リフォーム業者の探し方が分からない!?おすすめの方法をご紹介
もしご自宅をリフォームしなければいけなくなったとき、どのリフォーム業者に工事を依頼しますか?
近年リフォームの市場規模は拡大する傾向にあり、それに伴ってリフォーム業者の数も増加しています。無数にあるリフォーム業者の中から、自分に最適な業者をどうやって選べばいいのか、そもそもリフォーム業者ってどうやって探すの?と、途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のために、リフォーム業者を探す手段と探す際のポイントをまとめました。自分に合った、探しやすい手段を見つけてください。
こんなにある!リフォーム業者を探す手段
日常生活の中に、リフォーム業者を知る手段はたくさんあります。リフォームを検討している人は、普段から様々なものを注意して見てみましょう。「こんなところにリフォームを扱っている会社があったんだ!」と驚くかもしれません。
紙媒体
- 広告・記事
新聞や雑誌、公共の場に掲示されている広告で、リフォーム業者を知ることができます。その業者が手掛けた事例が記事として掲載されていることもあります。
- 書籍
リフォーム業者や建築の専門家が出版した本、リフォームに関する雑誌やムック本で、リフォーム業者を探すことができます。その業者の特徴・事例・こだわっていることなど、詳細まで知ることができます。
- チラシ・DM
近くにあるリフォーム業者のチラシやダイレクトメールが、郵便受けに投函されることがあります。サービスの内容や商品価格を知ることができます。
- 電話帳
業種別の掲載ページでリフォーム業者を探すことができます。部分リフォーム希望であったり、太陽光発電システムの設置を希望の場合は、専門業者を探すこともできます。自宅近くの地域にどんな業者が存在するのか、網羅的に知るのに役立ちます。
メディア
- テレビ番組・CM
リフォームに関するテレビ番組やコマーシャルで、リフォーム業者を知ることができます。ただしテレビからの情報は、極端な例やイメージだけを切り取ったものも多く含まれています。
- インターネット
インターネット検索で、リフォーム業者のホームページや口コミサイトなど、知りたい情報を能動的に知ることができます。
リフォーム業者の紹介サイトもあります。サイトが独自に設定した登録基準を満たした業者を紹介してくれるというサービスで、希望する条件に近い業者を探すことができます。
勧誘
- 電話営業
自宅の電話に、リフォーム業者から営業の電話がかかってくることがあります。興味がある場合は、その場で担当者に質問することもできます。
- 訪問販売
自宅に直接、リフォーム業者が訪ねてきて工事の勧誘をする場合があります。中にはかなり強引な営業や、必要のないリフォーム工事を勧める悪質な例もあるので注意が必要です。
紹介
- 知人やOBからの紹介
知人にリフォーム業を営んでいる人がいる場合は、相談に乗ってもらったり、直接工事を依頼したりすることができます。リフォームをしたことがある人に話を聞いたり、工事してもらった業者を紹介してもらったりする方法もあります。
自分の足で
- 看板・店舗
出かけた際に、看板や店舗を見てリフォーム業者の存在を知ることもあります。最近はホームセンターや家電量販店でもリフォームを取り扱う店舗があるので、買い物のついでにリフォームの情報を得ることもあるはずです。
- 工事現場
実際にリフォーム工事の現場があったら、工事予定がかかれた看板などから業者名を知ることができます。一緒に現場の雰囲気や職人さん達の作業の様子も確認することができます。
- 見学会
業者によっては、リフォーム工事が完了したお宅で完成見学会を開くことがあります。その業者が手掛けた生の事例を間近で見ることができ、担当者に話を聞くことができます。
探すときのポイント
リフォームの目的を明確に
リフォーム業者を探す際に、リフォームでどこをどう変えたいのかはっきりさせておきましょう。
例えば「キッチンのリフォーム」であれば、「キッチンが古くて使いにくい」と「キッチンに匂いがこもって困る」では、必要な工事が異なります。またキッチン本体と床や壁も含む全体をリフォームしたいのか、設備や配管の交換だけでいいのか、それにより最適な業者も違ってくる可能性があります。
リフォームの目的と範囲をしっかり決めてから、業者を探しましょう。
業者をリスト化しよう
気になる業者があったら情報をストックして、一覧表を作りましょう。業者の情報や事例、どの点が気に入ったかなどを整理して比較できるようにまとめておくと、依頼先を絞り込むときに役立ちます。
知識を深めよう
リフォームについて学ぶのも大切なことです。何も知らずテレビやインターネットの情報を鵜呑みにしてしまうと、自分に合ったリフォーム業者を探すことは難しくなります。工事が終わってから「こうすればよかった」「こんな選択肢があったなんて知らなかった」と後悔しないように、リフォームの知識をまとめた本やインターネットのサイトを見て勉強しておきましょう。
探すときの注意点
いきなり一社に絞らない
「雑誌で見たリフォーム事例がとても素敵で一目惚れ。よし、このリフォーム業者に決めた!」ということもあるかもしれません。しかしどんな会社にも得手不得手はあり、良さそうに見えても自分の希望のリフォームと合っているとは限らないのです。直感は大事ですが、できれば様々な手段を利用して、いくつかの業者を見てみましょう。
広告に惑わされない
広告はもちろん、新聞・雑誌の記事や書籍には、企業の宣伝が多く含まれています。第三者が書いたようなレポート記事であっても、企業の広告であることも多いのです。テレビ番組やCMも同様で、演出が多分に含まれています。
それだけを見て「きちんとした会社みたいだし、とても良さそう!」とすぐに飛びつくと危険です。どんな業者にも不得意分野や弱い部分はあります。イメージだけで決めずに、その業者の様々な側面を冷静に見るようにしましょう。
意思を強く持とう
リフォーム業者を探す過程で、しつこい営業や強引な勧誘を受けることがあるかもしれません。また業者と知り合いだったり、知人に紹介してもらったりすると、不明点を尋ねにくい・断りにくいということもあるでしょう。
リフォームは我が家や家族に関わる重要なことですので、意に添わない営業はきっぱりと、義理のある相手には誠意を持って自分の意思を伝えましょう。流されるままに進めてしまうと、必ず後悔することになります。
まとめ
リフォーム業者を探す手段は、身の回りにたくさんあります。しかし情報が多過ぎると、混乱して何が何だか分からなくなってしまいます。そうならないように、リフォームの正しい知識を学んでおくことが大事です。
自分で探してみたけど、どの業者がいいのか1人では判断できないという場合は、プロに相談するのも1つの方法です。厳しい基準を満たす優良店を紹介してもらって、リフォームを成功させましょう。
参考書籍:
ホームプロ成功リフォーム研究会(2005)『これで安心! リフォーム業者選び 50のコツ』出版文化社