外構・エクステリア・ベランダ

賃貸のベランダではどんな防犯対策ができる?狙われやすいベランダとは?

ベランダは空き巣が侵入しやすい場所ですので防犯対策が必須。

どんなベランダが狙われやすいのかと、防犯対策について見ていきましょう。

こんなベランダは狙われやすい!

おなじベランダでも、狙われやすいベランダとそうでないベランダがあります。狙われやすいベランダとはどんな状態なのでしょうか。

外から見えにくい

プライバシーの問題で、最近のベランダは外から見えない構造になっていることが多いです。ですが、しゃがむと見えなくなるので隠れやすく、狙われやすくなってしまいます。

入口にオートロックが付いていたり、防犯カメラが設置してあると、それだけでセキュリティシステムがしっかりしたマンションというイメージになり、狙われにくくなります。

これから部屋を探すのなら、セキュリティも考慮して選んでみてください。

上りやすい設備がある

ベランダの外にエアコンの室外機があったり、柵に隙間があったりするとそこを足場にして上ってくる可能性があります。

ベランダ内にも足場になるようなものは置かないようにしましょう。

物やゴミで散らかっている

ベランダにゴミや物が乱雑に置かれていると「ルーズな人」という印象を与えてしまい、狙われやすくなります。

また、ゴミや物のかげに隠れることもできるので注意が必要です。

女性が住んでいることが外から分かる

女性が住んでいることが分かると、見つかった時でもなんとかなる、と思われてしまいがちです。下着などを外に干す人は少ないと思いますが、特に女性の一人暮らしの場合は洗濯物にも注意しましょう。

雨が降ったり、夜遅くまで洗濯物が出しっぱなしだったりすると、留守であることを気づかれてしまいます。洗濯物はなるべく部屋干しにした方が安心かもしれません。

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ベランダでできる防犯対策

続いて、ベランダでできる防犯対策をご紹介しています。まずは上の章で紹介した通り、少しでも狙われにくくなるように考えてみましょう。その上でグッズを使って対策をするといいですね。

ただし、マンションの管理規約によってはNGな対策方法もあります。事前にマンションの管理規約、もしくは管理会社や大家さんに問い合わせてから対策を行いましょう。

低層階(3階以下)の場合

どんな建物が空き巣に入られやすいのか、警視庁のデータ(参照)を見てみると

  • 一般住宅:33%
  • 集合住宅3階以下:7.8%
  • 集合住宅4階以上:4.3%

と、一軒家も含め3階以下の住宅は狙われやすいことが分かります。

どこから侵入されることが多いのかというと

一軒家の場合:窓、表玄関、非常口
マンションの場合:表玄関、窓、非常口

となっています(参照)。窓には当然ベランダも含まれますので、しっかり防犯対策していきたいですね。

特に1階は、2階以上に比べて空き巣の被害に遭いやすいです。1階ですと足場も必要なく容易に入りやすいですもんね。ベランダには柵がありますが、1mちょっとと低いので簡単に乗り越えることができてしまいます。

では賃貸の場合どんな防犯対策ができるのでしょうか。

防犯砂利を巻く

ベランダの防犯砂利を巻いておくと、侵入された時に音がしてすぐに分かります。

砂利といっても防犯用の砂利なので踏んだだけで大きな音がするんですよ。掃除機ほどの音がするタイプもあるので犯人もびっくりして逃げていくかもしれません。

防犯砂利はホームセンターなどでも購入可能ですよ。

人感センサーライトをつけておく

人感センサーライトは、人の動きを察知してライトがつく仕組みになっています。ライトが光るので侵入されてもすぐに気が付くことができます。

防犯砂利と同じく、犯人もライトにびっくりして逃げていくかもしれません。ライトが付いていることが分かれば最初から侵入をあきらめるということもあるでしょう。

空き巣もリスクは犯したくないので防犯対策をしていることが分かれば侵入を避ける人が多いんです。

ライトではなく、アラームタイプも。

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忍び返しをつけて置く

侵入時に触れるフェンスや手すりに、忍び返しを置くという方法もあります。忍び返しとは、名前の通り忍んで来る人を追い返すためのものでアルミなどでできたとがった置物のこと。

忍び返しでケガをすれば犯人の特定にもつながります。置してあるだけで侵入をあきらめる人も多いでしょう。

家の雰囲気にマッチするおしゃれなタイプもありますよ。

剣山や有刺鉄線を置くということもできますが危険なので賃貸では避けた方が良さそうです。特に、小さなお子様やお年寄り、ペットがいる家庭では避けましょう。

高層階(4階以上)の場合

高層階の場合、ベランダからの侵入リスクは下がりますがゼロではありません。どうやって侵入されるのかというと、屋上に侵入されたり、隣の建物から移ってきたりするケースです。

じつは、空き巣の侵入手口の1位は「無締まり」です(参考)。窓を割って侵入するよりも空いている窓やドアから入ってくるケースが多いんですね。

高層階だから大丈夫、と楽観視しないことが一番の防犯対策になるのではないでしょうか。もちろん、低層階と同じような対策をすることも可能です。

窓の防犯対策も!

ベランダでできる防犯対策をしたのちは、窓の防犯対策も行いましょう。

窓の防犯対策には

  • 補助錠をつける
  • 防犯フィルムを貼る
  • センサーを付ける

などがあります。

一番簡単にできるのは補助錠ですね。安全のために取り入れてみてはいかがでしょうか。

窓の防犯対策に関して詳しくはこちら。

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まとめ

賃貸でできるベランダの防犯対策を見てきました。

家に物を置かないこと、人感センサーライトをつけることなどからも分かるように「この家はしっかりしている」「リスクが高そう」と思わせることが空き巣を遠ざけることになります。

逆にうっかり施錠を怠っているとそこから侵入されてしまいます。ちょっとの間でもしっかり施錠することがまずは一番ですね。

防犯カメラやセキュリティシステムなどもう一歩本格的な防犯対策はこちらをどうぞ。

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