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フローリングの浮き沈みが気になる!修理事例を見てみよう!

ooba1809
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フローリングを長年使用していると浮き沈みが出てくることがあります。浮き沈みはあまりよい状態ではないのですぐに修理することをおすすめします。

フローリングの浮き沈みの原因と修理について見ていきましょう。

フローリングの浮きの原因は?

まずはフローリングの浮きについて。フローリングの浮きは大きく分けて2種類あります。

  • フローリングの表面が剥がれるように浮いている
  • フローリング全体がぷかぷか浮いている

状態によって原因も変わってくるのでそれぞれ見ていきましょう。

フローリングの表面が浮いている

フローリングの表面が浮いてしまう原因は水分と日光です。湿気や水滴などで湿ったフローリングに直射日光が当たって表面を乾かします。これを繰り返していると接着剤が剥がれて表面が浮いてきてしまうのです。

一般的な合板フローリングの場合、薄い板を接着剤で貼り付けて重ねています。劣化によりこの接着剤が剥がれてしまうのですね。

フローリング表面の浮きは窓際など湿気が多い場所で発生することが多いです。また、フローリングを張って15-20年参考)以上経過すると浮きが発生することが多いですよ。

水分と直射日光が原因の場合は、

  • 水分をしっかり拭き取る
  • 定期的にワックスを塗る(防水効果)

などの対策をしておくと予防になりますよ。

フローリング全体が浮いている

フローリング全体がぷかぷか浮いている場合は、フローリングの中の心材、もしくはその下の木材が原因です。直接原因を探ることができないので素人では原因の判断が難しいです。

フローリングの浮きの原因は、どちらも経年劣化によって起こります。浮き沈みのある部分だけでなく、フローリング全体の張替えを検討してみても良いのではないでしょうか。

フローリングの沈みの原因は?

フローリングが沈んでしまう原因は

  • フローリングの劣化
  • フローリングの土台の劣化
  • シロアリの被害

などが考えられます。詳しく見ていきましょう。

フローリングの劣化

フローリングが沈む場所に立ち、周囲約30cmで沈まない場所がある場合はフローリングや下地の劣化という可能性が高いです。

浮きの原因と同様、合板フローリングの接着剤が剥がれるとフローリングが沈むことがあります。

フローリングの土台の劣化

フローリングが沈む場所に立ち、周囲約50cmの範囲が一緒に沈む場合は床材や下地よりももっと下の土台の部分に原因がある可能性が高いです。詳しくは床下に潜って(2階の場合は1階の天井を剝がして)調べる必要があります。

フローリングの土台には様々な材料が使われています(参考)。これらが原因でフローリングが沈むこともあるんですね。

束石・床束が原因の場合

束石(つかいし)は床を支える土台のこと。コンクリートを使用していると酸性の強い土壌によって崩れてしまうことがあります。

床束(ゆかづか)も床を支える構造部分。湿気や水回りからの水漏れによって腐食して崩れてしまいます。束石との間に隙間ができると床が沈んでしまいます。

まずは湿気が原因か、水漏れが原因かを探り対処していく必要があります。

大引・根太が原因の場合

床下からの湿気や水回りからの水漏れが原因で大引(おおびき)や根太(ねだ)が腐食することがあります。床束と同じく原因が湿気なのか水漏れなのか探らなくてはいけません。

どちらも素人で判断は難しいですし、放っておくと被害が拡大してしまいます。床下に原因がある場合は早急に対処しましょう。

シロアリの被害

他にはシロアリが床材や床下の木材を食べてしまい、スカスカになっているという可能性もあります。シロアリは水気を好むため、水回りの床が被害に遭うことが多いですよ。

シロアリは一か所だけにとどまらず、被害が広範囲にわたってしまうのも怖いところ。シロアリが原因の場合もすぐに対処が必要です!

フローリングや床下の劣化と違い、白アリの被害は新しい家でも起こる可能性があります。

フローリングの浮き沈みの修復費用と事例

フローリングの床の浮き沈みは修理出直るのでしょうか。修復費用の目安と事例を見ていきます。

フローリングの浮き・沈みの修理費用

フローリングの浮き・沈みの修復費用は、状態や原因によって変わってきます。費用の目安は以下の通り。

6畳の部屋のフローリング張替え 10~15万円
6畳の部屋のフローリング重ね張り 8~13万円
フローリング張替え(一部分) 1カ所約3980円
フローリングの隙間を拡張 約3万円~
根太や大引の交換 5万円以上
束石と床束のすき間の補修 1カ所数千円
床下の腐食修理 約10万円~約20万円
シロアリ薬剤塗布 約4,000円~約12,000円

参考:ハピすむリフォームみんなのお家の修理屋さんWAYOUT

床下に問題がある場合は床下の問題部分の修復+フローリングの張替えとなるので費用は高くなります。

床下は問題ないのでしたら、浮き・沈みのある部分のみの交換や現在のフローリングの上から床材を張る重ね張り方法で修理が可能のため、費用も安く済みますよ。

床の張替えについてはこちらの記事もどうぞ。

床の張替えリフォーム費用はどのくらいかかる?工期や事例についても! 床材の張替えリフォームにはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか。もちろん、選ぶ床材によっても変わりますし、工法によっても費用は変...

フローリングの浮きの修理事例

フローリングの床の浮きを修理した事例を見ていきましょう。

こちらはフローリングが浮いて段差ができてしまっていた事例。部分的な浮き上がりで原因は接着剤の剥がれでしたので液体の接着剤で固定しています。

こちらも部分的な浮きです。フローリングを何枚か剥がし新しいものに張り替えています。

こちらはフローリングが浮いて波打つような状態になっていました。フローリングのすきまを空け、膨張を緩和させるという方法で対処しています。

フローリングの沈みの修理

フローリング床の沈みの修理事例です。

こちらは床から音が鳴っていて一部分に沈みがあったお家。床下の状態を確認し、修復後床材を張り直しました。

こちらも床下が原因で床が沈んでいた事例。床下の補修もしつつ、フローリングは一部分のみの張替えを行っています。柄は変わってしまいますが部分補修なので費用は安く(9万円)で収まっています。

古くなってべこべこになっていた廊下を修理した事例。こちらは仕上げのフローリングのみの重ね張りでは解決しないということで下地合板と床材のフローリングを重ね張りした事例。「張替えはしたくない」というお客様のご要望に応えています。

まとめ

フローリングの浮きと沈みについて見てきました。

フローリングに浮きや沈みができてしまったときは、床下の状態が悪くなっている場合が多いです。素人には判断が付きにくいのでまずは業者にチェックしてもらいましょう。DIYで修理されている人もいますが床下に問題がないのかどうかはしっかりチェックしておく必要がありますね。

床下に原因がある場合は床下の補修、フローリングの張替えが必要になってきます。費用が高額になってしまう場合もありますが放っておくとさらに被害は拡大してしまうので早めに対処してくださいね。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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