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エアコンだけでは寒い!効率的な使い方はある?もう1つ導入するなら何がいい?

ooba1809
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冬、普段はエアコン1つでしのいでいても、一気に気温が下がるとエアコンをつけていても寒いと感じることがあります。

ですが、エアコンの使い方次第で部屋が温まることもあるんですよ。

エアコンだけじゃ寒い時の対処法と、もう1つ暖房機器を取り入れるのなら何がいいのかを見ていきましょう。

エアコンを効率的に使おう!

エアコンだけでは寒いと感じても、他の暖房器具を考える前に、まずはエアコンの使い方を見直してみましょう。ちょっと使い方を見直すだけで劇的に快適になるかもしれませんよ。

1,エアコンが正常に動いているか確認

まずは最低限、エアコンが正常に動いているかどうかを確認しましょう。当たり前なんですが、実は調子が悪くなっているだけ、という場合もありますからね。

  • 動いたり止まったりする → 霜取り運転になっている可能性
  • 室内機のフィルターや室外機に汚れがたまっている → 運転効率が下がっている
  • 暖かくも冷たくもない風が出る → 冷媒ガスが漏れている

というケースが考えられます。

まずはエアコンからきちんと暖かい風が出ているかどうかを確認しましょう。フィルターなどに汚れがある場合は取扱説明書を参考に掃除をしましょう。それでもおかしいなと思ったら一度点検や修理を依頼してみてください。

2,エアコンの使い方を見直す

続いてエアコンの使い方を見ていきましょう。「寒いから」と、どんどん温度を上げている人も多いのではないでしょうか。残念ながら、エアコンをつけているのに寒い時に温度だけを上げてもあまり効果はありません。逆に温度だけを上げると体は寒いのに顔は暑いという状態になりがちです。

人が快適に過ごせて環境にも優しい温度設定は冬の場合18~22度・湿度55~65%といわれています(参考)。これを目安に調整するためにも温湿度計を一つは持っておくといいでしょう。

ではどうすればいいのか?ですが、空気は暖かいと上に、冷たいと下にいくという性質があります。ですから、暖房の風向きは下にするのが正解。吹き出し角度は60度以上下向きに設定するのがベストです(参考)。足元を温めるイメージです。

下向きに暖房をつければ暖かい空気は自然と上に上がっていき、部屋全体が温まります。左右の風向きも調整できる場合は、人がいる方向に調整しましょう。

また風量が弱いと暖かい空気が下に届く前に上に上がっていってしまいます。暖房の時は風量を強めにしておくといいですね。

部屋の上下で温度差が少なくなるだけでも快適に感じやすくなります。寒いのに顔は暑いといった場合は温度は下げて、下向きで風量を上げるだけでも快適になりますよ。

どうしても下向きにすると家具に当たったり、人のいる方向に向けられない場合はサーキュレーターの使用がおすすめです。エアコンの下の暖かい空気が当たる場所にサーキュレーターを置き、壁に風を当てるようにすると空気が循環するようになります。他には、空気清浄機でも代用できます。

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サーキュレーターの代わりに扇風機で代用したいと考える人もいると思いますが、

  • サーキュレーター:遠くまで風を送るもの
  • 扇風機:人に当てて涼をとるためのもの

と、構造が違うので扇風機ではあまり効果が期待できません。絶対的な風量が違う他、扇風機では首の角度も自由度が低いです。

3,湿度を上げる

続いては湿度です。冬は暖房を入れることで乾燥します。湿度が低いと皮膚から蒸散といって水分が蒸発することで体温が奪われてしまいます。だから湿度を上げることで冷えにくくなります。

また水分には保温効果もあるので、湿度が高いと部屋全体が冷えにくくなります。

室内の最適な湿度は先ほど挙げたように冬は55-65%といわれています(参考)。それ以下になっている場合は加湿器などで対策しましょう。風邪対策にもなるので、一台は加湿器を持っていてもよいかもしれませんね。

Panasonic(パナソニック) ヒーターレス気化式加湿機(中小容量タイプ) FE-KXY07-W ミスティホワイト

冬であれば暖かい蒸気の出るスチーム式加湿器がおすすめです。

加湿器がない場合でも、室内に洗濯物を干す、部屋で鍋料理を囲む、などでも湿度は上がりますよ!

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4,隙間風を対策する

最後は隙間風対策。せっかく追加の暖房器具を購入しても、隙間風があると暖かい空気はどんどん逃げてしまいます。

暖房器具を購入するよりよっぽど簡単で効果的なのが隙間風対策なので、先にこちらを対策しましょう!

窓、ドアの対策が重要ですが、どちらも簡単な方法からリフォームまで対策がありますよ!

窓の冷気が寒い場合はこちら。

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隙間風の対策はこちら。

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他の暖房機器も導入するなら何がいい?

エアコンの使い方を見直し、冷気の対策もしてみたけれどまだ寒い!という場合は他の暖房機器の導入も考えてみましょう。目的別に見ていきますね。

部屋全体をもっと暖めたい!

部屋全体を暖めるのに最適な暖房機器を見てみましょう。

石油ストーブ

石油ストーブは石油を原料にするストーブのことです。上にやかんなどがおける昔からあるストーブですね。温風が出るタイプは石油ファンヒーターといいます。

メリット:

  • 素早く温まる
  • ランニングコストが安い
  • 空気が乾燥しにくい
  • 電気を使用しないので停電時でも使える

デメリット:

  • 灯油の補充が必要
  • 灯油独特のニオイがある
  • 安全性は低い
  • 定期的に換気が必要

とにかく安く部屋全体を暖めたい、工事なしで改善したいという方には合いますが、エアコンと併用する器具ではないですね。換気も必要になるし、危険性もあるのでお子様やお年寄り、ペットのいるご家庭にはおすすめしません。

石油ファンヒーター

石油ファンヒーターは灯油を燃焼させ、回転するファンで温風を出す暖房器具。

メリット:

  • 素早く温まる
  • ランニングコストが安い
  • 空気が乾燥しにくい

デメリット:

  • 灯油の補充が必要
  • 灯油独特のニオイがある
  • 安全性は低い
  • 定期的に換気が必要

石油ファンヒーターは石油ストーブよりも早く部屋全体を暖めることができます。ファンは電気で回転しているので電源は必要になりますが、安全装置なども付いているので石油ストーブに比べると安全性がやや高いです。ただこちらも換気が必要になります。

ガスストーブ

ガスストーブとはガスが熱源で赤外線による輻射熱で空気をあたためる暖房器具。温風で温めるタイプはガスファンヒーターです。

メリット:

  • 室内を温める速度は比較的早い
  • ニオイがほとんどない
  • ホコリなどを巻き上げにくい
  • 乾燥しにくい

デメリット:

  • 導入には初期工事が必要
  • 灯油に比べるとランニングコストが高い
  • 定期的に換気が必要

ガスストーブを導入するには工事が必要になります。場合によっては給湯器を交換する必要性も。エアコンだけでは毎日寒くて仕方がないという場合は一考の余地ありですが、それなら断熱工事を検討するのをおすすめしますね。

おすすめ!オイルヒーター

オイルを電気の力で放熱する暖房器具。

メリット:

  • 空気を汚さない
  • 安全性が高い
  • 気軽に導入できる

デメリット:

  • 部屋全体を温めるのに時間がかかる
  • ランニングコストは高め

オイルヒーターは工事も必要なく、灯油用に補充の必要もありません。購入したらすぐに使えるので一人暮らしや賃貸でも導入しやすいでしょう。安全性が高いので赤ちゃんのいる家庭などにもおすすめです。ただし、暖まり方は穏やかなのに電気代は高いというデメリットも。

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部屋全体を暖める暖房器具のまとめ

燃料初期費用ランニングコスト暖まるまでの時間乾燥その他
石油ストーブ灯油安い安い早いしない(加湿あり)灯油の補充が必要
石油ファンヒーター灯油(電源も使用)安い安い早いしない(加湿あり)灯油の補充が必要
ガスストーブガス高い(工事が必要)やや安いやや早いしない(加湿あり)
オイルヒーター電気やや安い高い遅い(1時間程度)する(感じにくい)

エアコンと併用するならオイルヒーター1択でしょう。

スポット的に温めたい!

座ってテレビを見ていたり、仕事や勉強をしていたり。一か所にいることが多い方は部屋全体を暖めるエアコンに、スポット的に温める暖房器具を足すと光熱費も抑えながら効率よく温まれますよ。

電気ストーブ

電気ストーブとは電気が熱源で赤外線による輻射熱で空気をあたためる暖房器具。赤外線ヒーター、セラミックヒーター、ハロゲンヒーターなどと呼ばれることもあります。

メリット:

  • 空気を汚さない
  • すぐに暖まる
  • 気軽に導入できる
  • 手軽に移動できる

デメリット:

  • 長時間使用すると電気代が高くなる
  • 近くに燃えるものを置くと燃えてしまう可能性がある

電気ストーブは局地的に温めることが得意な暖房機器。すぐに暖まるので着替えの際やトイレ洗面所など短時間使いたいときにも重宝します。電気代はやや安いですが、長時間使用すれば電気代は上がります。

電気ファンヒーター

電気ファンヒーターは電気によって発生した熱を利用して暖かい空気を放出する暖房機器。セラミックファンヒーターなどとも呼ばれます。

メリット:

  • 空気を汚さない
  • すぐに暖まる
  • 気軽に導入できる
  • 手軽に移動できる
  • 安全性が高い

デメリット:

  • 電気ストーブよりもやや電気代が高い

電気ファンヒーターも電気ストーブと同じく、すぐに暖まります。こちらは火事のリスクも低く安全性も高いですね。脱衣場で使うならこちらでしょう。ただし、電気代は電気ストーブよりやや高いです。

こたつ

日本人なら誰もが知っているコタツ。最近は椅子が入るダイニングこたつも人気です。

メリット:

  • 空気を汚さない
  • 気軽に導入できる
  • 乾燥しにくい
  • 安全性が高い
  • 家族みんなで使える
  • ランニングコストも安い

デメリット:

  • 一度入るとなかなか出られなくなる

こたつは局所的にあたためる暖房機器ではありますが、複数人でつかうことができるので家族で団らんすることが多い家庭にもおすすめ。初期費用、ランニングコストともに安く魅力的ですが、一度入るとなかなか出れないというのが最大のネックでしょうね。

スポット的に暖める暖房器具のまとめ

燃料初期費用ランニングコスト暖まるまでの時間乾燥その他
電気ストーブ電気安いやや安い早い感じにくい
電気ファンヒーター電気安い電気ストーブよりやや高い早い感じやすい
こたつ電気安い安いやや早いしない団らんの場になる

スポット的に使う暖房は電気を熱源にしたものばかりでした。他には、電気あんかや電気毛布、湯たんぽなどを使ってみるのもよいですね。

パナソニック Panasonic 電気あんか [30W]  DW-78P-H グレー[格子柄]

最近だとオフィスで使うならパネルヒーターという商品もあります。

折りたたみ式で持ち運びできるものも多いので、オフィスで使うのならおすすめです。

足元を暖めたい!

冷え性などで足元が冷える場合は、足元に特化した暖房機器や、スポット的に使える暖房機器があるといいですね。

  • ホットカーペット
  • ガスファンヒーター
  • 電気ストーブ
  • 電気ファンヒーター

などがおすすめです。他には、大掛かりな設備にはなりますが床暖房もありますね。

詳しくはこちらの記事でご紹介しています。

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まとめ

エアコンをつけても寒いと感じるときの対処法と、他に暖房機器を導入するなら何がいいのかを見てきました。

エアコンは使い方によっても部屋の温まり方が違います。まずは使い方や、部屋の環境を見直してみましょう。

私も以前は風向きをスイングにしていたのですが、下向きにすると暖まり方が違いました。さらにカーテンを閉めるだけでも暖かくなりましたよ!

それでもどうしても寒いと感じるなら、目的に合った暖房機器をプラスしてみてくださいね。

部屋の暖まり方は家の断熱性が大きく関わってきます。寒い家を根本的に解決したいのなら断熱リフォームも検討してみてください。

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この記事を書いた人
40代主婦。5年前中古マンションを買ってリノベーションしました。自分にとって暮らしやすい家や生活スタイルを目指しています。ライター兼調理師でもあり、キッチン周りには特にこだわりあり。
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