仕切りのない家のメリット・デメリットは?3年間住んだ感想も紹介!
最近、あえて部屋数を少なくし、リビングを広く取る人が増えています。
中には全く仕切りがなく、ワンルームに家族で住んでいる場合も。開放的な家はのびのび暮らせそうなイメージがありますが、デメリットもありますよ。
我が家もほとんど仕切りのない家。開放的な空間に憧れてリフォームしましたが、仕切りが欲しかった、と思うこともあります。
実際に住んでいて感じる、仕切りのない家のメリット・デメリットについてお話していきます。
なぜ仕切りのない家にしたのか?
我が家の場合、元々開放的な家にこだわりがあった訳ではありません。ですが、リフォームをお願いすることにした会社の施工事例を見ると、リビングを広く取った開放的な家が多かったんです。
また、マンション自体はそれほど広くなかったので仕切りない方がスペースを有効利用できると思ったんです。
部屋数よりも他の実現したいことを実現していき、このような間取りになりました。
子ども部屋と寝室部分はなんとなく分かれているので2LDKのように使えます。ですがどちらにもドアはなく、ワンルームともいえる間取りなのです。
この時私は第一子妊娠中。もう一人子どもができたらどうするの?という思いもありました。リフォーム会社の人には「その時には寝室も子どもに渡して親はリビングにスペースを作ればいい」と言われて納得しました。(この件に関しては後半で)
そしてリフォームは終了。この間取りの家に家族3人で住んでいます。
我が家のリフォームプランについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。
実際に住んで感じるメリット・デメリット
今の家に住んで3年以上が経ちました。実際に住んでみて、この家にしてよかった!と思う時がある反面、やはり仕切りがあった方が良かった、と思うことも。
実際に感じるメリット・デメリットを挙げていくので参考にしてみてください。
仕切りのない家にしてよかった!と感じるメリット
生活動線がスムーズ
我が家の場合はあまり広くないということもありますが、奥の子供部屋以外は部屋全体を見回すことができます。
子どもが何をしているかもすぐにわかりますし、料理、洗濯(洗濯機からベランダへ)、風呂掃除など毎日行う家事もスムーズにできます。
(左側がキッチンでその先が洗面所、正面奥がベランダです)
ドアも、洗面所とキッチンの間にしかないのでドアを開ける手間もないのが時短につながっていると思います。
子どもが広々と遊べる
一番のメリットを感じているのは子どもが遊ぶスペースを広く取れるところ。特に、ハイハイやよちよち歩きなどまだ外で遊べないときは家の中で十分運動ができたのが良かったです。
今でもジャングルジムなどを置いているので雨の日でも家の中で十分に遊ぶことができます。
リビング全体が子供部屋のような使い方をしているので子どものものであふれています。
我が家のリビングの使い方についてはこちらの記事をどうぞ。
来客時に窮屈感がない
家全体は広くないですが、リビングスペースを広く取っているので人が多くても圧迫感がありません。親戚が集まっても窮屈しませんよ。
また、子どもが飽きても近くで遊べるのもメリットです。
やはり仕切りが欲しかった、と思うデメリット
一人になりたいときもある!
普段は開放感があってもいいのですが、一人になりたい時になかなかなれないというのが困ります。
こんな家にしておいてなんですが、元々結構一人が好きなタイプだったので落ち着かないこともあるんですよね。
また、家族とケンカをしたときも一緒の部屋にいるしかないのはキツイですね・・・。
隔離ができない!
一人になりたいと似ていますがちょっと違います。風邪などをひいた時にも一緒の部屋にいなくてはいけないんですよね。
特に、家族が新型コロナウイルスに感染した時はどうしようもなかったです。子供部屋、としているところは個室っぽくなっているので一人になれない訳ではないのですが、ドアがないので隔離は無理でしたね。
音が気になる
仕切りのない家といっても、カーテンやベビーガードなどで仕切っている場所はあります。ですがドアではないので音はダイレクトに聞こえます。
TVの音などは小さくすることができますが、生活音や咳やくしゃみの音など気になることもあります。
エアコンの効きが悪い!
これは、住む前から想定していたことでした。ドアがないので冬は寒いのではないか?と。
リフォーム会社によるとみんな大き目のエアコンを設置しているとのことでした。我が家もそうしようと思っていたのですが、マンションのアンペア数の関係で設置できず、想定より小さいエアコンになっています。
断熱材も入れているので普段はそれほどでもないですが、寒波が来るような寒い日はキツイですね。
エアコンはベランダの前とキッチンの横の2カ所付いているので、2台同時につけることで対処していますが電気代は上がります・・・。
アンペア数についてはこちらの記事もどうぞ。
リビングに寝室スペースを作るのは無理
これは我が家限定ではあるのですが・・・リフォーム会社にもし子どもが増えたらリビングを分ければいいといわれ納得しました。ですが実際住んでみるとリビングも2部屋にするほど広くはありません。隔離して寝室にするのは現実的ではないな、と思います。
メリットは住む前から想像がつきましたが、デメリットは想像していないことが多かったです。
仕切りのない家をつくるポイント
仕切りのない家に住みたい、という方は以下の点も考慮しておきましょう。相対的に考えれば今の家に満足していますが、今からリフォームするのなら取り入れたいポイントも挙げていきます。
できるなら、1つは個室を
開放的な家もいいですが、何があるか分からないので1つは完全な個室を作っておくといいと思います。
我が家は子ども部屋が半分個室のようになっていますが、元々すぐに使う予定ではなかったので
- ドアがない
- エアコンがない
という問題点が。今はカーテンで仕切りをしています。
正面はトイレです。右のカーテンの向こうが子ども部屋ですね。
普段は問題ないですが、ドアとエアコンがない=「快適ではない」ので、病気の時や来客の時には使えません。
将来的にはドアをつけられるようにしているので、早めにつけようと思います。
ドアはなくても仕切れるようにしておく
完全にフラットな家ですとどうしようもありません。
ドアも1つはあったほうがいいですが、上の子供部屋のようにカーテンで仕切れたり、キッチンもベビーゲートを取り付けられるようにしておいてよかったと思っています。
寝室は小上がりになっているのですが、上にカーテンレールをつけていて寝る時や来客時は閉めるようにしています。
開放的にも仕切っても使える、というのがベストですね。
まとめ
仕切りのない家に住んでみて、仕切りがあった方が良かったなと思うこともありますがリビングが広く取れたことは良かったと思っていますし、相対的には良かったと思っていますよ。
ただ、振り返ってみるとリフォーム会社にのせられていた部分もあったなと思います。本当に開放的な家がいいのかは生活スタイルや家族の性格によっても変わってきますので、よーーく考えて間取りを決めなくてはいけませんね。
マンションの全面リフォームはこちらの記事も参考にしてみてください。