加湿器がない時はどうする?加湿器以外でおすすめの加湿方法まとめ
冬場や夏でもエアコンが効いた室内にいると乾燥が気になりますよね。
加湿器を使うのがベストなのかもしれませんが、加湿器以外の加湿方法で湿度を上げることはできるのでしょうか。
おすすめの方法をご紹介します。
なぜ加湿が必要なの?
冬場になると室内が乾燥しますよね。昔はそれほど乾燥を感じなかったかもしれませんが、現在は住宅の高気密化やエアコンの普及によって昔よりも乾燥していると感じる人が多いのではないでしょうか。エアコンの効いた室内では夏場でも乾燥してしまいます。
部屋の中が乾燥していると
- 寒さを感じやすい
- ウイルスが体に侵入しやすい(風邪やインフルエンザにかかりやすい)
- 肌が荒れる
- 静電気が発生する
- 脱水症状を起こす
- 火災が起こりやすい
などのデメリットがあります。乾燥していること自体不快に感じますが、このようなデメリットにつながってしまうんですね。
ですから部屋の乾燥を感じたら加湿対策をするのがおすすめ。最も一般的な方法は加湿器ですが、今回は加湿器以外の加湿方法を見ていきましょう。
加湿器以外を使ったおすすめの加湿方法
加湿器がない時や加湿器があっても物足りないと感じる時は、家にあるものでも対策ができます。
ただしあくまで代用ですので加湿器ほどの加湿効果は得られません。
加湿度★★★★★
エアコンではなく加湿できる暖房機器を使う
現在は暖房機器としてエアコンを使用している家庭がほとんどだと思います。ですがエアコンを使用していると室内は乾燥します。
エアコンには加湿機能がなく、温度が上がると湿度が下がってしまうためどうしても乾燥してしまうんですね。(参考)
石油ストーブ、ガスストーブは燃焼時に水分が出るので加湿されます。なかなか乾燥対策のためだけにストーブを使うというのは現実的ではないかもしれませんが、エアコン以外の暖房を使用したい、という方は加湿対策できる暖房機器に変更するのも1つの手ですよ。
エアコン以外の暖房機器についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
加湿度★★★★☆
鍋を囲む
お湯を沸かすと水蒸気が発生し、加湿対策になります。石油ストーブの上のやかんが加湿対策になるのと同じですね。
リビングで暖かい鍋を囲むことも乾燥対策になるんですよ!リビングに鍋があるだけで部屋も暖まりますよね。
毎日鍋、という訳にはいかないかもしれませんが、特に寒い日には鍋を囲んでみるのもいいでしょう。鍋ではなくても大鍋で作った味噌汁を食卓に持って行くだけでも違います。
加湿度★★★☆☆
カーテンに霧吹きをする
カーテンなどに霧吹きをするのも加湿対策になります。アロマウォーターやルームスプレーなどを使うのもおすすめですよ。
これらは物理的に空気中の水分が増えるので即効性があります。その後湿ったカーテンが乾くまで加湿効果が続きます。
霧吹きをする範囲や量で水分量を調節することも可能。ただし、濡らしすぎてしまうとカビの原因になってしまうので、あまりびしょびしょに濡らさないように気を付けましょう。
私が乾燥する寝室で試した方法の中ではこれが一番ベストでした。詳しくはこちら。
洗濯物や濡れたタオルを干す
洗濯物を部屋干しすると洗濯物の水分がゆっくり蒸発するため加湿効果があります。洗濯物がない場合は、濡らして絞ったバスタオルなどでもOKです。洗濯物が乾いて加湿効果もあるなら一石二鳥ですよね。
ただし、干しすぎると洗濯物が乾かなかったり、湿度が高くなりすぎてしまうので注意しましょう。
加湿度★★☆☆☆
洗面器などに水を張っておく
枕元などに水を張った洗面器を置いておくのもおすすめ。温度が高い方が蒸発スピードが高く加湿効果が期待できるので、お湯を張っておくとなおいいでしょう。アロマオイルなどを垂らすと安眠効果も期待できそうですね。
同じ要領で浴室のドアを開けておくという方法もあります。確かに加湿効果は期待できますが、浴室内の湿度が上がりすぎてカビの原因になりかねないのでおすすめしません。
あったかい飲み物を置いておく
こちらは洗面器に水を張っておくのと同じ原理です。デスク周りなどで乾燥を感じる時には試しやすい方法ですよね。
暖かい飲み物を飲むことでも喉は潤いますので常においておくのがよいでしょう。
水分を含ませたスポンジを置く
コップのお湯だけでは物足りない場合は、水やお湯を含ませたスポンジを置いておくという手も。スポンジが加湿器のフィルター代わりになり、ただ水分を置いておくだけよりも効果がありますよ。
デザイン性に優れたスポンジならインテリアのアクセントにも。
ペーパー加湿器を置いてみる
水を入れたコップなどに入れて使うペーパー加湿器を使ってみるという手も。加湿器という名前ですが、電化製品の加湿器とは違い、今までご紹介した方法と同じような原理で、蒸発紙を水の中に入れて置くことで、紙から水分が蒸発。自然に蒸発するよりも加湿効果が期待できます。
ペーパー加湿器は100円ショップなどでも売っていますし、コーヒーフィルターなどを使って手作りすることもできますよ。
加湿度★☆☆☆☆
床や壁を水拭きする
濡れた雑巾などで床や壁を水拭きすると、水分が蒸発して加湿対策になります。掃除をして加湿効果も期待できるのはうれしいですね。
ただし、無垢のフローリングや土壁、砂壁など素材によっては水に弱く水拭きNGという場合も。まずは水拭きできる素材なのかどうかを確認しましょう。
床材の種類についてはこちら。
壁紙の種類についてはこちら。
観葉植物を置く
観葉植物も加湿対策に。水やりをすると根元から吸い上げた水分が葉から蒸発するため加湿の効果があります。といっても水のやりすぎは禁物。適度にあげましょう。
また、植物は光合成をすることで空気をきれいにする効果もありますよ。観葉植物を選ぶときは寒さに強い品種を選びましょう。
★1の方法はこれだけで乾燥を緩和させるのは難しいと思います。他の方法と組み合わせるのがいいでしょう。
加湿器の代わりになる加湿方法はある?
加湿器以外の加湿方法を見てきました。何もしないよりは加湿されますが加湿器ほどの効果は期待できないものが多いですね。
鍋を囲んだり、石油ストーブでお湯を沸かせば加湿効果は高いですが加湿器のように一定の湿度を保つということはできません。
本当に寒い時だけ、特に乾燥が強い時だけ気になる、既に1台持っているけど加湿が足りないと感じるという場合は代用品で乗り切るのも手ですが、常に部屋全体が乾燥していると感じるのであれば、加湿器を導入した方が良いと思いますよ。
気軽に加湿器を導入したいなら空気清浄機との一体型という手も。
まとめ
加湿器以外の加湿方法を見てきました。
加湿しながら掃除ができたり、洗濯物が乾いたり、リラックス効果が感じられる方法も多かったですね。加湿器以外の方法は加湿器にはかないませんが、一時的に使用したり、加湿器と併用するのには良いと思いますよ!
乾燥しているなと感じる時はぜひ試してみてください。
今回ご紹介した方法のいくつかを実際に試してみました!