大雪警報が関東に出たら何を準備する?必要な対策とグッズマニュアル!
関東や関西など普段雪が降らない地域に住んでいると、大雪の時は思った以上に焦りますよね。
うちは大丈夫、と思っていても思わぬ災害に遭ってしまう場合もあります。過去には数日間孤立状態になってしまった地域もあるんですよ。
そうなっても困らないように、
- 大雪警報が出たときにしておく対策
- 大雪が降ってからの対応
についてお話していきますので参考にしてみてくださいね。
事前にこれだけはしておきたい!
大雪が降ると、
- 停電
- 流通の乱れ
- 家屋などの破損、倒壊
などの恐れがあります。
大雪が降る可能性があるときはなるべく事前に準備をしておきましょう。準備が遅くなると雪が降りだしてしまい対策が難しくなる場合もあります。家族や家を守るためにも早めの準備が大切です。
用意すべきグッズは?
まずは用意しておくべきグッズについて見ていきましょう!
停電に備えて
- 懐中電灯
- 携帯電話の充電器、電池
- 携帯ラジオ
- カセットコンロ(ガスの確認も!)
- 使い捨てカイロ
- 毛布
- 軍手
停電した場合を考えて、これらのものを備えておきましょう。他には、魔法瓶に沸騰したお湯を入れておくと停電や断水したときも安心です。お風呂のお湯もためておくと断水した時にトイレの水代わりに使用できます。
また、防災バックがある方はバッグの中身を点検し、すぐに取り出せる場所に置いておきましょう。
セットされている防災バックがあれば安心ですね。
保温効果のあるアルミシートはあたたかくてかさばらないのでおすすめです。
ラジオや充電機能の付いた懐中電灯もおすすめ!
外出しなくても大丈夫なように
以前は大雪警報が出ていてもギリギリまで電車が走っていました。2014年(平成26年)の大雪の時などは、深夜に電車が止まるなど帰宅途中で帰れなくなった人もいて問題になりましたよね。
最近では、事前に列車が計画運休することも多いです。ですから急に電車が止まるという心配は少ないと思います。通勤や通学がある方は使っている路線をチェックしておいてください。
それと当たり前ですが、大雪が降ったら不要不急の外出は控えましょう。大雪で道路の通行止めなどがあるとお店に行くのが困難になります。実際に過去の大雪で埼玉県や千葉県などで数日間孤立状態になってしまった地域もあるぐらいです。
お店でも商品が品切れになったりすることも考えられます。油断せずに、きちんと準備しておくことが大切ですね。ストックは1週間分程度用意しておくようにしましょう。
- 水、食料(1週間分)
- 常備薬(あらかじめ多めにもらっておく)
- 燃料(灯油など)
- オムツ
- ミルク
- ペット用品
など。
食料はカップラーメンなどのインスタント食品がすぐに食べられるので便利です。かといってあまり買い込みすぎるのも問題なので、必要な分だけを購入するようにしてくださいね。
家を守るための対策は?
まずは大雪に備えてスコップを用意しておきましょう。関東や関西では年に1度使うか使わないかだと思いますが、いざ積もってしまった時にないと不便です。我が家もスコップがない時に大雪が降ってしまったことがあります。マンションの他の住人は雪かきをしていたのに我が家は参加できず、気まずい思いをしました。
積もってから買いに行こうとしても、ドアの前に雪が積もっていると外出が困難です。スコップにはさまざまな種類がありますが、丈夫で軽いアルミ製のものがおすすめです。
水道管を凍結させないために
外気温がマイナス4度になると水道管が凍結する恐れがあります。水道管が凍結すると破裂する恐れがあるので、普段使わない水道管も注意が必要です。
外に設置してある蛇口や水道のメーターボックスがある場合は、布などを巻いて保温しておきましょう。
外出のための準備
雪でもどうしても出かけなくてはいけないという人は、出かける準備も事前にしておきましょう。
徒歩の場合はスノーブーツやレインコートを用意しましょう。スノーブーツというと大げさな感じがしますが、普通の靴と変わらないデザインのものもありますよ。雨の日にも使えますので1つあると便利です。
女性向けのスノーブーツ
男性向けのスノーブーツ
子供向けのスノーブーツ
車で外出する場合はスタッドレスタイヤに履き替えたり、チェーンを準備したりしておきましょう。
大雪が降った後の対策マニュアル
続いて、大雪が降った後の行動について見ていきましょう。
雪かきの注意点
なかなか雪かきの経験がない、もしくは少ない人が多いですよね。たまにしかやらないからこそ、注意点はしっかり頭に入れておきましょう。単純な作業ではありますが、注意して行わないと思わぬ被害に遭ってしまうことも。
雪かきは思った以上に力のいる作業です。準備運動をしっかりしてから行いましょう。また、初めは厚着をして厚くなったら脱ぐ、水分を補給をしっかりするなど体調管理にも気を付けてください。
国土交通省では、安全に雪かきや雪下ろしなどの除雪作業をするために以下の通り「事故防止10箇条」を発表しています。
- 作業は家族、となり近所にも声掛けて2人以上で!
- 建物のまわりに雪を残して雪下ろし!
- 晴れの日ほど要注意。屋根の雪がゆるんでる!
- はしごの固定を忘れずに!
- エンジンを切ってから!除雪機の雪詰まりの取り除き
- 低い屋根でも油断は禁物!
- 作業開始直後と疲れた頃は特に慎重に!
- 面倒でも命綱とヘルメットを!
- 命綱、除雪機など用具はこまめに手入れ・点検を!
- 作業の時には携帯電話を持っていく!
毎年、除雪作業でたくさんの犠牲者が出ています。面倒だと思うかもしれませんがしっかり守りましょう。特に、1人で作業しないようにするというのは重要ですよ!
雪が降ってからの移動手段は何がいい?
大雪の時は、なるべく外出しないようにするのが原則です。やむを得ず外出する場合は徒歩か公共の交通機関を利用するのがおすすめです。ただし、公共の交通機関は大幅な遅れが発生する可能性がありますので時間に余裕をもって行動しましょう。
自転車、バイクなどの二輪車は滑りやすいので避けましょう。自動車も慣れていない場合はおすすめしません。どうしても運転する場合は、スタッドレスタイヤをはくか、チェーンを付け、ゆっくりと運転してください。
徒歩で外出する場合はスノーブーツを履くのがおすすめです。(おすすめのものは上で紹介しています)
2014年には関東でも膝まで積もるほどの大雪が降りましたよね。この時私は老人ホームに勤めていたので大雪でもどうしても出勤しなくてはいけませんでした。
スノーブーツがなかったので、スニーカーの上からスーパーのビニール袋を履いて歩きました。路面が凍結しているときなどは滑って逆に危ないですが、雪がまだ降っている状態でしたらこの方法でも歩けますよ。
停電したらどうやって情報収集する?
停電するとテレビ、パソコン、固定電話などが使用できなくなる可能性があります。情報収集は携帯電話で行う人が多いです。自治体のホームページや災害伝言ダイヤルなどを利用しましょう。
そのためにも携帯電話の充電はできるようにしておきましょう。
こちらは手回しで充電できる充電器です。
こちらは電源がないと充電できない充電器ですが、フル充電で約8回充電可能です。前日、もしくは普段から充電しておくといざという時に便利です。
こちらは持ち運びできる電源です。車のシガーソケットで充電可能です。少し値段は高いですが、携帯電話以外にも使用できるので1台あるといいかもしれません。
最近では、数日間停電が続く場合は市役所などで充電器を用意してくれていることも多いです。自力で充電できない場合は行ってみるのもいいでしょう。
携帯用ラジオ
充電器まで用意しておいても通信障害でなかなか情報収集できないということもあります。ですから念のため携帯用ラジオと必要な電池も用意しておくことをおすすめします。
懐中電灯もついた携帯ラジオです。
持ち運びに便利なポケットサイズのラジオです。
こちらは防水タイプなので雪かきをしながら外でも使用できますね。
まとめ
関東や関西など普段雪が降らない地域に大雪警報が出たときの準備と、雪が降ってからの対策を見てきました。ちょっと大げさに思えるかもしれませんが、過去に関東でも大きな被害に遭った地域が実際にあります。自分の住んでいる地域にもいつ大災害が起こるかわかりません。準備しておくにこしたことはありませんよ!
なるべく外出をしなくて済むように1週間分の食料などは用意しておくことをお勧めします。
積雪が落ち着いても雪かきなどで思わぬけがをする場合がありますので、事故防止10箇条を守って安全を確保して行うようにしてください。