マンションの窓や網戸の修理は誰が負担する?費用や事例をご紹介!

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マンションのリフォームをする際、部屋の中は自由に変えることができても、窓やドアなどの専用部分はリフォームすることができません。

好きに変えることはできませんが、壊れた場合はどうなのでしょうか?窓や網戸、ドアなどを修理するときの費用や事例について見ていきましょう。

共有部分の修理は誰が行う?

我が家は中古マンションを購入し、全面リフォームしました。室内は新築同様なのですが窓や網戸などはそのままです。(クリーニングはしてありましたが)

それは仕方のないこと、と分かっていたのですが、気が付けば網戸の立て付けが悪くすぐに外れてしまいます。この修理をするには一体どうしたらいいんだろうと疑問がわきまして、調べてみました。

共有部分と専有部分

マンションには共有部分と専用部分があります。

専有部分というのは、部屋の内側のことです。これは自由にリフォームすることができます。

対して共有部分というのは、マンション全体で共有している部分ということですね。共有部分には、マンションのエントランス、階段、廊下、エレベーターなどだけでなく、窓、ドア、サッシ、ベランダなども含まれます

専有部分 天井、壁、床などを含む室内にあるもののほとんど
共有部分 エントランス、エレベーター、廊下、集合ポスト、ドア、窓、サッシ、ベランダ、専用庭、配管、外壁、屋根など

共有部分と言っても窓やベランダなどはその部屋の入居者しか使いません。こういう場所は共有部分を専用使用している、といいます。

入居者しか使用していないですが、外に面していて外観にかかわるため、自由にリフォームできません。

専用使用部分の修理は誰が負担する?

自由にリフォームできない、というのは分かりましたが、壊れた時の修理はどうなっているのでしょうか?共有部分なので、管理会社で負担してくれるのかな、と思う人も多いかもしれません。実際、私も自分では修理できないのだと思っていました。

ですが、専用部分が通常使用していて壊れた場合、修理の費用は入居者負担となります。あくまで修理だけなので、好きなデザインに変更するということはできないので注意してくださいね。細かい規約などはマンションによって異なりますので、修理であってもリフォームする前に管理会社に相談するのがべストです。

故障ではなくても、外観を損ねなければ二重窓にする、断熱性の高い窓に変更するというリフォームは可能なケースが多いです。管理会社に相談してみましょう。

防犯や防音などの目的で一斉にマンションの窓やドアなどを変更する場合は、入居者負担ではなく管理組合の負担になります。

賃貸の場合、

故意な過失→入居者負担
自然災害、経年劣化→貸主負担

 となります。ちょっと判断が付きにくい場合もありますので、勝手に判断せずにまずは大家さんか管理会社に連絡しましょう。

共有部分の修繕リフォームの事例と費用

続いて、実際に窓や網戸などの修繕リフォームを行った事例と費用を紹介していきますね。

経年劣化からすきま風が入ってくるようになり、窓の交換を行った事例です。今までのものより断熱性が高いガラスに変えたので、よりあたたかく過ごせるようになりました。

窓交換のリフォームは窓の大きさと種類によって異なります。

さくら住建の例を見ると

  • 窓2枚+網戸:78,000円~132,000円
  • 工事費用(1か所):20,000円

です。1か所合計で10万円から15万円というのが目安です。

こちらは窓の部品交換を行った事例です。網戸、戸車、ゴムパッキン、クレセント(窓のカギ)を交換しサッシや雨戸の開閉がスムーズになりました。

こちらは網戸のみ交換した事例です。ゆがみがひどく、閉まらなくなっていたので網戸ごと交換となりました。

こちらの事例では網戸の交換ではなく、張替を行っています。張替ですと料金もぐっと抑えられますね。新しいけれど穴が開いてしまったという場合は張替で十分ですね。

玄関ドアについては、管理会社からOKがでればリフォームは可能です。ですが実際の事例はインターネット上に出回っていません。リフォームOKが出るケースが少ないんでしょうね。玄関ドアは外からも見えますし、窓と違って種類が変わればすぐにわかってしまいます。ですからなかなかリフォームできないんですね。

ちなみに、鍵交換やインターフォンの交換などは可能ですよ。

網戸の張替ならDIYも検討

網戸の開閉がしにくい、窓に亀裂が入ったなどは修繕リフォームしかありませんが、網戸に穴が開いてしまい張り替えたいという場合はDIYで行うことも可能です。

網戸の張り替えに必要なものは

  • 張り替え用の網
  • 網押さえゴム
  • 網戸用ローラー
  • クリップ
  • マイナスドライバー
  • ブラシ(掃除用)

です。最初の3つ以外は家にあるものでできそうですね。

91×200の網です。いろいろな大きさのものが売っていますので窓に合わせて購入しましょう。網はグレーではなくブラックのものもありますが、マンションの場合はグレーにしておいた方が無難ですね。

網押さえゴムです。張り替え方の分かるDVDもついているので初心者にもおすすめです。

網戸の大きさにもよりますが、2,000円ほどで1つの網戸が修復可能です。リフォームですと10,000円ほどかかるのでDIYの方がリーズナブルですね。それほど難しい作業ではないのでぜひチャレンジしてみてください。

網戸の張替を紹介している動画です。これを見てできそうかどうか判断してもよいですね!

シロ
シロ
難しい作業じゃないけど、一人だとキレイに張るのが難しいかも…?誰かに手伝ってもらうとキレイに貼りやすいよ。

まとめ

マンションの窓やドアなどの共用部分は基本的にリフォーム不可です。ですが、劣化や故障のための修繕リフォームであれば、外観を変えずに行えるので入居者が行うことができます。(逆に言うと管理会社では負担してくれません)

実際の事例を見ると窓や網戸の交換を行っている人はいますが、玄関ドアの交換を行った事例は見つかりませんでした。玄関ドアは外観に大きくかかわる部分でもありますし、管理会社の判断で一斉に行うことが多いようです。

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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