開口部(窓・玄関・ドア)

玄関のバリアフリーリフォーム屋外編!玄関ポーチの段差解消やドアの変更など

玄関前のポーチに段差があったり、ドアが入りにくかったり、玄関前にはバリアフリーリフォームしたい箇所がたくさんあるのではないでしょうか。

今回は玄関前の屋外部分のバリアフリーリフォームについて見ていきます。

屋内部分の段差(上がり框など)はこちらの記事で。

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玄関ポーチの段差解消

まずは玄関ポーチの段差解消についてみていきましょう。高さにもよりますが、段差を解消するにはスロープが一番手っ取り早いでしょう。

車椅子で登るのに最適な傾度は?

スロープを設置する時に重要なのは傾度です。車椅子の場合、車椅子を押す介護者がいるのかいないのかによっても変わってきます。

車椅子に最適な傾度は

自立走行の場合:傾度4~5度
介護者がいる場合:傾度8-15度

といわれています。

傾度が緩やかであればあるほど車椅子の走行は楽になりますが、その分長いスロープが必要になってしまうんですよ。

傾度5度:段差の12倍の長さのスロープが必要(勾配1/12)
傾度10度:段差の6倍の長さのスロープが必要(勾配1/6)

具体的な数字で見てみると以下の通りです。

段差の高さ 自立走行の場合(傾度5度) 介護者がいる場合(傾度10度)
5cm 60cm 30cm
10cm 120cm 60cm
15cm 180cm 90cm
20cm 240cm 120cm
30cm 360cm 180cm

ちょっとした段差だと思っていてもスロープはかなり長くなってしまうんですね。普段は自立走行している方でも外出時に一人ではないのなら、介護者に手伝ってもらうことを想定したスロープにするのも1つの手です。

また車椅子の幅はだいたい70cmですので最低でも70cmの幅は必要です。少なくとも80cmぐらいは見ておいた方がいいでしょう。

取り外し可能なスロープ

まずは簡単に設置できる取り外し可能なスロープを見ていきます。その都度スロープを設置する人が必要になりますが、リフォームよりもだいぶ費用が抑えられますよ。

今すぐにリフォームできない場合や、いずれは施設に、と考えている方には簡易的なタイプでよいかもしれませんね。簡易的なスロープといっても種類は豊富にあるんですよ。

折り畳み式のアルミのスロープです。比較的安価なので購入しやすいのではないでしょうか。

発泡ウレタンと滑り止めシートで出来た折り畳み式のスロープです。アルミに比べて高額ではありますが、軽いので女性や高齢の方でも設置しやすいというメリットがあります。

こちらは簡単に設置できるスロープですが、固定して使用するタイプ。粘りと弾力性に富んだダクタイル鋳鉄製で長持ちします。

こちらはオーダーメイドのスロープです。既製品でサイズが合わない方には嬉しいですね。鉄素材なので動かすのはちょっと大変ですが、丈夫で長持ちします。

こちらは車椅子の車輪に合わせて2本のスロープを設置するタイプ。1本1本のスロープは細長いので軽くて設置がしやすいですよ。

簡易的なスロープは長さの種類も豊富なので、ぴったりのサイズのものを探してみてください。

リフォームでスロープを設置した事例

続いて、リフォームでスロープを設置した事例を紹介します。スロープの長さ、デザインなどによっても費用は変わってきますが、40~50万円が相場(参考)です。もちろん、凝れば凝るほど費用は高くなってしまいます。

飛び石で歩きにくかった玄関前になだらかなスロープを設置した事例です。おしゃれなスロープですが車椅子でも使えるように考えて設置されています。

植物を植えていたスペースを解体し、スロープを設置した事例。スロープ脇に花壇を添えている工夫がいいですね。

駐車場の拡張、スロープの設置、玄関ポーチの作成を行った事例です。玄関ポーチとは別の方向に長いスロープを設置しています。

リフォームとなるとやはり費用は高くなりますが、その分使い勝手がよくおしゃれな玄関になりますね。

玄関ドアをバリアフリー化!

続いて、玄関ドアのバリアフリーについて見ていきましょう。

車椅子で玄関ドアを通る場合、最低でも75cmの幅が必要です(参考)。一般的な玄関ドアの幅は80~90cm参考)あるので基準はクリアしていますが、開口が広ければ広いほど通りやすいことは確かです。

玄関ドアを引き戸にすることや、段差を解消することで玄関ドアからの出入りがスムーズになります。玄関ドアの交換リフォームの相場は10~35万円参考)。ただし、防犯性に優れたドアを選んだり、壁を壊したり作ったりする作業が伴ったりすると費用が高くなります。

玄関ドアをバリアフリーリフォームした事例をご紹介しますね。

古い引き戸を交換した事例です。新しいですが家の雰囲気に合っていますよね。段差もなくし、出入りがスムーズになりました。

開き戸から引戸にリフォームした事例です。自転車用ではあるのですが、スロープも設置していますよ。

バリアフリー対策ではないのですが、開き戸から引戸にリフォームした事例です。以前の開き戸と雰囲気を変えずにおしゃれに仕上がっていますね。

段差解消にはスロープも!

ドアは交換できないけれど段差だけでも解消したいという方はスロープを設置してみてはいかがでしょうか。

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屋外でも室内でも使えるスロープです。PVC(ポリ塩化ビニル)性でお手入れしやすく、使い勝手もいいですよ。

こちらはゴム製のスロープです。ちょっと色が目立ちますが、逆にわかりやすくていいというメリットもありますね。

こちらは特殊なエラストマー素材のスロープです。置くだけで固定しなくても滑りにくいというのが特徴です。

このようなスロープを置くだけで出入りがしやすくなるのならいいですよね。

玄関以外の場所から出入りするという選択肢も!

今まで見てきたように玄関には段差が多く、解消するのが大変というおうちも多いでしょう。そんな時は玄関以外の場所から出入りするという手もあります。

私の祖母は車椅子だったのですが、玄関ではなく隣の部屋の縁側に簡易リフトを設置し、そこから出入りしていました。玄関には段差があり、出た先も砂利道だったので玄関以外の部屋から直接駐車場に移動する方がスムーズだったんです。

他にも玄関以外の場所から出入りされている方はたくさんいらっしゃいますよ。事例をご紹介しますね。

玄関は段差が多かったため、別の場所から移動できないか考えリビングにデッキを設置。そこからスロープで外に出られるようにリフォームしました。

車椅子のまま外に行きやすいように、濡れ縁と昇降機リフトを設置した事例です。防犯のため、門扉も設置しました。

寝室の窓から出入りできるようにリフトを設置した事例です。介護者の部屋から直接外に出られるので楽になったそうです。

まとめ

玄関ポーチや玄関ドアの段差解消、ドア交換について見てきました。普段生活している時は気が付かないですが、玄関には段差がたくさんあります。

スロープの設置やリフォームで外出しやすい環境にしたいですね。他の場所からの出入りも検討してみてください。

玄関の中の段差の解消や手すりについてはこちらの記事をご覧ください。

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リフォーム知っ得○✕クイズ!
  1. 全く同じ工事内容でも依頼先によって値段が倍以上違うことがある
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実は答えは全部○。リフォームでは全く同じ工事でも値段が倍以上違ったり、無許可・無資格の業者があったりします。保証が必ずあるわけでもないため泣き寝入りするパターンも…。

どれか一つでも「え、知らなかった…」という場合は、後悔しないためにもこちらのページをひとまず読んでおいた方がいいでしょう。

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