加湿器以外の加湿方法は効果がある?乾燥が気になる寝室で試してみた!
乾燥が気になる冬。朝起きると喉が痛くなっていることはありませんか?私は毎朝喉が変な感じになっています。
加湿器以外にもさまざまな乾燥対策が紹介されていますが、実際の効果はどうなのでしょうか?実際に試した様子をレポートします!
朝起きると喉が痛い!
我が家の寝室は全体が小上がりになっていてそこに布団を敷いて寝ています。加湿空気清浄機を使っているのですが、私が寝ているところからは遠い場所に。
そのせいか朝起きると喉が乾燥していたり、イガイガしたりするのが気になっていました。とはいえ室内で加湿器を使っているのでもう1台設置するのもどうなんだ?と思ってしまいます。
昔、超音波式の加湿器を使っていたら布団がびしょびしょになっていた経験があり、あまり加湿器にいいイメージがありません。また、小上がりいっぱいに布団を敷いているため、枕元には加湿器を置くスペースもないんですよね。
ということで加湿器以外の方法でなんとかならないのか試してみました!
加湿器以外の方法で寝室の乾燥は良くなる?
まず、何もしないと湿度はどのくらいなのか試してみました。
ちなみに、我が家は5階建てのRCマンションの2階の角部屋です。
朝になると温度も湿度も下がっていて、喉の奥まで張り付いたような嫌な感じがありました。
人が快適に過ごせる湿度は40~70%といわれていますが湿度には温度も密接に関わっています。
湿度とは、空気中に含まれる水蒸気量の割合を示す指数です。同じ湿度でも気温だけが上がるとその分空気中の水分が少なくなっているということになります。温度が高い方がより乾燥していると感じるでしょう。
詳しくはこちらのページなどを参考にしてみてください。
加湿対策をすると湿度や体感はどのくらい変わっていくのでしょうか。
今回は
- 洗面器にお湯を張っておく
- 濡れたバスタオルを干す
- カーテンを濡らす
- 濡らしたスポンジを置く
- ペーパー加湿器を使う
- 卓上加湿器を使う
という方法で試してみました!
加湿器以外の加湿対策についてはこちらの記事でもご紹介しています。
洗面器にお湯を張る
まずは洗面器に水道から出るお湯を半分入れ、沸騰させたお湯を半分入れました(全体で50度ほど)。入れたばかりの時は湯気も出ていていい感じでした。アロマオイルなどを使ってもよさそうです。
この日は元々湿度が高かったのですが、朝起きると温度は下がっているものの湿度は同じでした。ですから乾燥は少し緩和されているということになりますね。
就寝前の湿度と温度 | 50%/21℃ |
起床時の湿度と温度 | 50%/17℃ |
準備の手間 | お湯を沸かす手間がかかる |
体感 | 喉の渇きはあるが、喉の奥までの違和感はなかった。 |
その他 | 寝ぼけてお湯をこぼさないか、洗面器にスマホ等を落とさないかという心配があった。 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
お風呂の残り湯でもやってみたのですが、高めのお湯の方が湯気が出ていて寝入りは気持ちがいい感じがしました。
ちなみに、このあともう一度試してみたのですが、その時は明け方水をこぼしてしまいました。
濡れたバスタオルを干す
続いて、濡れたバスタオルを近くに干してみました。お風呂上りに濡らしたままではそれほど濡れていなかったでさらに少し濡らしてみました。(水が滴らない程度です)
この日は温度も湿度も下がっていました。乾燥の度合いもあまり変わっていませんね。
就寝前の湿度と温度 | 44%/20℃ |
起床時の湿度と温度 | 41%/17℃ |
準備の手間 | バスタオルを濡らして絞らなくてはいけない |
体感 | 喉の渇きはあるが、喉の奥までの違和感はなかった。 |
その他 | 部屋の構造上枕元に置くことができなかったが出来たらもっと効果がありそう。 |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
洗面器の時とそれほど体感は変わりませんでしたが、起きるとバスタオルがだいぶ乾いていたのでその分湿度に影響したのではないかと思いました。
私の場合は近くにスペースがないのですが、近くに洗濯物を干せるなら効果もありそう&洗濯物も乾いて一石二鳥だと思います。
カーテンを濡らす
消臭スプレーを多めにスプレーしてカーテンを濡らしました。触って濡れていると分かる程度に濡らしています。
夜の写真はスプレー前に撮ったものです。スプレーをするとすぐに湿度が上がりました。
ミストで水分が舞うので即効性があるんですね。朝も温度が下がっているのに湿度は上がっています。濡れたカーテンは乾いていました。
就寝前の湿度と温度 | 32%/19℃ |
起床時の湿度と温度 | 34%/14℃ |
準備の手間 | スプレーするだけなので楽 |
体感 | スプレー直後は水分が舞っていて潤っている感じがする。朝起きた時もそこまで乾燥を感じなかった。 |
その他 | アロマミストなどを使えばさらに安眠できそう |
おすすめ度 | ★★★★★ |
手軽にできるのに即効性があり、朝もそれなりに効果が出ていて今回試した中で一番良かったです。この方法なら毎日でもやりたいと思いました。
今回は消臭スプレーを使用していますが、水道水でもよいですし、アロマウォーターなどもおすすめですよ。カーテンが近くにない方はバスタオルなどをスプレーで濡らしたりしても同じ効果が得られます。
濡らしたスポンジを置く
深めのお皿に水を張り、水を含ませたスポンジを置きました。
この日も温度も湿度も下がっていました。
就寝前の湿度・温度 | 45%/19℃ |
起床時の湿度・温度 | 40%/15℃ |
準備の手間 | スポンジをお皿に入れるだけなので楽 |
体感 | 喉の奥の張り付を感じた。 |
その他 | 水をこぼしてしまわないか心配があった |
おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
朝起きても目で見えるほどは水が減っていませんでした。あまり効果がないように思えました。
ペーパー加湿器を使う
100円ショップで購入したペーパー加湿器を使いました。コップに水を張り、ペーパー加湿器をセットします。
朝になると温度が下がり、湿度は上がっていたので数字的には乾燥が緩和したということになります。
就寝前の湿度・温度 | 37%(19℃) |
起床時の湿度・温度 | 39%(15%) |
準備の手間 | コップに水を入れるだけなので楽 |
体感 | 喉の奥の張り付を感じた。 |
その他 | 水をこぼしてしまわないか心配があった。使用後は乾かしておく必要あり。 |
おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
ペーパー加湿器を水に入れるとすぐに湿ったので期待しながら寝たのですが、朝起きても水はほとんど減っていませんでした。
使用期間は1カ月ほどのようなのであまりコスパが良くないと感じました。
卓上加湿器を使う
たまたまゲットした卓上加湿器を使ってみました。ただ、こちらの卓上加湿器は連続使用が2~3時間です。他でも調べましたが卓上加湿器は入る水の量も少ないので数時間しか使えない商品が多いようです。
湿度は少し上がりましたが温度は下がっていました。乾燥は少し緩和したということになります。
就寝前の湿度・温度 | 36%/19℃ |
起床時の湿度・温度 | 37%/15℃ |
準備の手間 | 水を入れてセッティングするだけ |
体感 | 喉の渇きはいつもより少なく感じた |
その他 | 使用後に乾かしておく必要がある |
おすすめ度 | ★★★☆☆ |
加湿器をつけるとこのあとすぐに湿度は上がりました。ですが2,3時間しか使用できないので途中で切れてまた湿度が下がったようですね。
寝入りは気持ちが良かったですが短時間しか効果がないので寝る時に使用するには不向きでした。
最後に、加湿器を近くに移動させてみた
加湿器以外の加湿方法を色々試してみましたが、いいなと思ったのは「カーテンをスプレーする」くらいでした。
では加湿器だったらどのくらい違うのだろう?といつも窓際に置いている加湿器を私の寝ている場所の近くに移動してみました。
寝ている小上がりのすぐ下に設置しています。
温度変化は以下の通りでした。
温度は下がっているのに湿度は41%まで上がっています。さすが加湿器ですよね。朝起きるといつも寒くてエアコンをつけるのですが、この日はエアコンをつけていないことに2時間後くらいに気が付きました。湿度が上がると暖かく感じるんだということが実感できました。
ですが問題点もありました。
- 朝起きた時の喉の乾燥は完全にはなくならない
- 音がうるさい
湿度は上がっていて暖かく感じたのは事実ですが、体感の乾燥具合はあまり変わらなかったです。そして私は少し音に敏感なタイプなので枕元にこのタイプ(帰化式)の空気清浄機を寝床の近くには置けないなと思いました。
ですがもう少し潤いがほしいので音の静かな加湿器を探してみようかなと思います。
まとめ
加湿器以外の加湿方法を実際に試してみました。
「加湿器の代わりになる」といわれている方法でもほとんど効果を感じないものも多かったです。今回試した中では、スプレーでカーテンを濡らす方法が即効性もあり効果が高いと感じました。気になる方はぜひ試してみてください。
加湿器以外の加湿方法をもっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ。今回試していない方法もご紹介しています!