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薪はどうやって保管すればいい?保管場所や注意点について

ooba1809
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薪ストーブを導入する場合、薪の保管場所を確保しなくてはいけません。

薪の保管にはどのようなことに注意すればよいのかをまとめました。

薪の保管場所=乾燥場所

薪ストーブで薪を使用する際、薪の保水量が重要です。

原木や未乾燥の薪の場合、50~60%ほどの水分を含んでいるんですよ。ストーブに適した薪にするには、水分量を20%以下にしなくてはいけません(参考)。

水分の多い薪を使用すると内部の水分を飛ばすのにエネルギーを使い、暖房能力が下がってしまいます。燃焼温度が下がるので臭いも発生しますし、煙突にススやタールが付く原因にも。臭いが発生すると近隣トラブルにも繋がったり、最悪の場合は火災に繋がる可能性もあります。

薪ストーブの臭いが気になる・・・近隣トラブルを防ぐ煙対策と臭い場合の対処法 独特の雰囲気がありおしゃれで、家中が暖かくなる薪ストーブ。 憧れる人も多いと思いますが、導入までには薪の確保や置き場所など...

また、薪は湿気の多い状態が続くと害虫が発生したり、キノコが生えたり、腐ってしまったりというトラブルも起こります。

質の良い薪=十分に乾燥した薪

といっても過言ではありません。薪が乾燥するまでには1~2年かかります(参考)。薪の保管場所は乾燥場所であり、乾燥に適した場所でなくてはなりません。未乾燥の薪を購入した場合、今シーズン使う分だけでなく、来年、再来年の薪も保管しておかなくてはいけないのです

薪の水分量は目視では確認できません。水分が抜けたかどうかは市販のチェッカーで確認しましょう。

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薪を十分に乾燥させる保管場所と保管方法

薪は保管しながら乾燥させなくてはいけません。

そのために適した場所は

  • 日当たりがいい
  • 風通しがいい
  • 屋根のある屋外

です。北側や建物の陰になる場所は適していません。

屋外というのは少し意外かもしれません。薪は水分を多く含みますし、害虫が潜んでいることも。室内に入れると家のトラブルにつながってしまうこともあるので屋外が適しています。

屋外が良いとは言っても雨さらしの場所では乾燥しませんよね。ですが、切ったばかりの薪は雨ざらしにすることで樹脂が流れ乾燥が進むことも。切ったばかりの時は雨ざらしにし、その後屋根付きの場所に移動させるのがベストです。

乾燥が進んだ薪や、購入した薪ははじめから屋根のある場所で保管しましょう。

保管方法のポイント

薪を乾燥させるためには

  • 土の上に直接置かず、底上げをする
  • 薪同士を密着させない

ということが重要です。

土の上に直接置いていると土の中の微生物や菌、キノコの胞子などが薪の中に侵入し薪が腐ってしまう恐れがあります。また、底上げをしておくことで下にも空気が抜けるようになるので乾燥が進みますよ。

薪同士を密着させないためには、井桁組みといって薪を交互に組んでいく方法が最も風通しが良くなるといわれています。ですが井桁組みをするとデッドスペースができるため広いスペースが必要。バランスが悪いので多くの薪を積むことができないという問題も。場所を確保できない場合や大量の薪を保存する時は不向きですね。

他には、木の皮(外側)を下にして同一方向に積んでいくという方法も。この方法は比較的小スペースで保管でき、乾燥が進みやすいといわれていますよ。

シロ
シロ
文字じゃ分かりにくいと思うから、実際の保管方法を見ていくよ!

実際の薪の保管方法を見てみよう!

薪ストーブを使用している人は薪を保管するための棚、薪棚を使って保管している人が多いです。薪棚は購入することもできますし、DIYで作っている人も多いですよ。

薪棚を購入した事例

こちらは市販の薪棚を使用しているようですね。

この方は乾燥用と、今シーズン使う用で2つ薪棚を所有されています。小さい薪棚はスチールラックに屋根をつけて使われていますね。

薪棚はネットでも購入可能です。

サイズも複数あるので置き場所に合わせて選んでください。

こちらは屋根付きのタイプ。

このような業務用のスチールラックで代用するのもいいですね。

薪棚をDIYした事例

この方は薪棚をDIYされています。DIYなら保管スペースに合ったサイズで作れるのがいいですね。

こちらは製作中の様子ですね。シンプルな棚に屋根をつけるだけなのでDIYでも作りやすそうです。

薪棚をDIYする様子は動画も公開されています。いろんなパターンがあるのでどれがつくりやすいか参考にしてみてください。

こちらは一人でも作れるという薪棚。かなりの収納力ですね。

こちらは木材で一から作っているのでDIYが好きな方ならチャレンジしてみてもよさそうです。

こちらは市販の2×4材参考)を使用しているので比較的簡単に作れそうですね。ネットでも手に入る材料で作れますよ。

薪棚以外で保管している事例

この方は薪保管のためのガレージを所有。土台の上に井桁組をした薪を置いています。薪の量はそれほど多くないですね。

この方は収納箱で保存されています。こちらも少量の薪用ですね。

この方は薪の保管場所としてビニールハウスのようなものを作成されています。規模が違いますね!

まとめ

原木から薪を作った場合や未乾燥の薪を購入した場合、1~2年自宅で保管して乾燥させなくてはいけません。

ですから薪の保管場所は薪の乾燥がすすむように

  • 日当たりが良い
  • 風通しが良い
  • 屋根のある屋外

でなくてはいけません。実際に薪ストーブを使われている方は薪棚で保管している人が多いようです。市販の薪棚もありますがDIYされた方が多いと感じました。

また、薪は数年分を所有することになるので広いスペースが必要です。

割高にはなってしまいますがスペースが確保できない場合は、乾燥済みの薪を使う分だけ購入するという方法が良いでしょう。

薪の入手方法についてはこちらもどうぞ。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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