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床暖房のメンテナンスは必要?費用はどのくらいかかる?

ooba1809
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導入に費用が掛かる床暖房ですが、メンテナンスはどうなのでしょうか。

メンテナンスの必要性や費用について見ていきましょう。

床暖房の種類

床暖房の種類は大きく分けると「温水循環式」「電気ヒーター式」の2種類があります。種類によってメンテナンスの方法も変わってきます。

温水循環式(温水式):

電気・ガス・灯油などを使って温水を作り、放熱させる床暖房。熱源機を設置する必要があり、熱源機によってコストや特徴が異なる。

色々な種類がありますが、ガスと電気(ヒートポンプ、エキュート)が主流ですよ。

電気ヒーター式(電気式):

発熱体に電気を通して発熱する方式。熱源機が必要ないので比較的設置が楽。

床暖房の種類について詳しくはこちら。

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床暖房はメンテナンス不要ともいわれますが、本当にメンテナンスは必要ないのでしょうか。種類ごとに見ていきましょう。

温水式床暖房の寿命とメンテナンスの必要性

温水式床暖房の寿命は30年以上参考)。これは温水ポンプの寿命で実際にはもっと長く使えることも。この間にメンテナンスが必要ないのなら楽でいいですよね。

温水式床暖房は熱源でお湯を作ってそのお湯が床下にある温水ポンプを流れることで温かくなります。温水を作る熱源、つまり給湯器は一般的なものと同じで寿命は10年ほどです。熱源を交換すれば床暖房の工事などは必要なくまた使用することができます。

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温水式床暖房のメンテナンスと費用

温水式床暖房は、床の下を温水が流れるというシンプルな構造のため、基本的に大きなメンテナンスや日々のお手入れは必要ありません

気を付けておきたいのは温水ポンプを流れる「水」です。

床の下を流れる温水は「水道水」「不凍液」の2種類があります。不凍液というのは名前の通り、凍結しない水です。水道水が凍るような寒冷地では不凍液が使われます。都道府県によって決まっているようなのでこちら導入時、メンテナンス時に確認してみましょう。

水道水の場合

床暖房の温水タンクを確認し、減っていたら補充します。タンクのキャップを外して水面が見えなければ補充をしましょう!

補充するのは水道水なので費用は掛かりません。極端に水が減っている場合は水漏れなどの可能性があるので点検を依頼しましょう。

特に問題がなければ業者を呼んでメンテナンスをする必要はありません

不凍液の場合

毎年減った分の補充と約10年ごとに一度交換参考)が必要です。

不凍液を常備して減ってきたら追加します。床暖房設置時に、余った不凍液をもらえることもあるので、業者さんに確認してみてください。

ネットでも購入可能です。

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10年に1度の交換の際は業者に依頼しましょう。

床暖房の面積などにもよりますが費用は、

  • 新しい不凍液
  • 古い不凍液の処分代
  • 作業代

併せて40坪の建物で5万円程度参考)です。

不凍液の入れすぎで故障することもあるようなので要注意です。

温水式床暖房の寿命とメンテナンスは以下の通り。

  • 温水ポンプの寿命は30年ほど
  • 熱源機(給湯器)の寿命は10年ほど(交換すればまた使える)
  • メンテナンスが必要なのは熱源のみ
  • 毎年水道水または不凍液の補充が必要
  • 不凍液は10年に1度交換が必要

簡単なメンテナンスではありますが、全く不要という訳ではないのでご注意ください。温水が少ないまま使用していると故障の原因になります。故障してしまうと修理が大変なので正しく使うことで床暖房の寿命を延ばしましょう。

電気式床暖房の寿命とメンテナンスの必要性

続いて、電気式の床暖房について見ていきましょう。

電気式の床暖房は、床下に温熱ヒーターのパネルを設置しているだけなので滅多に壊れません。建物と同等の年数、半永久的に使えるともいわれています。メンテナンスも不要です(参考)。構造がシンプルなため、メンテナンス不要というよりメンテナンス、修理ができないという側面も。故障の場合は交換になる可能性が高いです。

また、夏期など長時間使わないときはブレーカーを落としておきましょう。

半永久的ではありますが、ヒーターパネルに直接フローリングなどの床材を貼り付けているため、床材の交換をする時に傷ついてしまうことも。このタイミングで床暖房の交換を考えてもよいかもしれません。

床材を長持ちさせるため日頃から床材のメンテナンスはしっかり行いましょう。また耐久性の高い床材も検討してみましょう。

床材の種類についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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電気式床暖房の寿命とメンテナンスをまとめると

  • 電気式床暖房は壊れにくく半永久的
  • メンテナンスは不要
  • 修理不可のため、故障の場合は交換に
  • 床交換時には注意が必要

ということになります。メンテナンス費用はほぼ0円なので圧倒的に電気式の方が安く、楽ですね。ただし、万が一故障した場合、修理ができないというデメリットも。

床暖房のメンテナンス、修理などをした人はいる?

床暖房はメンテナンス、修理などが不要とのことですが実際に修理などをしている人はいるのでしょうか?

こちらの方は給湯器が故障して交換したようですね。給湯機が故障すると大変なので日ごろからメンテナンスしておきたいですね。

こちらも熱源のガスが故障した模様。

こちらは使用して4年目で温水パネルの水漏れが発覚した事例。施工ミスということで無料で修理できたようです。建てた年なら分かりますが4年目で施工ミスが発覚することもあるんですね。

床暖房の暖かさにムラがあり点検したところ、2枚のうち1枚の温水パネルの温まり方が弱いということが分かりました。片側だけ温水の流れが悪かったことが原因で、不凍液を補充することで解決しました。

これは、素人には分からない問題なのでプロに依頼するしかないですね。

ここまでは温水式のトラブルでしたが電気式でも故障したという口コミがありました。

ブレーカーが頻繁に落ちていたことが故障の原因になったようです。ブレーカーが落ちやすいご家庭では早めにアンペアを上げておいた方が良さそうですね。

まとめ

床暖房は基本的に温熱式と電気ヒーター式の2種類があります。電気ヒーター式は基本的に面テンスは不要。

温熱式は温水(水道水または不凍液)の補充、交換が必要になります。

実際は呼称して修理が必要になることもありますが、メンテナンスをすれば長持ちするという訳ではありません。正しく使っていれば故障のリスクも少なくなりますので、説明書などをよく読み、正しく使ってくださいね。

ちなみに、ヒーター式の方が故障が多い印象があります。電気式は滅多に故障しませんが故障すると修理が難しいため交換になる可能性が高いです。

 

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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