壁・床

和室が寒くて仕方ない!どこを対策すればいい?

和室に入るとなんだかひんやりして寒い、と感じる人は少なくないかもしれません。和室には畳、障子など洋室にはないアイテムがあるので他の部屋とは違う寒さ対策が有効です。

今回は和室が寒くなる原因と対策方法について見て行きましょう。

なぜ和室は寒いの?

和室=寒いという訳では決してありません。和室でもしっかり断熱対策を行っていれば暖かい部屋もあります。古い家の場合特に、和室が寒い!と感じる方も多いでしょう。

和室が寒い原因は

  • 根本的な断熱対策がされていない
  • 窓から冷気が入る
  • 畳の下から冷気が入る
  • 引き戸から隙間風が入る

などが挙げられます。

暖かい空気は上に、冷たい空気は下に向かっていきます。ですから、1階で縁側のある昔ながらの和室などは特に寒くなる要素が多いですね。

次の章から、和室の寒さ対策を見ていきましょう。

簡単にできる和室の寒さ対策

それでは、今すぐできる和室の寒さ対策を見ていきましょう。賃貸でもできる対策もあるので試してみてくださいね。

窓・障子の対策

窓は壁に比べて断熱性が低いです。特に窓が大きければ大きいほど冷気が入ってくるので寒くなってしまいます。断熱対策はまず窓から!というほど寒さ対策に窓は重要ですね。

簡単にできる窓の対策方法は

  • 断熱シートを貼る
  • 二重窓キットでDIYする
  • 断熱ボードを置く

などがあります。

窓の寒さ対策について詳しくはこちら。

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障子は和紙でできているので断熱性が低い、と思われるかもしれませんが、実は一定の断熱効果はあります。

ですがそれでも寒いのであれば太鼓張り(二重張り)にしたり、断熱障子シートを使うという手も。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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畳の対策

畳がひんやりして寒い、と感じる方も多いでしょう。

断熱材を入れていない場合、畳を外すとその下は荒床(あらゆか)と呼ばれる板。その下は床下です。床下には外気が直接入ってきます。床下の換気のために重要なことではあるのですが、これでは寒くなるのも当然ですよね。

まずは畳の下に何かを敷くのがおすすめ。昔から、畳の下に新聞紙を敷いたりしているのを見たことがあるかもしれませんが、あれも防寒対策の1つですよ。

ですが新聞紙ですと効果はイマイチなのでどうせ敷くなら断熱シートがおすすめです。

断熱シート 厚手 180×180cm 2畳用 保温シート 断熱マット 床 アルミ シート 冷気 断熱 保温 日本製 厚さ約4mm

さらに、畳の上にじゅうたんやマット、カーペットを敷くと断熱効果はアップします。厚みがあればあるほど断熱効果は上がります。

ただし畳の全面に何かを敷いてしまうと通気性が悪くなり、カビやダニが発生することも。抗菌機能付きのカーペットにしたり、定期的に掃除をするのがおすすめです。できれば冬の間だけ敷くという方法がよいですね。

隙間風の対策

古い家の場合、経年劣化で隙間風が入ってくることも。窓や扉から風が入ってきていないか確認してみましょう。

隙間風が入ってくる場合は隙間テープで対策するのが簡単で効果的ですよ。

隙間風対策についてはこちらの記事もどうぞ。

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根本的な解決はリフォームも検討!

家でできる対策をしてもあまり効果がない、寒くてどうしようもないという方はリフォームも検討してみましょう。

窓のリフォーム

断熱リフォームをするのなら、まずは窓から。窓からは冷気がたくさん入ってくるので最初に対策したい場所です。

窓の断熱リフォームは

  • 二重窓にする
  • ペアガラスに変更する

という方法があります。窓の断熱リフォームは壁などを壊さずにできることも多いので、単独でリフォームしやすいです。

内窓とペアガラスの違いはこちらの記事をどうぞ。

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大きな窓を使っていないのなら、窓を小さくするという手も。面積が小さくなるだけでも寒さが軽減しますよ。こちらは壁の工事なども伴います。

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畳のリフォーム

畳の寒さを軽減したい場合は

などの方法があります。畳にこだわらないのでしたら、他の床材に変更してしまうのもよいでしょう。

断熱材を入れる場合は、畳下でも床下でも効果はあまり変わりません。畳の張替えなどをせず、断熱材だけを入れたい場合は床下から入れる方が工期や費用を抑えられることが多いです。

断熱材は畳だけでなく、壁や天井にも入れることができます。足元だけでなく壁もひんやり感じる方は壁の断熱工事も検討してみてください。

断熱リフォームの種類についてはこちらの記事もどうぞ。

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根本的に解決したいのなら全面リフォームも!

特に古い家の場合、部分的に断熱リフォームをしても寒さがあまり改善しないという場合があります。

窓をリフォームして、まだ寒いので畳、壁、とどんどんリフォーム箇所を増やすと費用も工事期間も増えてしまいます。

特に、和室以外にも廊下やお風呂など寒いと感じる場所があるのなら思い切って全面を検討してみてもよいのではないでしょうか。

まとめ

和室の寒さ対策について見てきました。

まずは、隙間風が入ってこないか確認。その後、窓と畳の対策を行ってみてください。あまり効果を感じない場合はリフォームがおすすめです。

和室だけでなく家全体が寒い。廊下やお風呂なども寒いという場合は、全面リフォームをしてしっかり断熱材を入れることをおすすめします。もちろん費用は掛かってしまいますが、断熱リフォームをすると快適に過ごせるだけでなく、光熱費も抑えられるようになりますよ。

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