サンルーム・ウッドデッキ・テラス囲いはどう違う?メリットとデメリットは?

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おしゃれなウッドデッキサンルームやウッドデッキ、テラス囲いなどが自宅にあるといいなあ、と憧れる人は多いと思います。そこで洗濯物を干したり、のんびり過ごしたり、ホームパーティーを開いたり、ペットと遊んだりなど、夢が広がりますよね。

サンルーム、ウッドデッキ、テラス囲い。なんとなく分かるけれどハッキリした違いが分からないという人も多いかもしれません。それぞれメリット・デメリットがあります。しっかり特徴をつかんでどれにするのか検討してみてください。

サンルームとは?

サンルームとは、ガラス張りでできた部屋のことです。

太陽光を取り入れられるように屋根や壁をガラス張りにしていますよ。コンクリートで基礎をつくって設置します。「ルーム」という名前もついている通り、庭やベランダに取り付けるというよりは「増築」といった方がイメージが湧きやすいかもしれません。

サンルームのメリット

まずはサンルームのメリットから見ていきましょう。

  • 自然光を取り入れられる
  • 洗濯物を干すのに最適
  • 光熱費の削減になることも

サンルームは壁や屋根がガラス張りでできているので、部屋の中にいながら自然光を取り入れられるというのが最大のメリットですね。

洗濯物の部屋干しに最適で、花粉やPM2.5、黄砂などが飛んでくる心配もありません。また、家の中に暖かい空気を取り入れることで、光熱費の削減になることも。

サンルームのデメリット

では、サンルームのデメリットはどのようなことになるのでしょうか。

  • 設置費用が高い
  • 夏場は高温になる
  • お手入れが大変

基礎からしっかり作るため、ウッドデッキやテラス囲いに比べて工事費用が掛かります。また、ガラスを使用するので材料費もかかります。

また、建物の増築になるのでその分の固定資産税もかかってしまいます。

固定資産税について詳しくはこちら。

サンルームを増築すると固定資産税は増える!?登記の変更も必要!サンルームを増築する場合、注意しなくてはならないのは登記の変更申請や固定資産税です。 サンルームは建物の一部ですので、完成後に登録...

他にはこんな声がありますよ。

テラス囲いとは?

続いて、テラス囲いについて見ていきます。

実際のテラス囲いはこのような感じですね。

テラス囲いというのは、文字通りテラスに屋根と囲いをつけたものです。

ではテラスとは何なのかというと・・・

テラスとは

建物外部で地面より一段高くなったところのスペースです。窓や扉によって室内につながっています。サンルームは部屋なので建物の一部ですが、テラスは建物の外のスペースになるんですね。ちなみに2階以上に設ける場合はテラスではなくバルコニーといいます。

表面の素材や、屋根、囲いの有無などさまざまなバリエーションがあります。

既存のテラスに囲いをつけることもありますが、最初からテラス囲いを設置することも多いです。

テラス囲いのメリット

ではテラスのメリットはどのようなものなのでしょうか。

  • サンルームに比べ安価で設置できる
  • 施工が短期間で終わる
  • 後付けもしやすい

使用する素材にもよりますが、サンルームに比べると比較的安価で設置できます。既製品もあるので施工も短期間で終わり、テラスやベランダに後付けしやすいのも特徴です。

テラス囲いのデメリット

続いてデメリットです。

  • 基礎がないので地盤が不安定な場合がある
  • サンルームに比べ、気密性、水密性が低い
  • 外気温の影響を受けやすい(夏は暑く、冬は寒い)
  • セキュリティ面の不安

サンルームより安価に設置できる分、気密性が低かったり、セキュリティ面で問題があったりというのは出てきますね。

テラス囲いを使っている方からはこんな声があります。

テラス囲いを作ると固定資産税は上がる?建ぺい率も関係するの? 家を建てる時、リフォームするときにテラス囲いを作りたい!と考える人も多いと思います。 ですがテラス囲いを作るとき、建ぺい率...

ウッドデッキとは?

ウッドデッキは、木製のテラスのことです。

木材もしくは合成木材(木材と樹脂を混合したもの)で作られています。ウッドデッキはテラスの一種です。

床下構造を構築したものをウッドデッキ、ベランダの上にすのこなどを敷きつめるものはウッドパネルといい区別されています。

ウッドデッキのメリット

  • 比較的安価に設置できる
  • 部屋の一部にも庭の一部にもなる
  • 見た目がおしゃれ

ウッドデッキもサンルームに比べると比較的安価に設置できます。中にはDIYで作る方もいますよ。

屋根の有無などにもよりますが、ビニールプールなどを置いて庭のようにも使えますし、イスとテーブルを置いてリビングのように使うこともできます。

ウッドデッキのデメリット

続いてデメリットです。

  • 地盤が不安定な場合がある
  • セキュリティ面の不安
  • メンテナンスが大変

ウッドデッキを木材で作ってメンテナンスをしないでいると数年で腐ってしまいます。木と木の間に砂や汚れも入り込みやすいため、日々のお手入れが必要になります。節やささくれもできやすく、子どもやペットがケガをしてしまう可能性もあります。また、数年に一度塗装をして腐敗防止対策をすることも重要です。

ですから最近では天然木ではなく、樹脂の入った合成木材で作る人が増えています。合成木材であれば水が染み込みにくいのでお手入れもしやすくなります。

ウッドデッキを使っている方の声はこちら。

まとめ

サンルーム、ウッドデッキ、テラス囲いの違いについて見てきました。

簡単にいうと

  • サンルーム:天井や壁がらラスでできた部屋。建物の一部
  • テラス囲い:テラスに天井と囲いをつけたもの。建物の外に作る。
  • ウッドデッキ:木材もしくは合成木材でできたテラス。

です。

それぞれ、メリット・デメリットがあります。どのような使い方をしたいのかによってどれがいいのかも変わってきます。

実際に使っている方の声を見てみましたが、みなさんメリットもデメリットも分かった上で使われている方が多いように感じました。

サンルームやウッドデッキはおしゃれですが、あまり考えずに作ると全く使われないスペースになってしまうという話もよく聞きます。何のためにどう使うのかを考え、どれがいいのか選んでみてください。

サンルームで後悔しないために!設置の前に考えておきたいこと。 最近は、新築やリフォームの際にサンルームを設置する人が増えています。サンルームを設置すればその分家のどこかが狭くなるわけですから...

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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