壁・床

コンクリートの床を補修したい!ひび割れや凹みは早めに対処しよう!

玄関周りや駐車スペースなどに使われているコンクリートの床。長年使用しているとひびや凹みなどの傷ができてきてしまいます。

コンクリートの床はどうやって補修すればいいのでしょうか。補修の方法や費用、DIYでもできるかどうかなどを見ていきましょう。

コンクリートの床に凹みやひび割れができる理由は?

丈夫なコンクリートに凹みやひび割れができてしまう原因は何なのでしょうか。

凹みの原因

凹みの原因はいくつかありますが、『車の重さ』でちょっとずつ負担がかかり、長い年月が経つと凹みができてしまうというのが多いです。経年劣化の1つですね。コンクリートの寿命は30~40年と言われています(参照)。30年以上経ったら凹みなどが出てきてもおかしくないということですね。

凹みができてしまう水がたまったり、躓きやすかったり、見た目が悪くなってしまうのがデメリットです。

ひび割れの原因

ひび割れの原因も経年劣という可能性が高いです。施工から時間が経つと内部の水分が蒸発して収縮したり、二酸化炭素が原因で内部がさびてひび割れたり、長年の負荷によってひび割れるということが多いですね。

凹みと同じく、30年以上使っていてひび割れてしまうというのはある程度仕方のないことだと考えましょう。

他には

  • 施工不良
  • 地震や地盤沈下
  • 凍害(特に寒冷地方)

などが考えられます。施工してすぐにひび割れてしまった場合は施工不良の可能性が高いので施工会社に相談しましょう。

ひび割れは大きさにもよりますが、コンクリートの強度に影響する可能性もあるため、早目に修復することをおすすめします!

コンクリートの床の修復方法と費用

続いて、コンクリートの床の修復方法を具体的に見ていきましょう。

凹みの修復方法

費用:10,000~/1㎡(参考) 車1台分の駐車場の場合150,000円程度

プロに依頼する場合、凹みの程度にもよりますが

  1. 古いコンクリートを解体
  2. 下地処理
  3. コンクリートの打ち直し

という作業になります。費用は1㎡単位で計算されることが多いので凹み部分のみ修復するのか、全体的に修復するのかによって大きく変わってきます。見た目も大きく違うのできれいに仕上げたい場合は全体を打ち直す方が良いでしょう。

ひび割れの修復方法

費用:1カ所1~5万円程度(参考

コンクリートの床の修復方法はプロに依頼すると以下のような方法で行います。

  • 被覆(ひふく)工法:微細なひび割れを樹脂系やセメント系の材料でコーティングする
  • 注入工法:ひび割れ部分に樹脂系やセメント系の材料を注入する
  • 充填(じゅうてん)工法:ひび割れに沿ってコンクリートの表面をカットし、その中に補修材を充填する

充填工法は1.0mm以上の大きなひび割れの場合に行う工法です。ひび割れが大きい場合内部がさびている可能性。さびがある場合はさびの除去と防さび処理の工程が加わります。

範囲が広かったり、ひび割れが大きいと工事が複雑になり、費用もかさむ傾向がありますよ。ですから早めに補修することをおすすめします。

コンクリートの床はDIYでも補修できる?

コンクリートの床はDIYでも補修することができます。ですが、素人の補修はあくまで応急処置になります。

DIYで表面上の補修はできても、根本的な原因を解決していないとまた同じようにひび割れや凹みが発生する可能性が。また、範囲が広かったり、ひび割れや凹みが大きい場合は他の箇所にも見えないところで不具合が出ている可能性が。

DIYする時は

  • 原因が分かっている
  • 範囲が狭い(ひび割れの場合幅0.3mm以下)

場合にとどめておきましょう。

凸凹の修復方法

凸凹のコンクリートを修復する場合は、

  • 盛り上がっている部分を削る
  • 凹んでいる部分に補修材を入れる

という方法になります。

こちらはアスファルトですが駐車場の床の凸凹を補修した動画です。

凹んだ部分をきれいに掃除して、以下のような補修材を入れましょう。補修材を入れて固めるだけなので簡単に補修可能です。

説明書を確認してコンクリートを固めましょう。

最後は表面をカンナやヤスリなどで削るときれいに仕上がりますよ!

ですが素人が完全に平らにするのはなかなか難しいです。きれいに仕上げたい方はプロに頼むことをおすすめします。

また、凸凹だけでなくひび割れや欠けも生じている場合もプロに依頼しましょう。

ひび割れの修復方法

小さなひび割れは、ひび割れにコンクリート修復材を入れて修復することが可能です。

  1. ひび割れをきれいに掃除する
  2. 補修材を入れる
  3. へらなどで平らにする
  4. 乾燥させる

という手順になります。結構簡単ですね。

こちらの動画などを参考にしてみてくださいね。

ひび割れの場合はスティックタイプや液体タイプの補修材が使いやすいです。床用の補修材を選んでくださいね。

ただし、はじめにお伝えした通りひび割れが深い場合や広範囲に及ぶ場合はプロに依頼しましょう。

まとめ

コンクリートは丈夫な素材ではありますが、寿命はあります。30~40年経過しているとコンクリートの床はひび割れや凹みなどの不具合が出てくることがあります。

コンクリートの床の補修はDIYでもできるのですが、素人ができるのは表面の補修にすぎません。原因がはっきり分かっている場合や凹み、ひび割れが小さい場合は良いですが、それ以外の場合はプロに依頼した方が安心です。

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