壁・床

子供部屋に壁を作って分割するリフォームの費用は?壁を作る以外の方法も!

子供が小さいうちはみんな一緒の部屋でよくても、小学校高学年から中学生くらいになると個室を欲しがる子供も増えてくると思います。子供部屋に壁を作って分割し、それそれの個室を作る人も多いですよ。

今回は子供部屋を分割するリフォームについて見ていきましょう。

子供部屋に壁を作って分割するリフォーム費用

壁を作るリフォームの相場は、もともと二部屋にすることを想定していたかどうかによって費用が大きく変わります。

元々二部屋にすることを想定していた場合

費用:10~15万円前後(参考)(参考

元々二部屋に想定して、ドアや収納、照明、エアコン設備などを各部屋に作っている場合、単純に仕切りの壁を作るだけでOK。ですから費用は意外と安く抑えることが可能です。

将来また一部屋に戻すことも考えている場合は撤去しやすい壁を選ぶこともできますよ。

広めの1部屋を2つの部屋にする場合

費用:33~100万円前後(参考)(参考

元々部屋を分割することを想定していない場合、壁を作る工事以外に以下の工事が追加でかかってきます。

  • ドアの設置
  • 電気工事(照明、コンセント、エアコンの設置など)
  • 配管工事
  • 内装工事
  • クローゼットの造作

など。工事内容が一気に増えるのでその分費用も高額になりますね。ドアや電気などせめて1つはそのまま流用できればいいですが、場所によっては取り壊して一から作り直すことになるので余計に費用がかかってしまいます

壁を作る以外の方法で分割することも可能!

壁を作ってしっかり二部屋に分けると、しっかり1人1人の個室になります。プライバシーをしっかり守りたい方には壁で仕分ける方法がベストでしょう。

ですが、

  • 将来的に一部屋に戻したい
  • 簡易的に2つに分かれていればOK
  • 個室にしたり広い部屋にしたり臨機応変に使いたい
  • 収納スペースも欲しい

という場合は壁を作る以外の方法で分割することをおすすめします。

壁を作る以外の方法で部屋を分割するには

  1. 収納で分ける
  2. カーテンやブラインド、扉で分ける

という方法があります。

収納で子供部屋を分割

費用:(オーダーメイドの場合)20万円前後(参考

床から天井まである壁面収納を壁の代わりに使って分割する方法です。キャスター付きの可動式収納を使えば簡単に移動することができます。市販の壁面収納で分けることもできますし、特注で作ってもらえばぴったりのサイズになりますね。市販の壁面収納は費用が抑えられる反面、分割も簡易的になってしまいます。

部屋を分けたい、かつ収納もほしいという方は収納で分割すれば一石二鳥です。

メリット

  • 部屋を分割してかつ収納も設置できる
  • 将来的に部屋を1つに戻すことも可能
  • 完全に分割せず、一部分だけ分割することも可能

デメリット

  • 壁に比べると音漏れ、光漏れがある
  • 収納の奥行き分、部屋が狭くなる
  • オーダーメイドだと壁の設置よりも高くなる傾向

カーテンやブラインド、扉で子供部屋を分割

費用:1~40万円(参考

カーテン、ブラインド、扉で部屋を分割する場合、選ぶ素材によって費用が大きく変わります。工事も半日から1日で完了するので手軽に部屋を分割することができますね。

ただ、その分仕切りも簡易的なものになり、しっかりプライバシーを守りたいという方には不向きです。

メリット

  • 簡単に仕切りを取り払うことができるので様々な使い方ができる
  • 不要になった時に簡単に撤去できる
  • 天井や床に隙間があるのでエアコンは一台でもOK

デメリット

  • 防音、遮光性はほとんどなく、プライバシーは守られがたい
  • パネルドアは費用の幅があり、場合によっては壁よりも高くなる

壁以外で部屋を分割する場合、DIYで行う人も。DIYについてはこちらをどうぞ。

子供部屋の間仕切りをDIYで!自分で分けるにはどんな方法がある? 小さい頃はきょうだいで同じ部屋を使っていても、子供が小学校高学年から中学生くらいになると個室が欲しくなってきますよね。 個...

子供部屋を分割したリフォーム事例

最後に実際に子供部屋を分割したリフォーム事例を見てみましょう。

壁を作って分割した事例

元々ドアの2つある大きな部屋でベニヤ板で簡易的に分割して使っていましたが、本格的な壁を作るリフォームをしました。壁の造作、壁紙の設置まで1日で終了していて費用も抑えられています。

元々2つに仕切ることを想定して作られた子供部屋だったので、壁を作るのみで部屋を分割することができました。工期は2日かかっています。

こちらも元々分割する予定で作った子供部屋。仕切り壁を造作し、コンセントも新たに設置しています。

それぞれの広さが同じになるようにきっちり分割したリフォーム事例。ドアの設置などは行っていませんが、それぞれの部屋に造作でクローゼットと本棚も設置しているため、費用が高額になっています。

屋根裏のスペースを開放的に子供部屋として使っていました。今回2つに分けドアも設置ししっかりした個室になりましたよ。将来元に戻すことも想定して壁を設置しています。

壁以外の方法で分割した事例

カーテン

広い空間の2箇所にアコーディオンカーテンを設置し、個室空間を作りました。(事例は介護福祉施設です)取っ手にロック機能が付いているので、普通のカーテンよりもプライバシーが守れますね。

限られたスペースの子供部屋を2つに分けるためロールカーテンを設置。簡易的ではありますが好きな時に上げ下げできるのは便利ですね。

子供がまだ小さいので、可動式のカーテンを間仕切りにして空間を広く開け放てるようにしました。

可動式パネル

こちらは元々あった子供部屋を2つにしたわけではないのですが、2つの子供部屋をましきりドアで分割しています。完全に閉めきる、開放するだけでなく一部分だけ仕切るということもできるので様々な使い方ができますね。

一部屋当たりは三畳なのだそうですが、狭い感じはしないです。

こちらはリビングを仕切った事例なのですが、程よく光を通す引き戸式のパネルで間仕切りを新設しました。レールはバリアフリー対応なので安心です。

壁面収納

12畳の子供部屋をもともと分割する予定で作られていました。仕切り面に壁と造作の本棚を設置して分割した事例です。

こちらも元々分割するつもりで作られていた子供部屋。上のお子さんが中学生になるにあたり部屋の分割を決意。市販の壁面収納ではイメージ通りにならず、オーダーメイドの壁面収納で分割しています。収納の素材や色は兄弟がそれぞれ選んで決めています。

まとめ

子供部屋を分割する方法について見てきました。

元々二部屋にすることを想定していた場合、壁を作るだけで部屋を分けることができるので費用も抑えることができます。そうではない場合、壁の造作のほか、電気工事や配管工事なども必要になるので費用は高額になります。

簡易的に部屋を分けられればOKなのであれば、収納やカーテン、ブラインドなどで分割する方法も。出入口は1つで中で仕切りをつけるだけであれば費用も抑えられますよ。

しっかり個室にしたいのか、簡易的に分けられれば良いのか考えて、方法を選んでみてください。

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