リフォーム体験談

【中古を買ってリノベの実体験】リフォームプランはこう決めた!

中古マンションを買って、全面リノベーションをした我が家。なぜ、新築ではなく中古を買ってリノベにしたのかから、リフォームプランを決定するまでについてお話しししていきます。

全面リフォームとなるとあれもこれもやりたくなりますが、色々組み込めば当然その分費用はかさみます。何を優先したらいいのかなど参考にしてみてください。

新築ではなく中古を買ってリノベにした理由

まず、なぜ新築を購入するのではなく、中古を買ってリノベーションという選択をしたのかからお話ししますね。もちろん、新築よりも安いというのも大きいですが、やはり自分の好きなようになるというのが決め手でした。

私は今まで1人暮らし~結婚後まで5回以上引っ越しをしました。すべて賃貸物件ですが、既存の物件はいつもどこか使いづらいという点がありました。

例えば、

  • 布団の入る収納スペースがない
  • 収納スペースに収納ケースが微妙に入らない
  • 室内に洗濯物を干す場所がない
  • 結露がひどい
  • 照明の位置がイマイチ
  • 使いたいところにコンセントがない

など。皆様も経験されたこと、ありませんか?特に収納に関してはもっとこうだったらいいのに!ということがいっぱいです。

実際に新築の物件を見たこともあったんですが、布団を入れられるスペースがない物件というのも多かったです。逆にウォークインクローゼットなどは我が家には大きすぎて不要ということも。

全面リノベーションをすれば収納の場所や大きさはもちろん、コンセントや照明の位置まで決めることができるんです。賃貸物件なら一生住む訳ではないので多少の我慢はできますが、どうせ購入するのなら自分の理想を詰め込んだ家にしたい!ということで中古を買ってリノベーションをすることにしたのです。

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リノベーションでやりたかったこと

いつかは家を買いたいとは以前から思っていたのですが、実際に購入に動き出したきっかけは妊娠です。私も夫も多趣味でコレクター気質なので、キャラクターグッズ、本、漫画、クラフト用品、手芸道具などがたくさんあります。細かいものなども多く、子どもと暮らす家としては不向き。子どもが動き回る前に子どもが安心して過ごせる部屋に引っ越したいと思いました。

このリノベーションで私がやりたかったことは以下の通り。

  • 趣味のものを安全な場所に飾る
  • 子どもが遊ぶスペースの横に自分の仕事スペースを作る
  • 趣味のものを並べる書斎スペースを作る→ゆくゆくは子どもと一緒に使い最終的に子供部屋に
  • 壁面にコンロ、向かいにカウンターのあるキッチン
  • 結露ができない工夫(引っ越し前に住んでいた部屋の結露がすごかったため)

この条件をリフォーム会社の担当者に伝えました。ちなみに、物件探しからリノベーションまでワンストップで行ってくれる会社に依頼しています。

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リノベーションプランが決まるまで

中古物件を探しているとき、この部屋で果たして私の行いたいリノベーションができるのか?という疑問が出てきました

いくらスケルトンリフォームといっても、マンションの場合ドアや窓の位置は変えることができません。また、梁やコンクリートの壁など壊せないところも出てきます。一番気に入っていた物件は窓が多く、壁面収納ができるかどうかもわかりませんでした。

まずは図面を描いてみた

本来なら物件購入後にこちらの希望を練りこんだプランを業者が提案してくれるという流れです。ですが、購入した後にあれはできない、これはできない、となったら嫌ですよね。そこで私は気に入った部屋の図面を元に自分でリノベーションプランを図面に書いてみました

といっても私は素人なので見様見真似で描いただけで、専門的なことはわかりません。描いた図面をリフォーム会社に渡し、こういうプランは可能かどうかと聞いてみたのです。一部実現できないところはありましたが、だいたいできそうだったので物件を決定しました。頭の中にプランがあるのなら描いてみるのもいいと思いますよ!

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デザインの決定

私が書いた図面を元に、プロのデザイナーさんがいくつか案を持ってきてくれました。私が考え付かなかったさらによいプランがあったのでそちらを採用。図面を元に細かい箇所を決めていきます。

床や壁の素材はどうするか、造り付けの家具はどうするか、などですね。初めはやりたいことをすべて盛り込んでプランを立てました。ですが、当然予算オーバー。予算内に納めるためにプランを練り直します

予算内に収めるために優先したこと

予算オーバーしているので当然削っていかなくてはいけません。何を優先させたかというと、後から追加できないことを優先しました。

一番優先させたのは、やりたかった壁面収納ではなく、結露対策の断熱材です。断熱材は壁紙を張る前に壁に吹きかけるので、住んだ後に追加するのは難しいです。

対して、壁面収納は後からでも作ることができますし、キッチンなどの水回りは10-20年程度で交換なのでいわば消耗品。グレードアップしたいのならその時でいいだろうと思いました。

断熱材の工事はそれだけで予算の1/10ほどかかり、リフォーム会社にもおすすめされなかったのです。ですが、私は寒がりということもあり予算を割いてでも対策しておきました。

他には、洗面所やトイレの棚などもバカにならないので削除。DIYで自分たちで付けることにしてコストカットしました。

フローリングは素材を落とせばコストダウンできたのですが、そうすると長持ちせず、長い目で見るとコストがかかりそうなので高品質なものにしました。今必要かだけでなく、長い目で考えるというのもおすすめです。

アスベストの疑い

我が家のリノベーションプランは、工事が始まるまで不明点がありました。古いマンションのため、アスベストが使われている可能性があったのです。

アスベストは健康被害を及ぼすため、壁や天井に含まれている場合取り壊せなったり、安全性を確保して作業をするので追加の工事費がかかるのです。最悪の場合、アスベスト関係で200万円くらいかかるといわれていました。

200万円違うと大きな問題になってきます。ですからアスベストがあった場合、ない場合のそれぞれのプランを作りました。

結果、アスベストは含まれていなかったので希望通りのリノベーションができました。ですが、検査費用がかかったのとその分納期が遅くなりました

アスベストに関してこちらの記事で少し詳しく触れています。

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最終決定は工事が始まってから

アスベストの問題を始め、解体しないと分からない項目も結構多かったです。細かいところは工事をしながら進めていきました。最終的にプラン、予算が確定したのは引き渡しの2週間前くらいでした。

自分でも業者でもどうにもならない問題もあるので、最終的な費用やプランは直前になるまで分からないと思っておいた方がいいでしょう。

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元々はこのような部屋だったのですが、

リフォーム前図面

最終的にこのような家になりました。(私が手書きしたものですが)

リフォーム後図面

結構ガラッと変えられるんです。唯一無二の部屋になり満足していますよ。

まとめ

リノベーションでやりたかったことと、実際のプランの進め方、決定までの実体験をお話してきました。

全面リフォームできるとはいえ、注文住宅のように0から自由にプランを作れるかというと、そうもいかないんですね。会社や物件によっても違いはあると思いますが、工事が始まってからも変更事項が出てくると思っておいた方がいいでしょう。

最初に優先させたいと思っていたことと実際に優先させたことには違いが出てきましたが、満足のいくリノベーションができました。

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