リフォームローンの内容を知りたい!JAのリフォームローンを徹底解説!
リフォームを考えた時、自己資金では賄えない部分はリフォームローンの借り入れで資金を補うことができますが、各銀行でその内容には大きな差があるようです。
今回は、全国各地にあるJAで借り入れ可能な「JAバンクのリフォームローン」について徹底解説していきます。
「JAバンクのリフォームローン」の借入要件と特徴について
銀行や信金などとは違い、JAバンクは独自のルールがある金融機関です。JAバンクのリフォームローンについて知る上で、まず念頭に入れておかなければいけないことが3点あります。
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- 農業者(正組合員)とそれ以外の職業の人(準組合員または員外)で借り入れ要件が異なる
- 農業者以外の人でも農協の組合員(準組合員)になることができる場合がある
- 各地にある農協で細かく利率や要件が異なる
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①については、本来の農協組合員である農業者へのローン利率は組合員外よりも低く、借り入れできる要件も大きく異なります。
②についてですが、農協の組合員は農業関係者のみと思われがちですが、出資金を払えば農業関係者以外でも準組合員となり、優遇された利率でローンの借り入れが可能となる場合があります。
③については、JAバンクのローンを申し込みを考えている方は、お住まいの地域のJAバンク窓口にて細かい内容を確認する必要があるということです。
JAバンク全体での大まかなローン内容
前述のとおり、細かい要件については各地のJAによって異なりますが、ここからはJAバンク全体で見る大まかな要件等について解説していきます。
JAバンクのリフォームローンは4つの保証会社による保証でローンの借り入れが可能ですが、それぞれ内容が異なります。
保証会社 | 北海道農業信用基金協会 | ニコス | オリエントコーポレーション・ジャックス | |
---|---|---|---|---|
利用要件 | 年齢条件 | 20歳以上66歳未満、最終返済80歳未満 | 20歳以上65歳未満、最終返済72歳未満 | 20歳以上、最終返済76歳未満 |
年収・勤続年数 | 農業者150万円以上、それ以外200万円以上 原則3年以上の勤続年数 |
安定して継続した収入がある | ||
用途 | 住宅の増改築、改修、住宅設備の購入資金、他金融機関からの借り換え、借り入れにかかる諸費用 | |||
借入金額 | 1,000万 | 1,500万 | ||
借入期間 | 1年以上15年以内 | 1年以上20年以内 | ||
担保 | なし | |||
諸費用 | 各JA窓口で確認してください | |||
団体信用生命保険 | 各JA窓口で確認してください | |||
金利 | 各JA窓口で確認してください | |||
返済方法 | 毎月元利均等返済 ボーナス併用も可能 |
[exclamation color=”orange”]細かい内容は各地のJAで異なるものの、借り入れできる金額は1,000~1,500万円と大型で長期返済が可能です。[/exclamation]
金利や諸費用について
JAバンクは全国で同じ金融商品を扱っているようなイメージを持ってしまいますが、各地のJAでそれぞれ特徴がある為、細かい内容については窓口に直接確認する必要があります。窓口にて確認したい内容については以下の通りです。
金利について
JAによっては金利が全く異なる為、窓口への確認が必須です。変動・固定のスタイルも異なり、JAによっては審査通過後に正しい金利が伝えられる場合もあります。インターネットによるローンの仮申し込みに対応しているJAバンクであれば、金利を簡単にインターネットで調べることも可能です。
【参考】JAネットローンあなたのまちのJAの金利をチェック!
諸費用について
JAによっては、事務手数料や保証料が借入時に必要となる場合もあります。逆に、保証料は金利に組み込み、事務手数料を必要としないJAもあります。
団体信用生命保険について
団体信用生命保険についても、各JAで対応が異なります。3種類の団体信用生命保険から加入が選べるもの、団体生命保険の加入の必要ないもの様々です。
[exclamation color=”orange”]窓口に問い合わせる際には金利などの他に、準組合員になって低金利で借りることができるのかという部分についても確認してみてください。[/exclamation]
リフォームローンの手続きや審査について
JAリフォームローンの申し込みには、以下のものが必要となります。
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- 実印・印鑑証明書
- 免許証・パスポートなどの身分証明
- 住民票
- 源泉徴収票や納税証明書などの収入が確認できる書類
- リフォームの見積書
[/imglist][memo color=”green”]≪その他≫
金利特典が独自に設定されているJAでは、バリアフリー工事や省エネ工事の証明書が必要な場合もあります。[/memo]
そしてリフォームローンの審査についてですが、各銀行で審査の基準については明確に記されていません。しかし、JAのリフォームローンは、次の点から総合的に審査は「やや通りにくい」と考えられます。
[imglist icon=”check1″ color=”orange”]
- 組合員以外の商品でも、借入金額が大きく審査内容が他の銀行よりもわかりにくい
- JAで独自のローン内容がある為、審査の通りやすさも異なる
[/imglist]
[exclamation2 color=”orange”]地域の農業者の生活に根差しているJAでは、農業関係者のローン借り入れは容易である一方、農業関係以外の人にとっては申し込みがしにくいという側面があるようです。[/exclamation2]
まとめ
リフォームローンの場合にも、住宅ローンと同じく銀行によって商品の内容や特徴が異なります。JAバンクのリフォームローンは、借り入れ金額や返済期間などからとても魅力的な商品ですが、農業関係者以外には未だ少し敷居が高いものであるという印象を受けました。
ローンについては、迷った時には銀行だけではなく工事を依頼するリフォーム業者にも相談することが可能です。各銀行のリフォームローンを比較しつつ、自分の生活に合った返済シミュレーションを行い、無理のない借り入れになるようにしていきましょう。
[normal_box color=”black” border=”b2″]リフォームローンを一覧で比較するならこちら:
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