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瓦の葺き替えはいくらかかる?1㎡あたりの単価と全体の費用とは

hayatoteramae
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瓦の葺き替えにかかる単価と費用

 

住宅の耐久性を下げたくないのなら、劣化してきた瓦はきちんと修理や葺き替えといった工事をしなくてはいけません。

 

しかし、工事も無料でできるわけではありませんから、どのぐらいの費用が掛かるのかというのは正直言って気になるところですよね。

 

今回は、瓦の葺き替え工事にかかる単価や費用の内訳についてご紹介します。

瓦の葺き替えは1㎡でおおよそ単価が決まっている

瓦屋根の葺き替え工事については、全国の瓦事業組合でそれぞれに標準価格表というものを作っているようです。

 

【参考】瓦葺き替え、葺き直し価格

 

こちらは平成23年度、千葉県の瓦販売工事事業組合のものですが、地域ごとに廃棄物の処理料金などは変わるものの全国でもおおよそ同じような価格であると考えられます。

 

この表で行くと、瓦屋根の葺きなおし自体は1㎡5,000円、その他付随する工事や材料の費用をまとめると4,000円~となっています。合わせると、1㎡あたりの単価は大体10,000円からと考えていいようです。

 

一般的な住宅の屋根の広さは100㎡ほどなので、屋根の葺き替え工事の費用は全体で100万円以上かかるということですね。

瓦葺き替え工事にかかる費用の内訳は?

瓦の葺き替えにかかる費用の内訳

 

瓦を葺き替えるのにはかなりの費用が掛かるということが解りましたが、その内訳はどのようになっているのでしょうか?細かく見てみましょう。

 

  1. 既存屋根材の撤去・処分
  2. 屋根の下地の補修や防水シート
  3. 新しい屋根材の代金
  4. 屋根の葺き替えに付随するその他の工事
  5. 足場の設置費用や工事管理費、その他諸経費

 

このようになっています。

 

全国であまり費用が変わらない部分として、新しい屋根材の代金、葺き替えの工事費用などが挙げられます。一方で、古い屋根材の処分費用はごみの処理料金が全国各地で異なるため、一概にいくらとは言えない部分です。

 

勿論、瓦の種類やグレードによっても工事費用は上下します。一番安いのがスレートで、葺き替え1㎡4,000円から、高いのはいぶしの和瓦で1㎡7,000円からとなっています。今までと同じ瓦では工事費用がかさみすぎるという場合は、瓦の特徴をよく知った上で別の瓦にするという方法で工事費用を抑えることもできます。

 

【参考】瓦屋根には3つの種類がある!リフォームや修理に役立つ瓦屋根の知識とは

 

業者から提示された費用に納得がいかない場合は、細かい費用の内訳を提示してもらいましょう。しかし、あまり費用を下げることにこだわり過ぎると、その後の屋根の耐久性も心配なところですので、コストのバランスがいいところで決めることが大切です。

瓦から別の屋根材へ葺き替える場合の費用は?

簡易的に家屋の耐震性を上げるために、重たい瓦ではなく軽い金属へ葺き替えるという工事も多くなっています。特に、人気のガルバリウム鋼板に変更する場合はどのぐらいの費用が掛かるのでしょうか?

 

工事の内容は、新しい屋根材が瓦からガルバリウム鋼板に変更された以外はほとんど変わりありません。ガルバリウム鋼板の施工費用は1㎡あたり5,000円からとなっています。なので、瓦の葺き替え工事とあまり価格に差はなく、すべての費用込みでの平均単価は1㎡あたり10,000円~12,000円程です。

 

このことから、屋根葺き替えの費用を抑えるという面では、ガルバリウム鋼板に変更しても意味がないということになります。あくまで、耐震性を上げるためのリフォームということです。

まとめ

人生を長く共にして来た住宅ですから、やはりリフォームをしながら最後まで大切に住んでいきたいですよね。瓦の葺き替えは大工事ですが、屋根について気になることが出てきたら業者に点検をしてもらいましょう。

 

住宅を長持ちさせるためには屋根は重要な個所ですから、適宜リフォームをしてしっかりと耐久性を持続させて行くことが大切です。

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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