リフォームのための引っ越しはどのくらい費用が掛かる?
全面リフォームなど大規模なリフォームを行う際、一時的に仮住まいに引っ越しをしなくてはいけないことも多いです。
ただでさえリフォームにお金を使いますが、引っ越しにはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか?
リフォームのための引っ越し
リフォームのための引っ越しは、
- 自宅→仮住まい
- 仮住まい→自宅
の2回行わなくてはいけません。それぞれ別の業者にお願いすることもできますが、同じ業者にお願いすれば割引してもらえるケースもあります。見積もりも一度で済むので同じ業者に頼んだ方がいいでしょう。
費用はどのくらい?
引っ越しの費用は距離や荷物の量によっても変わってきますが、仮住まいへの引っ越しでしたら15km以内の近場のケースが多いでしょう。
●15km以内に家族4人で引っ越しする場合
1回分の費用 | 合計 | |
繁忙期(1~4月、8月、9月) | 10万円程度 | 20万円程度 |
通常期(5~7月、10~12月) | 6万5千円程度 | 13万円程度 |
参考:いい引っ越し.com
というのが相場です。引っ越しの費用は荷物の量によって変わってきますので、なるべく荷物を少なくするというのも費用を抑えるポイントです。
「建て替えパック」もおすすめ
しばらく使わない荷物をどこかに預けようと考えている人は、往復の引っ越し料金+荷物預かりがセットになった「建て替えパック」がおすすめです。
もちろん別にトランクルームなどを借りることもできますが、建て替えパックを使えば手続きが一度で済むので楽ですよ。
引っ越し業者の建て替えパックについて詳しくはこちら。
引っ越し費用を安く抑えるコツ
リフォームのための引っ越しに限ったことではありませんが、引っ越し費用はコツを抑えれば安く済むこともあります。リフォームでバタバタしているときに全部実践するのは難しいかもしれませんが、参考にしてみてください。
1,引っ越し時期を検討する
先ほどもお話しした通り、引っ越しには繁忙期と通常期がありますが、同じ月の中でも日によって値段は変わります。
引っ越し費用を抑えるには
- 平日
- 月の初め
を選ぶようにしましょう。家賃などの関係で月末に引っ越しをする人が多いため、月の初め~中旬の方が引っ越し費用は安く抑えられます。候補日をいくつか考えておいて見積もりの際に「●日と×日だと料金変わりますか?」と引っ越し業者に聞いてみるのもおすすめです。
また、
- 1カ月以上前に見積をする
- お任せプラン・フリープランを利用する
というのも引っ越し費用を抑えるコツです。お任せプラン・フリープランというのは引っ越し開始時間を指定せず、業者にお任せするプランです。引っ越しの数日前に詳しい時間が決定します。荷物が多い場合や長距離の引っ越しの場合は不向きですが、リフォームのための引っ越しなら遅い時間になってしまってもそれほど困らないのではないでしょうか。
2,複数の業者に見積依頼をする
よく言われていることですが、1社だけで決めてしまうのではなく複数の業者に見積を依頼すると安い業者に合わせて割引してくれることがあります。訪問見積もりではなく、インターネット見積もりで出た料金を伝えて割引してもらったこともありますよ!
訪問見積もりを行う際はなるべく同じ日や近い日付で行いましょう。
以前引っ越しの見積もりをした際、1社目と2社目の訪問日が5日ほど空いてしまいました。1社目の見積もりが出た際、もう1社検討していることを伝えたのですが5日空くと今提示した料金のままというのは難しいとのことでした。
ちなみに、この時は当日に決定すれば見積金額からさらに割引をしてくれるということだったので結局1社目に決めてしまいました。
3,正確な荷物の量を伝える
引っ越しの費用は荷物の量で決まります。荷物の量によって使用するトラック、作業員の数が決まるからです。
家具の大きさや荷物の量をあいまいに伝えてしまうと、引っ越し業者さんは「この人あいまいだな、実際はもっと荷物があるかもしれないので大きめのトラックにしよう」と必要以上のトラックを用意してしまうことがあるんです。引っ越し当日になって荷物が入らなくては困りますからね。
荷物のサイズ、段ボールの量などを正確に伝えればちょうどいい大きさのトラックを手配してもらえます。電話やインターネットで見積もりをする場合は家具のサイズを測って伝えるといいですよ。
<段ボールは自分で手配しない方がいい?>
業者によっては段ボールが有料なので自分で手配しようとする人もいると思いますがあまりおすすめしません。自分で手配する段ボールは大きさがバラバラなので荷物が積みにくく業者は嫌がります。重ねにくいので大きめのトラックになってしまうことも。
段ボールは業者で用意してもらうことをお勧めします。また、使用済みの段ボール(ほかの方が引っ越しで使用した段ボール)なら無料でもらえることもあるので問い合わせてみてください。
仮住まいの費用も一緒に考えよう!
ここまで引っ越し費用のお話をしてきましたが、リフォームのための引っ越しの場合、仮住まいの費用も掛かってきます。ですから引っ越し代だけでなく、仮住まいの費用も一緒に考えていきましょう。
普通に賃貸マンションを借りた場合、
家賃 | 10万×3か月=30万円 |
---|---|
敷金・礼金 | (家賃の2か月分として)20+20万円 |
仲介手数料 | (家賃の1か月分として)10万円 |
諸経費 | 10万円 |
引っ越し代 | 10万円×2回=20万円 |
合計 | 110万円 |
合計100万円越えという出費になってしまいます。
ウィークリーマンションやマンスリーマンションを利用すれば、家賃は比較的高くなりますが、諸経費が賃貸マンションよりも安く済むことが多いです。
仮住まいの引っ越しは「引っ越し費用だけ」「家賃だけ」を見るのではなく、合計でいくらになるのかを考えて検討しましょう。
引っ越し代の項目で「荷物を少なくすれば引っ越し代が安くなる」とお話ししましたが、荷物を少なくすれば借りる部屋も小さくなりますので家賃も安くなるんですよ。リフォーム中の数か月間だけですので仮住まいや引っ越しにはあまり費用をかけず、なるべく安く抑えたいですよね!
まとめ
リフォームのための引っ越しは、
- 自宅→仮住まい
- 仮住まい→自宅
の2回行わなくてはいけません。
15km以内に4人家族が引っ越しをする場合は往復で13万円~20万円というのが相場です。往復同じ引っ越し業者を利用すれば見積もりが一度で済みますし、割引をしてくれる場合もあります。
引っ越し費用を抑えるコツも紹介しましたので参考にしてみてください。
荷物の一部を預けることを考えている人は「建て替えパック」を利用するのもおすすめですよ。
また、リフォームのための引っ越しは、引っ越し代だけでなく、仮住まいの費用や荷物預かりの費用も含めて総合的に考えるようにしましょう。荷物を少なくすれば全体的に費用を抑えられるので、不要なものはこの機会に処分してしまいましょう!