減築について
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二階建てを減築する費用は?平屋で始める新しい暮らしのススメ

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二階建てを減築する費用は?平屋で始める新しい暮らしのススメ

 

「減築」をご存知ですか?家の規模を小さくするリフォームを減築と言います。

 

リフォームと言えば増改築が真っ先に思い浮かぶかと思いますが、今自宅を所有する50代を中心に「減築」への関心が高まっています。しかし減築はまだ広く知られてはおらず、事例も少ないのが現状です。

 

減築のメリットや費用についてご紹介します。

減築への関心が高まっている

国土交通省が2010年に発表した減築に対する意識調査の結果から、持ち家戸建世帯の42%「減築に関心がある」ことが明らかになりました。半数近くの世帯が減築を意識していることになります。

 

また減築を検討する理由として「子供の独立」「家族の体が不自由になったら」というタイミングが上位に挙げられました。確かに夫婦2人だけなら広い家は不要かもしれませんし、体が不自由になったとき階段の昇り降りが大変な2階部分は持て余してしまいます。

 

減築に関心を持つ理由はそれだけではありません。続いて、減築に関心のある人が感じている「現住まいの課題」と、「減築に期待する効果」を見てみましょう。

 

 減築に関心がある人が感じている『現住まいの課題』 耐震性
気密性と断熱性
部屋数が多く掃除が面倒
 減築に関心がある人が期待する『減築の効果』 日常管理をしやすく
バリアフリー
メンテナンスコストの節約
耐震性を向上させる
冷暖房費を節約

 

住まいをコンパクトにすることで生活を効率化するだけでなく、耐震性や断熱性の向上も期待できるのです。メリットが多く魅力的に感じられる減築ですが、やはり気になるのは費用面。この調査でも、多くの人が減築の工事費に不安を感じていることが明らかになりました。

 

〈参考〉国土交通省~減築による地域性を継承した住宅・住環境の整備の整備に関する研究~

減築費用の目安

減築費用の目安

 

二階建てを平屋にする減築について、費用をご紹介します。

 

  • 2階の床の撤去費用 43,000円~/㎡
  • 屋根の新設費用    45,000円~/㎡

 

その他の諸費用(足場の設置や養生等)を併せると、費用はおよそ100万~500万円が相場です。減築工事だけではなくリフォームも同時に行う場合は、1,000万~2,000万円必要となります。

 

現状の基礎に問題がなく建物の構造がしっかりしていれば、建て替え工事の7~8割の費用で済む場合が多いです。ただ、減築する範囲が広い、複雑な構造で工事が困難な場合は費用が高くなります。

 

また減築のプランによっては、自宅を出て仮住まいをしなければいけないこともあります。その分の費用も考慮しておく必要があります。

減築して、本当に住まいが快適になるか?

家を新築するよりは安いとは言え、多額の費用を払って減築することで、本当に暮らしが良くなるか不安に思っている方もいらっしゃると思います。

 

減築に関心がある世帯の不安の声を受けて、国土交通省が様々な減築のパターンを定量的に比較して、効果を検証しました。その結果、以下の効果が期待できるという結果が明らかなりました。

 

  • 耐震性の向上
  • メンテナンスコストの軽減
  • 冷暖房費用の軽減
  • 条件によっては環境性(日当たりや風通し)が良好に

 

〈参考〉国土交通省~減築による地域性を継承した住宅・住環境の整備の整備に関する研究~

 

 

また、減築によって生活の満足度が上がったという事例もあります。

[normal_box color=”black” border=”b2″]減築の事例についての詳細はこちら:

家を大きくするだけがリフォームじゃない!減築のメリットと事例[/normal_box]

まとめ

減築して自宅への不満が解消し、より豊かな生活を送れるようになればとても素敵ですね。

 

限りある予算の中で減築リフォームを成功させるには、現状の問題点を明らかにして工事計画を立てることと、リフォーム後のミニマルな生活をはっきりと思い描くことが重要です。

 

そして、暮らしに対する価値観を理解してくれる工事担当者を見つけること。充実したセカンドライフを送るために、その手助けをしてくれる優秀な工事店を探しましょう!

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  1. 村田英雄

    私は新築の際平屋建てで建築しました。
    然し建築時大工さんと話し合いの末、将来二階がを増築する場合を考え、
    一般的に平屋の柱に使用する柱より太い四寸角の柱を使用しました。
    従って駐車スペ-ス2台分を作ると庭は僅かしか残りません。
    然しながら、普段に家族が使う部屋の他、子供二人分の部屋を備えていれば
    それで十分だと考え二階建てにはしませんでした。
    何故かというと、いずれ”減築”の問題が発生する事が予見できたからです。
    子供が小さい時は、階段より落下の心配をし、子供が巣立っていった後は
    普段使用しない部屋の掃除・換気等の管理が必要になってきます。
    又、その頃になると私達二人もいずれ足腰が弱くなり満足に二階の部屋に
    行く事もなくなるとだろうと考えていたからです。
    その他に地震対策も考えざるを得ませんでした。
    私は実家が二階家だった為、地震が有ると結構揺れが激しい事に普段から
    気づいていたからです。
    案の定東北地震の時、私の家は殆ど被害が無かったのですが、
    近所の二階家は殆どの家で瓦が落ちたり破壊される被害が発生しました。
    又、家自体にも被害が発生し壁にひびや割れが発生しました。
    従って今回の”減築”の意見には、賛同する内容が多かったと感じています。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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