障子の断熱性を高めよう!DIYでも対策できる?

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日本では昔から使われている障子。現在も和室などで使われている方は多いでしょう。

木の枠に和紙が貼られているだけですが、断熱性はどうなのでしょうか。断熱対策の方法も見ていきましょう。

障子の断熱性は高い?低い?

障子の断熱性は「高い」という人もいれば「低い」という人もいます。

障子は木の枠に和紙が貼られているだけなので、断熱効果は期待できないと思っている人が多いかもしれません。ですが一定の断熱効果はあります。

じつは障子1枚で窓にカーテンを二重にしているのと同じくらいの断熱性があるんですよ(参照)。カーテンとは違い、夏の日差しを遮り、冬の日差しは取り込むという効果があるので閉めたままでも快適。閉めていても明るいというのがメリットですね。

さすがに窓むき出しの状態やカーテンに比べて断熱性はあるものの、高性能の断熱効果があるというわけではありません。ちょっと手を加えれば障子の断熱性を高めることができるので方法をご紹介しますね。

シロ
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意外と断熱効果ってあるんだね…!

障子の断熱性を高める3つの方法

障子の断熱性を高める方法は大きく分けて3つ。DIYで簡単にできる方法もあるので検討してみてください。

1.太鼓貼りにする

一般的に障子は木の枠(組木)の片面に障子紙を貼ります。太鼓貼りというのは、片面ではなく両面に障子紙を貼る方法です。

組木には1cmほどの厚みがあります。両面に障子紙を貼れば組木の厚み分空気の層ができ、断熱効果が期待できます。仕組み的にはペアガラス参考)と同じですよ。貼っているのは和紙なのでペアガラスほどの断熱効果が得られるわけではありませんが、DIYで気軽に断熱対策することができます。障子紙が余っているのならすぐにでもできるのがうれしいですね。

両面になると和紙の透け感はちょっと変わってきますね。

2.断熱障子シートを使う

障子紙は基本的に和紙でできています。和紙だからこそ採光・通風ができ障子の良さが発揮できているのですが、断熱性は弱いです。

最近は和紙ではなく発泡ポリウレタンシートなどでできた断熱障子シートという商品があります。和紙の雰囲気とは若干異なりますが断熱性を高めたい方におすすめ。

このような感じで見た目は普通の障子と変わりませんね。

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こちらはプラスチック製の障子シート。水拭きができるのもうれしいです。

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空気をたっぷり含んだ特殊不織布を使用した障子シート。断熱性が高く、破れにくいのも特徴です。

こちらはテイジンのエフコットという素材を使用した障子シート。花粉やほこりをキャッチする効果も期待できます。

既存の障子紙を外して交換するのもいいですが、鼓貼りで断熱障子シートを使えばさらに断熱効果が期待できますね!

シロ
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うちのは破れたりして張替えないといけないから、断熱障子シート試してみよっと!

3.障子風の内窓を設置する

(参考商品)

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一番断熱効果が高いのは障子風の内窓(二重窓)を設置する、という方法。内窓なので和紙ではなく和風のデザインのガラスで作られていますが、パッと見は障子のようですよね。

こちらが実際の障子風内窓を設置した画像です。

ガラスの機能によっても断熱効果は変わってきます。内窓を設置するのでDIYで手軽に、というわけにはいきませんが本格的に断熱したい方にはおすすめです。

内窓について詳しくはこちら。

内窓(二重窓)にリフォームするとどれくらい効果がある?光熱費は安くなる? 家の中が寒い時、窓に内窓(二重窓・二重サッシ)を付けるだけでも暖かくなるといいますよね。 ですが実際温度がどのくらい変わる...
シロ
シロ
やるならリフォームの時にって感じかな…?質感も変わりそうだし、これなら窓の断熱リフォームをやった方がいいように見えるね。

隙間風や穴にも注意しよう!

当たり前といえば当たり前ですが、障子の本体や窓から隙間が開いていたり、障子が破れて穴が開いていたりするとそこから隙間風が入ってきて断熱性は下がります。この2つに対しても対策していきましょう。

隙間テープを貼る

建付けが悪くなったなど隙間風が入ってくる場合には、戸あたりの部分に隙間テープを貼ると隙間風が気にならなくなります。簡単に対策できるのでおすすめですよ。

障子だけでなく、窓からの隙間風が気になる場合にも使えます。

障子の穴の修復方法

障子用のシールを使う

ちょっとした穴でもそこから隙間風が入ってきてしまうので断熱効果を求めるのならふさいでおきたいです。小さな穴なら障子用のシールを貼るだけでOKなのでとても簡単ですよ。

補修用のシールはA4サイズまであるので大きめの穴でも修復可能。ただし、光が当たった時にはどうしても目立ってしまいます。思い切って桜などのデザインシールにしてしまうのもおすすめです。

1マス分だけ修復

シールよりもきれいに修復したい場合や、破けてしまった場合などは1マス分だけ障子を張り替えましょう

1マス分だけ張り替える手順は以下の通り。

  1. 張り替えたい部分の枠に沿って障子紙を切り取る
  2. 新しい障子シートを①より一回り大きくカットする
  3. ノリや両面テープなどで貼る

障子全部を張り替える手間を考えれば簡単ですので、破けてしまった場合などはぜひ修復してくださいね。

まとめ

障子にはある程度の断熱性がありますが、高性能な断熱効果が期待できるわけではありません。

簡単にできる断熱対策には、障子紙を二重に貼る、断熱障子シートを使うという方法があります。本格的に断熱したい方には障子風の内窓を設置するのもおすすめですよ。

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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