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エコキュートにして後悔した人もいる?失敗しない選び方ってある?

エコキュートの導入を検討していると「後悔」「失敗」というキーワードも出てきます。

エコキュートにして満足されている方ももちろんたくさんいらっしゃいますが、後悔しているという人もいるのは事実。

エコキュートにして後悔するのはどんなケースなのか、失敗しない選び方はあるのか見ていきましょう。

エコキュートにして後悔した、という声もある?

「光熱費が安くなる」「地球にやさしい」と人気の給湯システムエコキュート。ですが、導入した人の中には「後悔している」という声も。

「後悔している」「失敗した」と感じている方もいますね。ですがもちろん、満足している人もいます。後悔しないためには、エコキュートのデメリットをしっかり知った上で選択することが重要です。

エコキュートの後悔ポイントと失敗しない選び方

エコキュートを導入してから感じたデメリット、後悔ポイントはどんなところなのでしょうか。解決策と合わせてみていきましょう。

1.お湯切れを起こすことがある

エコキュートは夜間にお湯を沸かして貯湯タンクに貯めて置き、そのお湯に水を足して温度調節するシステムになっています。その都度お湯を沸かすわけではないので、タンクのお湯が空になってしまうこともあります。

実際にお湯切れしたという声はこちら。

使っているうちに水になってしまうと困りますね。一度お湯切れをすると沸かしなおすまでに時間がかかります。また、沸かしなおす時間が日中の場合、電気代も高くなってしまいます。

解決策

エコキュートの貯湯タンクは、大き目のサイズを選んでおくといいでしょう。特に来客の可能性のあるお宅では日によって湯量が変わるので注意しましょう。

お湯切れのリスクを避けるにはエコキュートとエコジョーズを組み合わせたハイブリッド給湯器を検討してみるのもいいですね。

エコキュートの仕組みやハイブリッド給湯器について詳しくはこちら

給湯機の種類はどんなものがある?特徴と選び方をご紹介! 給湯器は毎日使うものですが、普段は無意識で使っていることが多いと思います。ですが実は様々な種類があるんですよ。 給湯器の種...

2.水圧が弱くなった

ガス給湯器からエコキュートに交換すると、水圧が弱くなったと感じる人も多いです。

ガス給湯器の場合、水と同じくらいの水圧でお湯を使うことができますが、エコキュートは貯湯タンクにたまったお湯を使うので、水圧が弱くなってしまうのです。

  • ガス給湯器:約500kPa
  • エコキュート:約180kPa(参照

と1/3ほどの水圧になってしまうんですね。

生活に困ったり、ストレスを感じるレベルではないのですが、人によっては気になってしまうかもしれません。ですが中には、エコキュートの水圧の方が好きという人もいますよ。

解決策

エコキュートの種類によっても水圧は変わります。日立のナイアガラ出湯参考)という商品は水道と変わらない水圧で使うことができます。

すでにエコキュートをお使いの方や、実際に使ってから判断したいという方は水圧が強くなるシャワーヘッドに変更するという手もありますよ。

シャワーヘッドはご自宅のシャワーに適用されているかどうか調べたうえで購入してくださいね。

3.電気代が高くなった

エコキュートのメリットといえばランニングコストが安い、ということが挙げられます。

ですが、中には総合的な電気代が高くなってしまうケースも。

2月末に新築が完成し、この度、初めて電気代の明細が届きました。

エコキュートのオール電化なので、
電気代がいくらになっているのか楽しみにしていたのですが、
昨年の同月よりも3千円も高くなっていました。

前の家は一軒家で、オール電化(電気温水器)でした。

今の家と共通するところは、IHクッキングヒーターを使っていること、
お湯張りの頻度です(湯量は、今のほうが多少多いです)

参照元:YAHOO!不動産

 

エコキュートの電気代節約について。深夜電力で契約済み。冬場深夜に電気量がかなり増えます。

参照元:YAHOO!知恵袋

特に冬場になると電気代が上がりますね。

エコキュートを導入するとお湯を作る深夜に電気代が安くなるプランを使うことが多いでしょう。深夜の電気代が安くなるプランは、日中の電気代が割高になるケースがほとんど。日中家にいることが多いとかえって電気代が高くなることもあるんです。

また、先ほどご紹介した通り日中にお湯切れしてエコキュートでお湯を作ると電気代が高くなってしまいます。最適なタンクを選ぶことが節約にもつながってきますね。

解決策

ライフスタイルに合った電気料金プランを選ぶ。お湯切れして高い時間にお湯を沸かすことがないよう、最適なタンクを選ぶ。

もちろん、電気代が安くなったという人もたくさんいますよ。

4.エラーが出やすい、交換費用が高い

エコキュートの口コミを見ていると、「エラーが出た」という人が多いです。

そしてもう1つの問題が故障すると修理費が高く、 交換費用も高いということ。

エコキュートは初期費用が高い、というのはよく言われていますが、エコキュート本体がガス給湯器などと比べると高いので交換する時も費用がかさんでしまうんです。

給湯器の寿命は10年ほどなので、エコキュートの交換があるということを頭に入れて置きましょう。

給湯器の寿命はどのくらい?実際、何年で壊れた? 毎日使っている給湯器。不具合が出てくるとそろそろ寿命?と心配になるかもしれません。給湯器の寿命はどのくらいなのでしょうか? ...

解決策

定期的なメンテナンスをすることでエコキュートのエラーを防いだり、長く使うことができます。

エコキュートのメンテナンスについてはこちらの記事をどうぞ。

エコキュートはメンテナンスが重要!サボってしまうと寿命が短くなる? ガス給湯器には様々な種類がありますが、エコキュートのような貯湯型の給湯器はしっかりメンテナンスを行う必要があります。 メン...

5.エコキュートのお湯はそのまま飲用できない

エコキュートのお湯は、そのまま飲用することができません。各メーカーで取扱説明書などにも記載があります。

貯湯式の給湯器は、タンクにしばらく貯めていたお湯を使います。タンクに入れて時間がたってしまうと飲用できる水の基準を満たさない可能性があるため、そのままの飲用は不可、とされているのです。

解決策

エコキュートのお湯は煮沸すれば飲用することができます。「直接飲むことができない」というと問題に感じますが、蛇口のお湯をそのまま飲むということは少ないと思うのであまり問題にはならないかもしれませんね。

6.入浴剤が使えない

エコキュートは循環ポンプや配管等に影響を与えてしまう恐れがあるため、入浴剤の使用はおすすめされていません。フルオートタイプの場合は特に、入浴剤の使用に制限があります。

ただし、すべての入浴剤の使用が禁止されているわけではなく、メーカーが推奨しているものもあります。推奨されていない入浴剤を使用すると故障の原因にもなってしまうので気を付けましょう。メーカーによっても異なりますが、硫黄・塩分・アルカリ・酸などが含まれる入浴剤は使用できないことが多いです。濁り湯タイプ、発泡タイプなども使えないことがあります。

解決策

説明書を確認し、使用できるタイプの入浴剤を使いましょう。入浴剤が好きな方は、フルオートタイプ以外のエコキュートを選ぶといいですね。

まとめ

エコキュートを導入して後悔した、という口コミと後悔しないための解決策を見てきました。

エコキュートにはデメリットがありますが、きちんと選べば解決できることも多いです。エコキュート導入の際には自分に合ったものをしっかり選びましょう。また、説明書をしっかり読んで使用することでトラブルを防ぐことができますよ。

エコキュートのデメリットとしては他に初期費用が高い、設置場所の確保が必要、なども挙げられますね。地球にやさしい、断水時にタンクのお湯を使えるなどもちろんメリットもたくさんありますよ。

メリット・デメリットについてはこちらの記事もどうぞ。

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