屋根
PR

屋根のリフォームにかかる費用はどのくらい?目安金額と事例をご紹介!

hayatoteramae
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

そろそろ屋根のリフォームを考えなければいけないという時期に来たとき、一番気になるのはその費用についてですよね。なるべくなら費用を抑えたいけれど、あまりにも安いと耐久性や耐用年数に不安を感じてしまいます。

今回は、知っておきたい屋根のリフォームにかかる費用の目安について調べてみました。実際に屋根をリフォームした事例もご紹介しますので参考にしてみてください。

屋根のリフォーム方法と費用

リフォーム法別に見る費用の目安と特徴
屋根のリフォーム価格にはとても大きな幅があり、その価格帯は30~200万円、中心価格帯は50~100万円です。

屋根のリフォームには大きく分けて3つの方法があります。リフォーム方法によっても費用は異なりますので方法別に見ていきましょう。

1.屋根の塗装

費用:25万円~120万円

屋根のリフォームで一番費用が抑えられるのは塗装です。塗装のメリットは、安価で工事日数も少ないのに屋根の耐久性を保つ・または高めることができるという点です。

費用は選ぶ塗料によって変わってきます。塗料は安いほど耐久年数が短く、高いほど耐久年数も長く、高機能となっています。費用や機能を考え、どの塗料がいいのか考えてみてください。

外壁塗装は塗料の種類によって大幅に単価が変わる!特徴と単価のバランスが重要! 外壁塗装をする際、どんな塗料を選ぶのか悩む人は多いと思います。どんな色にしようかというのも迷うところですが、じつは重要なのは色よ...

2.重ね葺き(カバー工法)

費用:50~120万円

次に費用が掛からないのは重ね葺き(カバー工法)です。これは元々の屋根材の上から新たな屋根材を乗せるという方法で、全く新しい屋根になるのに費用は次にご紹介する葺き替え工事よりも安価にできるという特徴があります。(ただし、使用する屋根材によって金額は変わります)

この工事ができるのは既存の屋根材がスレートや金属屋根の場合で、瓦屋根では行えません。

注意したいのは、この方法だと単純に屋根の重量が増えるので耐震性が低くなることです。選べる屋根材は軽量なものに限られてしまうのでご注意ください。

3.屋根の葺き替え

費用:70~140万円

最後は屋根を葺き替えるリフォーム法です。屋根のリフォームの中で一番費用は掛かりますが、屋根の外部だけではなく内部まで新しくするので一度行うと長い間リフォームの必要がなくなります。

一度にかかる費用は高額ですが、長い目で見るとリフォームの回数が減るので節約につながる可能性も高いです。

カバー工法とは違い、屋根材も好きなものを選ぶことができるので、最新の機能性に優れた屋根材へ変更することが可能です。屋根材については次の章でご説明します。

屋根のリフォームはなぜ高額になるの?

屋根のリフォームはリフォームの中でも高額の部類に入ります。その理由は、作業の効率や安全性のために足場を組む必要があるからです。

家の大きさによっても足場代の費用は異なりますが、2階建て住居の場合でだいたい20万円ほどです。3階建ての場合、より高い位置に足場を設置する必要があるのでさらに3万円ほどプラスになります。

足場はリフォームするたびに組まなくてはいけないのでリフォームの回数を減らすのが最も節約になります。耐久性の高い屋根材を使用する、屋根と壁を同時にリフォームするなども検討してみてはいかがでしょうか。

3階建ての外壁とサッシを下から見上げる
外壁塗装の相場は3階建てだとどのぐらい?足場の費用で高くなる?近年、狭い土地でも満足のいく生活ができることから3階建ての住宅が人気を集めています。が、3階建てとなると外壁のメンテナンス費用はどうなの...

屋根材ごとに費用や特徴も異なる!

屋根のリフォームにおいて重要なのは、どのような屋根材を使用しているかという点です。屋根材ごとにその特徴は異なり、リフォームにかかる費用にも違いが出てきます。

スレート屋根

スレートは単価が安く扱いやすい屋根材ですが、耐久性が低く塗装も短い間隔で行わなければいけないという特徴があります。スレート自体が軽く薄いため割れやすく、補修が必要になることもよくあります。

スレートの耐用年数は約20年、10年ごとの塗装が必要です。

屋根のリフォーム費用!スレートはいくらぐらいが目安?
屋根のリフォーム費用!スレートはいくらぐらいが目安? スレートは単価が安いので、新築時に屋根材に採用した方も多いのではないでしょうか。 しかし、初期投資は抑えられても定期的...

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は近年注目を集め、外壁や屋根でも採用されることが増えてきている建材です。アルミニウム・亜鉛・シリコンが合わさってできているので耐久性に優れ、しかも軽く加工がしやすいという特徴があります。

その軽さから屋根材としては耐震性の観点から採用されることが多く、耐用年数も50年以上と丈夫さは折り紙付きです。

和瓦

和瓦は耐久性や防水性の高い、優秀な屋根材です。メンテナンスもほとんど必要ありませんが、瓦自体が重たく耐震面では弱いというデメリットもあります。

瓦には釉薬瓦やいぶし瓦といったような種類が存在していますが、いずれも耐用年数は50年以上ととても長い間使える屋根材です。ただし、屋根の内部は築年数とともに劣化していくため、30年ほどで屋根の葺き替えが必要になります。

瓦が劣化して屋根のリフォームが必要になったら費用はどのぐらいかかる?
瓦が劣化して屋根のリフォームが必要になったら費用はどのぐらいかかる? 瓦が色褪せているのがパッと見でわかる、崩れてきてボロボロ・・・など瓦の劣化が激しい場合、屋根全体のリフォームを視野に入れ...

屋根のリフォーム事例をご紹介!

最後に、実際に屋根をリフォームした方の事例をご紹介していきます。費用が分かるものは費用も記載しておきますので、参考にしてみてください。

屋根の塗り替えリフォーム事例

こちらの事例では遮熱機能のある塗料を使用してリフォームしています。ただ塗り替えるだけでなく住まいのお悩みを解消できるリフォームというのはいいですね。

塗装で雨漏り解消!省エネで明るいお家|リショップナビ

費用:100万円(外壁塗装、ベランダリフォームを含む)

こちらのお宅は屋根だけでなく外壁とベランダのリフォームも同時に行っています。一度に払う費用は高くなりますが、別々に行うよりも足場代が節約になるのでおすすめですよ。

屋根の重ね葺き(カバー工法)リフォーム事例

こちらは防水と断熱の機能のある屋根材で重ね葺きをしています。耐久性が高くなるので屋根が長持ちしそうですね。

屋根の診断を行い、カバー工法のリフォームを行った事例です。カバー工法の手順も紹介されているので参考にしてみてください。

屋根の葺き替えリフォーム事例

地震対策として、軽量化した屋根に葺き替えリフォームをした事例です。

雨漏りがあったため、葺き替え工事をした事例です。工事の手順なども載っているので参考になると思います。

まとめ

屋根のリフォームには

  • 塗り替え
  • 重ね葺き(カバー工法)
  • 葺き替え

という3つの方法があります。塗り替えが一番安く、葺き替えが一番高額になるのが一般的ですが、選ぶ塗料や屋根材によっても変わってきます。費用の目安を紹介しましたが、家の面積や立地条件などによって費用は異なりますので詳しくは見積もりをしてみてください。

屋根のリフォームは足場代がかかるため、リフォームの中でも高額になります。足場代はリフォームするたびにかかる費用のため、外壁などのリフォームと一緒に行う、耐久性の高い屋根にするなどリフォーム回数を減らすことが結果的に節約につながります。

【決定版】本当に安心できるリフォーム会社の選び方と知っておきたいウラ事情
【保存版】本当に安心できるリフォーム会社の選び方と知っておきたいウラ事情このページでは絶対に後悔したくない人のためのリフォーム会社の失敗しない選び方と、同時に必ず知っておかなければならない建築業界のウラ事情に...

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
Hayato.T
Hayato.T
サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
記事URLをコピーしました