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床のきしみ、床鳴りがする原因は?修理の事例を見てみよう!

ooba1809
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床を歩いているとキシキシ、ミシミシ、コンコンなど音が鳴ることを床鳴りといいます。床がきしむ原因や床鳴りがする原因は何なのでしょうか?

音の種類によって原因は変わってきます。きしみ・床鳴りの原因と修理について見ていきましょう。

床のきしみ・床鳴りの原因は音の種類で判断!

床のきしみや床鳴りの原因は、様々。表面上の問題から床下が原因の場合まであります。特に床下に原因がある場合、放置してしまうと床が抜けるなど重大な被害につながってしまうことも。まずは音の種類を判断しましょう。

「キシキシ」「パキッ」という高い音

床が「キシキシ」「パキッ」な度高い音がする場合は、床材、もしくは床材の表面に近い場所に原因がある可能性が高いです。

一枚板を使った無垢フローリングは、一般的な合板フローリングよりもきしみやすいです。乾燥や湿気が原因でフローリングが収縮・膨張しやすんですよね。収縮・膨張することで木材のつなぎ目に隙間ができたり、こすり合って音が鳴ってしまいます。

合板フローリングの場合は経年劣化で板を張り合わせた接着剤が剥がれたり、劣化することで床がきしんでしまいます。

「ミシミシ」「ギシギシ」という低い音

「ミシミシ」「ギシギシ」という低い音がする場合は、下地材や構造材に問題がある可能性が高いです。床下には大引き(おおびき)と根太(ねだ)という木材が格子状になっています(参考)。等間隔で水平に並べるのが基本ですが、間隔が広すぎたり、水平でないと床がきしんでしまいます。

最近の家はビスで固定しているためきしみが起こりにくいですが、古い家の場合はクギが使われています。経年劣化でクギの周りの木材がやせてしまうときしみの原因になります。

低い音が鳴っていてかつ、

  • 部屋の中心部分が凹んでいる
  • 重い家具の下が沈んでいる

という場合は下地がかなり傷んでいて被害が広範囲に及んでいる可能性が。家全体を一度見てもらうとよいでしょう。

また、水廻りの床がふわふわしてきしむという場合はシロアリが原因の場合も。こちらも注意してください。

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「コンコン」「コツコツ」という音

「コンコン」「コツコツ」という低くも高くもない音の場合、原因が床の表面なのか、床下なのか判断ができません。一度床下をチェックして確認する必要があります。まずは業者に依頼しましょう。

音の高い低い、種類などが自分ではよく分からないこともあると思います。自己判断で放置してしまって床下で被害が広がっていた…なんてことになると大変です。あくまで音の違いは目安として、一度業者に見てもらった方が安心ですね。

床のきしみ・床鳴りを修理した事例

それでは床のきしみ・床鳴りの修理方法と実際の事例を見てみましょう。

床の表面に原因がある場合

床の表面や下地にトラブルが起こっている場合、以下のような修理を行います。

接着剤が剝がれている場合 潤滑油やスプレーの塗布 約5,000円
隙間ができている場合 補修材の注入 約15,000円~20,000円

参考:家工房マガジン

潤滑油やスプレーの塗布、補修材の注入は床材を剥がさずに修理できるため、比較的安価に修理することができます。

さらに床材を張替える場合は別途費用が掛かります。

https://hapisumu.jp/floor-a368231/

修理の実例

トイレの床に床鳴りがあったので修理をしました。床を剥がして下地を組んでいます。クッションフロアからフローリングに変更しました。

こちらは床のきしみを解消するために補強材を入れ、床を張替えています。一緒にトイレの交換もされています。

リビングの床のきしみが気になり修理した事例。補強をした後、重ね張りで床材を替えています。

床下に原因がある場合

床下に原因がある場合は以下のような修理をします。

床板が浮いている場合 金具の締め直し・ビス打ち 約10,000円~15,000円
床下の一部に腐食がある 根太(ねだ)の補強 50,000円~100,000円
床下全体に腐食がある・シロアリの被害がる 床下全体の補修 500,000~800,000円

参考:家工房マガジン

金具の締め直し・ビス打ちは床下ではありますが、床材を剥がせばすぐに作業ができるので比較的安価です。

フローリングの浮きについてはこちらの記事もどうぞ。

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床下の土台部分が原因の場合、「きしみが起きている場所に辿り着くための工事」と「きしみの補修」の2つの工事を行う必要があり、費用も高くなってしまいます。

場合によっては床下から補修ができる場合もあります。床下からの補修であれば「きしみが起きている場所に辿り着くための工事」がなくなるので費用が抑えられます。

部分補修と全面補修で金額は大きく変わりますね。全面補修となると高額になってしまうので、きしみや床鳴りに気が付いたら早めに補修することで被害を最小限にとどめましょう。

修理の実例

こちらは床下の根太の木が痩せたことで起こっているきしみでした。ビスを締め直し軋みが解消しました。
こちらは賃貸マンションのオーナーさんからのオファー。床下を開けて確認したところ、床下に隙間がありきしみの原因になっていたことが分かりました。補強をし、床材も張替えています。

こちらは家の数カ所できしみや床鳴りが起こっていた事例。なるべく安く済ませてほしいということで床下からの補修をしています。

床のきしみの対策方法は?

床のきしみ・床鳴りは経年劣化によって起こることもありますが、普段の生活で気を付けていると予防になります。

  • 水をこぼしたらすぐに拭く
  • 床掃除には水を使わない(水拭き含む)
  • 部屋の湿度を一定に保つ(加湿器・除湿器の使用)
  • ワックスを定期的にかける
  • 床の上にカーペットやラグを敷く

床材、特にフローリングなどは水に弱いので水をこぼしたらすぐに拭き、掃除でも水拭きは避けましょう。水拭きすることで床が湿気を吸ってしまい膨張の原因になってしまいます。

また、乾燥や湿気も膨張や収縮の原因になるので適度な湿度を保つようにするといいですね。

さらに水廻りや大きな家具の近くなど気になるところにはマットやラグを敷いておくのもおすすめです。

きしみや床鳴りだけでなく、浮きや沈みなどの床のトラブルの予防にもなるのでぜひ試してみてください。

まとめ

床のきしみや床鳴りについて見てきました。きしみや床鳴りは経年劣化で起こることが多いですが、中には新築でもきしみが起こる場合があります。

きしみや床鳴りの原因は様々あり、原因によって対処法も異なります。

床の表面のトラブルだけでなく、床下にトラブルが起こっている場合もありますよ。放っておかず、一度業者に見てもらうことをおすすめします。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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