内窓(二重窓)にリフォームするとどれくらい効果がある?光熱費は安くなる?
家の中が寒い時、窓に内窓(二重窓・二重サッシ)を付けるだけでも暖かくなるといいますよね。
ですが実際温度がどのくらい変わるのか気になりますよね。今回は内窓の効果と光熱費について見ていきます。断熱以外の効果もたくさんあるんですよ!
内窓とは?
内窓とは二重窓、二重サッシと呼ばれることもあります。既存の窓枠の中にもうひとつ窓を設置したり、サッシごと交換することで窓を二重にするんですね。
家の中が寒いのは窓から入ってくる寒気の影響が大きいです。(実際の効果については次の章で)ですから窓からの冷気を軽減させることで家全体の断熱につながります。特に、窓が多い部屋や洗面所、お風呂など部屋に対して窓の割合が多いと内窓の効果は高くなります。
内窓には嬉しい効果がたくさんありますが、窓が二重なので開け閉めを2回しなくてはいけないというのがデメリットになりますね。
窓を断熱するには内窓のほかにペアガラスに交換という手もあります。内窓とペアガラスの違いについてはこちらの記事をどうぞ。
内窓設置の費用についてはこちら
内窓の設置の効果はどのくらい?光熱費は安くなる?
家の中で一番熱の出入りが多い場所が窓です。ですから、内窓を設置することで家全体の断熱効果も上がります。
LIXILの実験では屋外が0℃の時、窓1枚の時の表面温度は約5℃、内窓を付けた場合は約15℃だったというデータもあります。内窓を付けただけで10℃も変わるというのはすごいですよね。さらに、光熱費が1カ月1,400円お得になったというデータも。
外気温、部屋の面積、室温、暖房の使用状況などによって断熱効果は変わってきます。光熱費についても一概には言えません。ですが例えばエアコン+電気ストーブ、ストーブ+ホットカーペットなど同時に2つ以上の暖房器具を使ってい場合、内窓を付けたら1つでよくなることが多いので光熱費が安く済みそうですよ。
もちろん、窓だけでなく壁にも断熱材を入れると断熱効果はアップします。他の断熱リフォームについてはこちら。
リフォームで内窓を設置した方の口コミ
実際に内窓を設置している方の効果や光熱費についての口コミを見てみましょう。
温度測定結果
①ベランダ
②窓と内窓の間
③部屋の中今の家では3度目の冬。内窓つける前は外気温3℃くらいのときエアコン23〜25℃設定だったけど、今は20〜22℃設定で大丈夫。窓際にいても寒くなく、暖房効率が上がってるのを感じる。結露もほとんどしなくなった。 pic.twitter.com/er4sIzYDQ9
— 山中 巴 /かんび (@yamanaka_tomoe) December 15, 2020
この方は実際に温度を測ってみたんですね。効果が分かりやすいです。
具体的な数字はなくとも、効果を実感されている方はたくさんいますよ。
我が家も、冬の光熱費、2倍以上高くなる!
リビングとお風呂に内窓つけたら、まぁ良くなった。
台所は、すり硝子を 目隠し・高断熱(のガラスだけ)交換したら、凍らなくなった。
猫の陽なたぼっこ・窓用だったが、人間が快適に☆— Longing Love♬ Autumん (@qXIAgOnGsi6aO4d) December 3, 2020
今後おうちのリフォームの予定がある方は、強く強く二重窓をおすすめします。うちは数年前の改築時に家中に既存窓の内側につけるタイプを導入したのですが、夏暑く冬寒くて耐え難かった家が、年中快適になりました。光熱費も抑えられています。ほんと、やってよかった。https://t.co/9IAA0jq8DB
.— Yumiko ”miko” F (@nest1989) January 12, 2021
部屋借りる人は窓が断熱二重窓かよくよく確認した方が良いよ。それで光熱費が月一万…は変わらないけど、数千円は違ってくるから。冷暖房あんまりつけなくていいのは精神的に気分いいし。
— サイカワ (@saikawa2001) November 5, 2020
朝、起きて少しの間だけ
床暖房を入れて
エアコンをつける…😊しばらくしたらスイッチオフ
寒い日でも(零下になる地区じゃないので)ずっと暖かい。
二重窓が熱を逃がさない
家を建てる時、少し割高でも
その後の光熱費や環境を考えると…子どもが生まれ灯油を買う事はなくなった、冬
— まりの【セラピスト】 (@marinoniche) January 27, 2020
内窓を設置して、温かくなった、光熱費が安くなったという人が多いですね。我が家は壁に断熱材は入れたのですが窓は1枚なので内窓を付けたくなってきました。
ですが中にはこんな意見も。
私、旧宅が1984年築のマンションで二重窓化しました。ケチって内窓を樹脂単板にしたので結露は少しマシ程度で光熱費も大して下がりませんでしたが、防音効果が良くて快適度は大分上がりましたよ。
— しふ (@kobeshifu3) January 8, 2021
内窓の種類によっても効果は変わってきそうです。どうせ工事をするのなら効果が高い商品を選んだほうが良さそうですね。
設置工事についてはこちらの記事をご覧ください。
断熱性以外にもこんなメリットが!
内窓を設置すると、断熱性がアップしてあたたかくなる以外にもたくさんのメリットがありますよ!
1.結露の軽減
内窓を設置すると屋外と室内をしっかり隔ててくれるようになります。断熱効果が高まるので外気温の影響を受けにくくなり、結露も大幅に軽減します。結露をなくすために内窓を設置する人も多いですよ。
結露ができると掃除が大変ですし、そのままにしておくとカビなどの原因になってしまいます。結露を防ぐことで家が長持ちすることにもつながるんですよ。
そいえば、スチーム式の加湿器使ってて?窓の結露すごいから、DIYで内窓を付けた。LIXILのインプラス。結構効果あってすごい。 pic.twitter.com/rpuk0d90uu
— IGAGA@ (@els_LHC) January 23, 2021
今日も外は寒いです!
ウチはお手製の内窓があるので結露ゼロ。拭き拭きから解放されてサイコーです。しかも、窓際が全然寒くない!内窓の中と外の温度差が5℃位あるし😳
日本中の家が内窓つけたらエネルギー消費が減って、CO2排出量が減ると思う👍 pic.twitter.com/vKxS8DnTni
— かすみ@ハナウタ生活 (@kasumi_wow) January 5, 2021
この方は自分で内窓を付けているんですね。DIYで内窓を付ける方法についてはこちら。
結露について詳しくはこちら。
2.防音効果
内窓を作ることで窓と窓の間に空気層ができます。この空気層は音も遮断してくれます。
家の中の音が外に漏れてしまう心配も少なくなりますし、外の騒音も小さくなるのは嬉しいですね。車どおりが多い家などでしたら嬉しい効果だと思います。
防犯と断熱、結露防止で内窓付けたけど防音になるので、ゲリラ豪雨☔の雨音に気づかなくなる。今、降ってるし😓
おやすみなさいませ🥱
— 紹運 (じょううん) (@Akatsuki_MS01) September 16, 2020
中には防音のために内窓を付けた人もいますが、付けてから気が付いた嬉しい効果と感じている人が多いようです。
3.防犯効果
内窓を付けることによって、二重ロックになります。鍵が2つあり、窓が二重になっているだけで、一枚窓に比べて侵入までの時間がかかります。泥棒は侵入に時間がかかる家は避ける傾向にあるので防犯効果も高まるんですよ。
防犯に関しては効果を実感できるものではないと思いますが、安心にはつながりますよね。
窓の防犯について詳しくはこちら。
まとめ
内窓を設置するする効果について見てきました。内窓を設置している人は設置する前よりも暖かくなったと感じている人が多いようです。暖房器具の使い方にもよりますが、光熱費も安くなりそうですね。
内窓を設置すると断熱性以外にも結露の軽減、防音効果、防犯効果などのメリットがあります。ぜひ検討してみてください。