として南側1スパンは3階までの計画とした(4階建て)
  • 屋上庭園のスラブを3階床レベルより500mm下げて計画した+多目的ホールの上部とすることで2階の階高を4mとした(通常は2階の階高を上げる必要あり)
  • 屋上設備スペース及び塔屋の面積が建築面積の1/8を超えるため、塔屋の天端を最高の高さとした
  • 屋上部分の水平投影面積が建築面積の1/8以下のため、パラペット天端を建築物の高さとした
  • 塔屋及び屋上設備スペースは道路高さ制限に当たらない位置に配置した
  • 天井高さに加え展望デッキを構成するための階高とした
  • 鋼製下地による天井
  • 共用室の天井高を考慮し、3.5mで計画
  • 天井が高く床面積も広いことから天井補強を行った(特定天井ではない)
  • 各室の天井高3.0m確保するため階高は4.5mで計画
  • 塔屋は幅員12m道路の斜線制限の範囲に計画した

構造・基礎

  • 床レベル、水勾配を考慮しスラブを下げて計画した(2階テラス)
  • PC梁を受ける柱は750mm角にサイズアップし、配筋量を増やす計画とした
  • 経済性を考慮し独立基礎で計画
  • 支持層の傾斜に合わせ地盤改良を行うことで経済性に配慮した

など。

基礎や大空間についてはたいてい記述で問われる部分だが、問われていない場合に補足できる。基礎について、PC梁についてはパターンも決まっているのでしっかり把握。

Q
補足例
  • 雨水利用のためのピット
  • 床レベル、水勾配を考慮してスラブを下げて計画した
  • 書架の荷重を考慮して小梁を他の部分より多く計画した
  • PC梁を支持する柱断面寸法を750×750で計画(他700mm角)
  • PC梁を受ける柱についてはサイズは他と同様とし、鉄筋量を増やす計画とした
  • PC梁を受ける柱を750角にサイズアップし、他の柱より配筋量を増やす計画とした
  • 敷地寸法に対してスパン調整(7mで一部6mにした理由)
  • 敷地形状からスパン寸法を調整した(台形敷地)
  • 支持地盤に対応する杭基礎を採用した
  • 杭径=600Φ フーチングサイズ=1500×1000 根入れはN値50の砂礫層に1mとした
  • 階段に併設するスロープにて1mの床レベル差に対応(スロープ指定)
  • 排煙用として高窓を計画した
  • ピット空間を有効活用するため湧き水ピットを計画し散水する計画とした
  • 経済性を考慮し独立基礎で計画
  • 経済性を考慮し地盤改良を行った
  • 支持地盤への根入れと地下水位を考慮し基礎底面の深さをGL-◯mで計画(地下水位の深さ)
  • 地盤条件を加味し、必要最小限の根入れ深さでベタ基礎を計画した(GL-2m)
  • 配管スペースとして段差スラブとした(住戸の風呂・便所部分)
  • 既存建築物の撤去部分は表層改良で補強
  • GL-2.0mの砂礫層を支持地盤として基礎を計画(根入れ400mm)⇒GL-2.5m(地下水位に対応)
  • 階高4.5mに対応した階段の計画
  • 不同沈下の少ないベタ基礎を採用し、ピット部分は配管スペース、雨水貯留槽として計画
  • 無柱空間とした長スパン部分にはPC梁を設けた
  • 駐車台数を確保するためピロティ形式とした
  • 設備ピットとして利用(べた基礎部分)
  • 支持層の傾斜に合わせて地盤改良を行うことで経済性にも配慮した
  • 建築物を適切に支持するため、基礎形式は杭基礎とし、経済性に配慮したPHC杭とした
  • N値30以上の砂礫層に確実に支持をさせ、地中梁成は2mで計画した

設備

  • 設備機械室内の設備を補足(受水槽、ポンプ、受変電設備、非常用発電機、貯湯槽など)
  • 単一ダクト方式用のダクトスペースを設けた
  • ◯◯側に設備・シャフトを集約し、管理・メンテナンスに配慮
  • メンテナンスに配慮し、道路に面して設備室を計画

など。

『設備機器等の搬出入、更新及びメンテナンスに配慮して計画』と留意事項にあるはずなので、ここも書きやすい。

『設備機械室』だけでなく、何を設置したのかまで書けると設備まで分かっている、考えているとアピールできる。

Q
補足例
  • ポンプ直送方式を採用
  • 単一ダクト方式用のダクトスペース(DS)を計画した
  • 設備機械室の点検及び更新に配慮しドライエリアを設けた
  • 小規模の諸室の空調は空冷ヒートポンプパッケージ方式とし、室外機を屋上に設けた
  • 地下1階南側に設備・シャフトを集約することで管理・メンテナンスに配慮した
  • 空調機械室は系統ごとに各フロアに計画した(各階ごとに単一ダクト用機械室)
  • 在宅勤務を考慮し、弱電用のEPSを計画した
  • 排水配管の短縮(トラブルの防止のため水回りに近接して設けた)
  • ノロウイルス対策として汚物用のサービス用EVを計画
  • 全館の空調室外機と電気設備(キュービクル、非常用発電機)を設置(屋上設備スペース)
  • 外気処理空調機で空調した外気を運ぶDSを計画
  • メンテナンスや効きの更新に配慮し、設備機器は地上1階レベルにまとめて計画し、サービスヤードを計画
  • プール下に循環ろ過設備、加熱設備などを設置し、熱損失やポンプ負荷を低減した
  • 温水プール室用のDSを設け、3階床レベルからノズル型の空調吹出口を設けた
  • 補助暖房として床暖房を設置した
  • 設備スペースをPS等(建物内配管)に近接した位置とすることで配管経路を短くする計画とした
  • 温水プール室に隣接して計画することで、設備等の熱損失・ポンプ負荷を低減した
  • メンテナンスに配慮し、道路に面して機械室を計画

その他

  • 庇幅の合計◯mが接道長さの1/5である◯m以下
  • 防音性に配慮し二重壁とした
  • 勾配屋根を活かし傾斜天井とした
  • 北側の集合住宅からの視線に配慮し目隠しルーバーを計画

など。

庇や仕上げ、勾配天井、あとは防火関連についての補足。

庇に関しては主出入り口や通用口にはまず書くはずで、かつ斜線制限の後退距離とも関わるため必ずチェック。特に幅は、1面接道で主出入り口に通用口、さらにカフェがあって入り口に庇を計画した場合や、間口の狭い側が主出入り口になったりすると1/5を超えてしまう場合があるので注意。

後退距離における庇などの緩和規定
  • 境界線から庇が1m以上離れている
  • 高さGL+5m以下
  • 庇幅の合計長さが間口長さの1/5以下
Q
補足例
  • 庇幅の合計◯m以下(48/5=9.6m)
  • 緑豊かな設えとなる植栽を配置(エントランス内)
  • 代替進入口を計画
  • 下階からの騒音防止の観点から強化ガラスを採用した(吹き抜け)
  • 避難を考慮し専用の階段を設けた(2方向避難が厳しい場合)
  • 高木の枝張りに配慮して、深さ1m程度の客土を施した
  • 3階にレンタル部門をまとめて計画し、竪穴区画を特定防火設備とすることで、面積区画及び異種用途区画を形成した
  • 安全性に配慮して特定防火設備を設けた(屋内駐車場との扉)
  • 二重壁・二重床
  • 防音性に配慮し二重壁とした
  • 児童開架閲覧室との隣接を考慮し、二重壁とすることで遮音性に配慮(多目的ホール)
  • 転倒時の安全性等を考慮し二重床で計画
  • 庇の合計長さ◯mが接道長さの1/5以下
  • 目隠しフェンス
  • 目隠しルーバー(北側)
  • 南側の延焼ラインは、歩行者用道路に隣接する公園が防火上有効であるか示されていないため、防火上有効でないものとして計画した
  • プールからの避難経路を確保(2方向避難)
  • 勾配屋根を活かし傾斜天井とした
  • 庇2ヶ所(GL+5m以下)幅2m+8m>9.2mのため後退距離の緩和はない
  • 隣地高さ制限に抵触しない位置に塔屋を計画
代替進入口について

高さ31m以下の部分にある3階以上の階、道または道に通ずる幅員4m以上の通路その他の空地に面する各階の外壁面に設ける。直径1m以上の円が内接するものまたは幅75cm、高さ1.2m以上で外壁面の10m以内ごとに開口部を設ける。ルーバー等設置不可。

基本の考え方

補足は必ず書く、書かなければ最悪失格とも指導される部分です。図面1つにつき2つ程度は書くよう指導されると思います。

まず

  • 景観や眺望
  • 自然通風と自然換気
  • 採光

このあたりは矢印を書いて、『眺望』とか『採光』と書くだけでもいいので、サッと書く。時間もかかりません。

次にアプローチや環境負荷低減、受付の位置について。ここも毎回同じような内容になるので書きやすいはず。

その上で室の配置や動線について。ここで書くことが思いつかなかったらバリアフリーや設備(ここも毎回同じような内容になるから)について書くようにすると1図面につき2つ以上書けるはずです。後は時間との問題ですね。

まとめ

以上、補足に関してでした。

今回こうやって自分でまとめてみると、一切迷うことなくスラスラと書けるようになったので、補足のときに手が止まる場合は自分なりにまとめてみるのが一番だと思います。

構造や環境負荷低減あたりは記述の内容とも被るので、記述でも内容、表現が割とスラスラ出てくるようになりました。

記述、補足が苦手な場合は一度過去の課題を全部まとめて書き出してみることをおすすめします。

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