日当たり改善リフォームの実例紹介!どんな方法がある?
家は住んでみないと分からない問題がいくつかありますよね。日当たりもその1つではないでしょうか。また住んでから近隣に建物ができ、日当たりが悪くなってしまうケースも。
リフォームで日当たり改善することはできるのでしょうか?日当たり改善リフォーム、暗い部屋を明るくするリフォームの実例を見ていきましょう。
日当たり改善リフォームは難しい?
家の日当たりが悪い、と悩んでいる人は少なくないと思います。
日当たりが悪いと、
- 洗濯物が乾かない
- 昼間でも電気を付けなくてはいけない
- カビが発生しやすい→アレルギーを引き起こすことも!
- 暖房が効きにくい
- 気持ちが後ろ向きになりやすい
など、さまざまなデメリットが。
リフォームで色々なことが実現できるとはいえ、自分だけではどうしようもない日当たりの改善はなかなか難しい、と思っている人も多いのではないでしょうか。
ですが、家のリフォームで日当たりを改善したり、暗い部屋に光を入れることは可能です。中には、マンションでもできるリフォームもありますよ!
特に長い時間いる部屋が暗いとやっぱり気分も上がらないよね。実際に日光に当たる時間と健康状態は関係あるし、できるなら光が届く部屋にしたいよね!
日当たり改善リフォームの種類と実例紹介
日当たり改善リフォームには様々な方法があります。実例と共にご紹介していきましょう。
窓を増設する
窓が小さい、少ない場合には窓を大きくしたり、増設することで光を取り入れることができます。特に、天窓や高窓など、通常より高い場所に設置する窓は採光にぴったりですよ。
こちらは日当たりの悪かった1階のリビングを2階に間取り変更。天窓も設置し明るいリビングになりました。
こちらは35坪の極小住宅。どの部屋も暗かったとのことで大幅リノベーション。壁一面をすべて窓にして明るい家に生まれ変わりました。
こちらは暗かったリビングを使っていないが日当たりのよい事務所部分に間取り変更。今まではカーテンを閉めていることが多かったとのことで、採光できつつ、目隠しにもなるスリット状の窓に変更しました。
採光に適した窓は他にもありますよ。窓の種類についてはこちらの記事もどうぞ。
マンションなどの集合住宅の場合は窓を増設することはできません。詳しくはこちら。
窓を大きくしたり増設するのは割と大掛かりだから、間取り変更と一緒に考えるのがベストだね。
吹き抜けや中庭を作る
1階の日当たりが悪い場合、吹き抜け部分を作ったり、中庭を作ったりすることでも日当たりが改善されます。
大規模なリフォームにはなりますが、上から光が入ってくるので明るくなりますね。
2階にリビングがあるお宅。リビングの上は屋根裏収納だったのですが、屋根裏収納の一部をなくし、吹き抜けにしたことで明るいリビングになりました。
こちらは中庭を作った事例。家の真ん中に庭を作ったことで玄関もリビングも明るくなりました。前部屋が明るくなるのがいいですね。
ただし、中庭を作ると採光や通風にはいいですが、デメリットも。メンテナンスが大変、湿気や虫が入ってくるなどのトラブルに悩まされることも。リフォーム費用も高くなりがちなので、採光のためだけでなく本当に中庭がベストなのかしっかり考えることをおすすめします。
間取りを変更する
窓やテラスを増設しなくても間取りを変更するだけで部屋が明るくなるケースも。間取り変更リフォームは基本的にマンションでも可能です。
リビングなど人が集まる部屋が暗いのなら、日当たりが良い場所に移動するという手があります。また、部屋数が多いと壁が多いため室内が暗く見えます。壁を少なくして室内を明るくするのも1つの手ですね。
こちらは仕切りが多く、家の中の寒暖差が激しかったというお宅。日当たりの強い和室と日当たりの悪い洋室を1つにすることで日当たりのよいリビングが完成しました。3LDKから2LDKにして一部屋減らしています。
築60年の家を全面リフォームした事例。土間の上に吹き抜けを設置しました。仕切りのほとんどない、ワンルームのような家になり、家中が明るくなっていますね。
こちらのお宅はお子様の独立をきっかけに全面リフォームされています。今までリビングに窓がなかったため、窓のある場所に移動させ明るいリビングになりました。こちらはマンションのリフォーム事例です。マンションでもここまで日当たりが変わるんですね!
こちらもマンションのリフォーム事例。南向きの窓には個室があり、リビングには光があまり入らなかったとのこと。リビングを南側に移動させることでカビや結露の悩みが解消されたようです。
特にリビングを日当たりのいい場所に持ってくると、居心地がよくて家族も集まりやすくなるね!大掛かりにはなるけど、光があまり入らないリビングなら間取り変更がおすすめだよ!
室内窓を作る
窓のある部屋は明るいけれど、窓のない部屋が暗いという場合は室内窓を取り入れるという手も。室内窓もマンションでも設置可能です。
こちらは中古を買ってリノベーションした事例。大きな室内窓を設置することで、家全体に光と風が入るようになりました。
こちらも中古を買ってリノベーションした事例。キッチンのパーテンションを透明にすることで、LDK全体が明るくなっています。
こちらはガラスの採光ドアを取り入れた事例。床の色も明るくなったので余計に明るく見えますね。
床や壁紙を明るくする
部屋を明るくする方法としては壁、床、天井などを明るい色にする、という手も。日当たりが改善する訳ではないのですが、白などは光を反射するので部屋が明るく見えます。さらに部屋が広く見えるというメリットも。
こちらは床の色をワントーン明るくし、建具も明るい色に変更しました。これだけで印象が変わりますね。
こちらは床だけでなく、ドアやクローゼット、窓枠などが暗い色だったので暗い印象になっていました。すべて明るい色に交換することで明るい部屋に生まれ変わりました。
壁、床、天井だけでなく、ドア、窓枠を明るくすることでも部屋は明るくなります。他にはこんな工夫で部屋が明るくなりますよ。
- 部屋に置くものを少なくする
- 背の低い家具に変更する
- 家具も明るい色にする
- 大きな鏡を置く
など。日当たりだけでなく、明るい部屋にしたいという方は試してみてください。
まとめ
日当たりを改善するリフォーム、部屋に光を入れるリフォームを見てきました。日当たりを改善するリフォームは、窓の変更や増設、間取りの変更など大掛かりにはなってしまいますが工夫次第でだいぶ明るくなりますね。
間取り変更や室内窓の設置はマンションでも行えるリフォームです。日当たりが悪くて困っているという方は参考にしてみてください。