コードをまとめたまま使用するのはNG!安全にできる配線整理のコツ
机周りやパソコン周りは電気製品がいっぱい。配線がごちゃごちゃになってしまう、という人も多いのでは?なるべくすっきりまとめたいですよね。
ですが、配線は電気が通っている場所ですから安全にも考慮しなくてはいけません。見た目だけを重視しているとじつは危険な配線になってしまうことも!今回は安全にできる配線整理のコツにちう手見ていきましょう。
配線整理でやってはいけないこと!
まずは、配線整理でやってはいけないことから見てきます。というのもNGの行動をついついやってしまっていることが多いからなんです。
コードはまとめたまま使用しない!
配線整理のコツとして、「コードをまとめる」という人も多いのですが、実はこれは安全面から見るとNGな行動です。
普段何気なく使っているコードですが、当然ながらコードの中には電流が流れています。コードをまとめたまま使用するとまとめた部分の熱がたまりやすくなるんです。まれなケースではありますが、そこから発火したという事例も。
特に電力の大きい電化製品や延長コードなどは、束ねて使用すると高温になりやすく危険です。だからといって電力が小さければOKという訳ではなく、他の電化製品もなるべく束ねないようにした方がいいですよ。
まとめていなくてもこんがらがっていれば同じように危険ですし、無理な状態で曲がっていたりすると断線のおそれもあります。
ただしまとめてはいけない=整理しなくていいということではありません。
コードの上に物を置かない
コードの上に家具などは置かないのは当然として、カーペットなどで隠すのもじつはNGなんです。放電ができるように上に物を置かないようにしましょう。
また、人が踏んだ場合も何度も繰り返すと断線の原因に。人が行き来するような場所にはコードを這わせないようにした方がいいですね。
タコ足配線をやりすぎない!
一つのコンセントを複数に分けることができるタコ足配線は便利ですよね。ですがタコ足配線をやりすぎてしまうと危険が生じます。
家庭のコンセントから取れる電気量は最大1500Wというのがほとんど。ですが、この量を超える電化製品を使用しても自動的に電流が止まるわけではありません。つまり、コンセントの許容量を超えた電気が流れてしまうことがあるんです!
許容量を超える電気が流れると、火が出て火災が発生してしまう場合も!容量を超えたらすぐに火が出るという訳ではありませんが、危険な状態であることは間違いありません。たこ足配線の差込口を全部使おうとすると使用電気量をオーバーしてしまうかもしれませんので注意しましょう。
特に消費電力の多い家電はタコ足配線を使用しないように注意してくださいね。もちろん商品によって異なりますが、電気使用量の目安はこちらのページなどを参考にしてみてください。
コード周りに埃をため込まない!
コンセントの隙間に埃がたまっていると、その埃が湿気を帯びた時に火災が発生する危険性があります。これをトラッキング火災と言います。
日ごろからコンセント、コードの周りには埃をため込まないように注意しましょう。
- 使用していないコンセントにはキャップをする
- プラグに安全カバーを付ける
などの対策も有効ですよ。
安全にできる配線整理のコツは?
では、安全にできる配線整理にはどんな方法があるのか見ていきましょう。
コードを短くする
延長コードが長すぎる場合は、ちょうどいい長さのものに交換しましょう。余分なコードがないだけでかなりすっきりします。
その他のコードも、家電量販店などで短いものを購入することもできます。こちらのブログではLANケーブルを短くしてスッキリさせています。ケーブルを交換する時は消費電力に注意して選んでくださいね。純正品ではないのが気になるという方はやめておきましょう。
他にも、既存のコードを自分で短くするという方法もあります。電気なのでちょっと怖いですが、好きな方はチャレンジしてみてもよいのかもしれません。こちらのブログが参考になりますよ。
隠す
コードを短くするのはちょっと大変そう、という方はコードを隠してしまいましょう。
配線隠しとして人気なのは配線カバーです。100円ショップダイソーなどで購入できるので安く配線整理できるのもいいですね。他のコードと絡むこともないので安心です。掃除もしやすくなりますよ。
実は今日…お休みだったのです!
なので、山崎実業さんのコンセントカバーつけて、配線カバーつけて、収納の中でも電源を取れるようにしました!
ブラーバさんや、電動自転車の充電器なんかを収納の中に隠す予定。
これで部屋がすっきりするはず…!
←before
after→ pic.twitter.com/AVFI1EcV1w— すけ@爆発物処理班 (@te_se3452) October 9, 2020
コンセントから、配線カバーを使ってクローゼットの中にコードを入れています。よーく見ないと分からないほど目立っていないですね。
ダイソーで買ったコードクリップ役に立つ!充電コードがスパゲティ状態だったのが少なくとも見た目はすっきりした。 pic.twitter.com/ITd7TtmSMa
— ksp (@ksp12599930) February 6, 2022
こちらは100円ショップで購入した「コードクリップ」を使っています。机と机の間でコードを隠していますね。他には家具の裏など見えないところで固定することもできます。
デスクの配線処理に全力を尽くしてみた。
Mac Miniをデスク天板裏に吊るして格納、ケーブルトレーやケーブルクリップを活用して極力配線が前から見えないように✨
Win・Macの2台にスピーカー・モニターライト・電動昇降デスクといった配線まみれの環境の割には綺麗にまとまったんではなかろうか。 pic.twitter.com/JUj3dcKUxk
— イチナカユウタロウ (@ichinakayutaro) July 19, 2021
こちらはパソコンの裏にケーブルトレーという商品を使って延長コードをセッティングしています。本体から電源までの距離が短くなってスッキリしますね。
なるほどね!となったテレビ裏ワイヤーネット作戦を真似しよう pic.twitter.com/pD9oxkaP1q
— おごう (@hangmong) June 9, 2021
テレビ周りのコンセントは、壁やテレビの裏側にワイヤーネットで張り付けるという方法も。床がすっきりするので掃除がしやすくなりますね。
テレビ裏の配線についてはこちらの記事もどうぞ。
他には、ケーブルボックスを使用している方も多いのですよね。ですが安全面で考えるとちょっとイマイチ。ボックスの中にコードが集中してしまうので熱がこもりやすくなってしまうのです。できれば他の方法で配線整理することをおすすめします。
配線整理がなかなかできない要因として、どれが何のコンセントなのか分らなくなった、という人も多いのではないでしょうか。
そんな時はマスキングテープやシールなどを貼って何のコードなのかを書いておくと便利です。レイアウト移動の多かった会社で仕事をしていた時も、自分のPCのコンセントがすぐにわかって便利でした。
まとめ
おしゃれなインテリアにこだわって配線整理をされている方はとても多いです。ですが、見た目ばかりにこだわっていると安全性が失われてしまうことも。危険な使い方はコードや家電の寿命も縮めてしまいます。
配線整理をする時はまず、安全確保。その上でごちゃごちゃしない工夫をしていきたいですね。