暖房の効率的な使い方!風向きや温度調節で節約も!
冬の寒い日はエアコンの暖房をつけっぱなしという人も少なくないと思います。
ですが1日中付けていてもあんまり暖かくないということもありますよね。また、暖房費用も気になるところです。
そこで今回は暖房の効率的な使い方について見ていきましょう。風向きや温度設定を変えるだけでも違いますよ!
エアコンの暖房の効率的な使い方
エアコンの暖房は設定温度、風向きによっても効率的な使い方があります。まずは基本の使い方を見ていきましょう。
風向きはどうすればいい?自動運転は?
部屋全体を暖めるには、上下スイングにしている人も多いかもしれません。ですが、効率よく部屋を暖めるには下向きがベスト。逆に設定してはいけないのは上向きです。
暖かい空気は上に向かっていきます。ですから上向きで使用しているとますます暖かい空気が上にたまってしまい、いつまで経っても暖かくならないのです。
最近では左右の風向きも変えられる機種もあります。左右はスイングにしておくと部屋全体が暖まりますよ。
左右のスイング機能がないエアコンの場合、後付けで左右に風を送ることのできる商品もあります。
また、節約のために風量を「弱」にしている人もいるかもしれませんが、これはNG。弱い風では下まで風が届かないのです。ですから暖房の風量は「強」もしくは「自動」にしましょう。
自分で設定した方が暖かくなるような気がしてしまいますが、じつは風向きも風量も「自動」がおすすめです。最近のエアコンは高性能ですから、自動にしておけば冷たいところに風を送り部屋全体を暖めてくれるんですよ。
実際に私は風向きをスイング、風量強にしていたのですが、両方自動に切り替えてみました。すると以前よりも暖かく、設定温度を2度下げてもいつもより暖かいほどでしたよ!
温度設定はどうする?
設定温度は自分が暖かいと感じる温度に設定してください。
ただし、電気代のことを考えるのであれば温度が低ければ低いほどコストは下がります。設定温度を1℃下げるだけで、10%コストを削減できるといわれているんですよ(参考)。
また、暖かくなったら暖房を一度切って、寒くなったらまたつけるという人もいるかと思います。ですが、節約を考えるのならこれはNG。エアコンは立ち上げる時に一番電力を使うのです。
ですから付けたり、消したりを繰り返しているとかえって電気代が上がってしまうことも。ちょっと部屋の中が暑くなってきたな、と思ったら切るのではなく、設定温度を下げるのがおすすめですよ。
フィルターの掃除も忘れずに!
他に暖房の効率的な使い方としてよく言われているのはフィルターを清潔にするということですよね。
フィルターにごみやほこりが詰まっていると、暖房効果が下がってしまいます。ですからフィルターを常にきれいにしておく必要があるんですね。
掃除の目安は2週間に1回です。思っているより頻繁だったのではないでしょうか。毎月1日と15日に掃除する、など日にちを決めておくと忘れにくいですよ。自動でフィルターを掃除してくれるエアコンの場合も1カ月に1度ほどはチェックしてみましょう。(大きな汚れはないと思いますが少しずつほこりなどはたまります)
また、部屋が暖まりにくいと感じたらフィルター掃除のサインですので、2週間を過ぎていなくてもチェックしてみてください。
+αで効率よく暖める
暖房で部屋を効率よく暖めるには、エアコンと他の暖房器具などを併用するのもおすすめです。
サーキュレーターで風を循環させる!
暖房の風を部屋全体に循環させるにはサーキュレーターがあるといいですよ。サーキュレーターは扇風機のように羽を回して風が流れるので、冬に使うと寒くなるような感じがしますが、そんなことはありません!
これまでお話しした通り、暖かい空気はどうしても上にたまってしまいます。サーキュレーターを使うことで上にたまった暖かい空気を循環させ、部屋全体を効率よく暖めることができるんです。
サーキュレーターは部屋の隅に置き、エアコンに向かって対角線上に風を送るのが正解!エアコンの吹き出し口付近にたまっている暖かい風を循環させます。首振り機能がある場合は、オンにするとより効果的です。
家具などがあって対角線上に設置できない場合は、サーキュレーターを真上に向けましょう。この方法でも上にたまった空気を循環させることができますよ。
サーキュレーターは電化製品なので、エアコンとWで使ったら電気代がかかるのでは?と思われるかもしれません。ですが実際はその逆で電気代の節約にもつながります。素早く部屋全体が暖まることでエアコンの電力が大幅にダウンするんですよ。
シンプルなサーキュレーターですが首振り機能もあり、おすすめです。
こちらは衣類乾燥機能も付いたタイプです。
こちらは温風も出るサーキュレーター。より効率よく部屋を暖めたい人におすすめです。
こたつやホットカーペットを併用する
暖房だけではどうしても寒い、という場合は体を直接あたためるこたつやカーペットを併用するという方法もあります。
好みの方を使えばよいと思いますが、電気代の面で考えるとこたつのほうが電気代を抑えられます。
加湿器で湿度を上げる
冬の暖房設定は20℃とも言われていますが、20℃ではあたたかく感じない人も多いでしょう。20℃では寒いと感じる場合、湿度を上げてみるのも1つの手です。同じ温度でも湿度が上がると暖かく感じるんですよ。夏に湿度が高いと暑く感じるのと同じです。加湿器を使えば効率的に暖まるだけでなく、乾燥も防ぐことができますしね!
加湿器を使うのがベストですが、電気代が気になる…という方は濡れたタオルや洗濯物を室内に干しておくなどの方法がおすすめです。
こちらの記事で加湿器についてや加湿器がない場合の加湿方法をご紹介しています。
https://home-renovation.jp/wp-admin/post.php?post=4269&action=edit
冷気を遮断することも重要!
今まで部屋を暖める方法について見てきましたが、部屋を効率よく暖めるには、冷気を遮断することも重要です。当たり前ですが、窓を開けた部屋でいくら暖房を使っても暖まらないのと同じことです。
- 玄関
- ベランダ
- 洗面所やお風呂
などじつは様々な場所から隙間風や冷気が入ってきています。
どこかから冷気が入ってきていないかチェックしてみてください。
冷気が入ってきている場合の対処法はこちらのページを参考にしてくださいね。
まとめ
エアコンの暖房の効率的な使い方について見てきました。
- 風向きは「下」もしくは「自動」
- 風量は「強」もしくは「自動」
- フィルターをきれいに保つ
- こまめにスイッチを切るのではなく、こまめに温度調節をする
というだけでも暖まり方が違いますよ!
さらに効率よく使うには加湿器やサーキュレーターなどを併用したり、窓やドアなどの冷気を遮断することも重要です。