家電の地震対策!テレビや洗濯機、パソコンなどはどうする?
地震対策の中で意外と見落としがちなのは家電の対策。
大きな家具は転倒防止対策をしていても、家電はしていないという人も多いようです。家電も家具同様転倒すると危険な上、故障の可能性もあります。
家電が壊れてしまうとダメージも大きいですのでしっかり対策しておきましょう!
テレビの地震対策
最近のテレビは薄型で場所を取らない一方、倒れやすいというデメリットも。小さなお子さんやペットが下敷きになってしまう危険性がありますし、ケガはなくてもテレビが故障してしまう可能性もあります。ですから、テレビはしっかり固定しておきましょう。
壁やテレビ台に固定する
専用の固定具を使えば、テレビを壁に固定することができます。
壁にこちらの金具を取り付ければ壁掛けテレビのように使用することができます。ただし、壁に穴を開けなくてはいけないので賃貸ではNG。一度取り付けると取り外しが難しいというデメリットもあります。
また、テレビの取り付けは柱や梁に設置する必要があります。
賃貸など壁に穴を開けたくない場合は木材を使って壁掛け風にすることも。
柱を突っ張りテレビを壁掛け! 壁に穴をあけないから賃貸にも! テレビ壁掛け金具・LABRICO・2x4(ツーバイフォ… https://t.co/5ut6TMGKMh pic.twitter.com/c4hLUXZRQX
— PR TIMESライフスタイル (@PRTIMES_LIFE) August 17, 2017
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— PR TIMESライフスタイル (@PRTIMES_LIFE) August 17, 2017
使用しているのはこちらの商品です。
直接壁に設置しなくても壁に固定することはできます。
こちらのベルトで壁やテレビ台にテレビを固定することができます。壁に固定する場合はネジで穴あけが必要になりますね。
テレビを購入した際に基本的な耐震部品がセットになっている場合もあります。(参考)
耐震マットを敷く
簡単にできる転倒防止対策には、耐震マットを貼るという方法があります。テレビの裏側に耐震マットを貼るだけなので賃貸でもOKな方法ですね。
テレビを直接固定しているわけではないですが、設置しているのといないのとでは大きな差があります。テレビだけでなく、小型家電の転倒防止対策におすすめです。
2007年製32V型液晶テレビ.耐震マットが強力すぎて,テレビ台からテレビが外れない.耐震の点ではまったく問題無さそうだ. pic.twitter.com/ORORVQD85I
— ふたりはトロンMH (@b374tron) January 25, 2021
一度貼ると取り外しがしにくいほど強力な商品も!
こちらはテレビ用の耐震マット。テレビのサイズによって商品が異なるのでご注意ください。
耐震マットだけでは不安という方は転倒防止ベルトと併用するとより強力になっていいですね!
耐震マットは100円ショップにも売っていますよ!
パソコンの地震対策
パソコンはそれほど大きくないので転倒してもけがをする可能性は低いです。ですが、パソコンが転倒することでデータが消失してしまう恐れがあります。ですからきちんと地震対策をしておきましょう。
デスクトップの場合
デスクトップの場合は、テレビと同様、耐震マットを使うのがおすすめ。モニターはベルトで固定してもいいですね。
パソコン本体は床に直接固定することも。
パソコンデスクの上に本体を置いている場合は金属で固定する手もあります。ただし、デスクも耐震対策をしておかないと転倒する危険はあります。
家具の転倒対策はこちら。
ノートパソコンの場合
ノートパソコンは持ち歩けることがメリットなので机に固定するという人は少ないでしょう。転倒の危険もディスクトップよりは少ないですが、大地震の場合は机から落ちる可能性もありますよね。
ノートパソコンの場合は下にマットを敷いておくと横滑りを防ぎ、地震対策になります。
パソコンの地震対策としては、転倒防止をすることだけでなくこまめにバックアップを取っておくことも大切です。突然の故障などにも対応できますよ。
洗濯機の地震対策
洗濯機は普段から使用時に振動が起こるため、防振ゴムを取り付けている人も多いと思います。
防振ゴムの上に洗濯機を設置することで転倒対策になるだけでなく、
- 使用時の振動の軽減
- 音の軽減
という効果があります。集合住宅に住んでいる方や、早朝、深夜に洗濯する方、洗濯機の揺れや音が気になる方には特におすすめです。
こちらはジェルタイプのマット。
こちらは高さがあるので洗濯機の下の掃除をしやすくなるというメリットも!
こちらは転倒防止に特化した商品でベルトでがっちりガードします。
留守中に地震で洗濯機が前に転倒し、給水ホースが破損。家の中が水浸しになってしまったという事例もあります。このような二次災害を防ぐためにも洗濯機につなぐ水道の蛇口は使用していないときは必ず閉めておきましょう。
冷蔵庫や電子レンジ、キッチン家電の地震対策
キッチンには大型家電の冷蔵庫を始め、電子レンジ、トースター、マイコンクッカーなど数々の家電商品があります。
大型の冷蔵庫は転倒すると通路をふさいでしまったり、食料が取り出せないというリスクもあるのでしっかり対策しておきましょう。耐震マットや突っ張り棒を使うのが一般的です。
電子レンジなどその他の家電は耐震マットを敷いておきましょう。
キッチンの地震対策についてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ヒーターなどの季節家電の地震対策
ヒーターや扇風機などの季節家電は、季節によって出し入れするのでなかなか固定する人は少ないでしょう。1日の中で動かして使うこともありますからね。
ですが、特にヒーターは石油など種類によっては転倒すると火災につながることもあるのでしっかり対策したいです。まず、ストーブの周りに可燃物を置かないようにしましょう。上に鍋などを置くのも危険ですね。
固定する耐震マットですと動かすのが大変なので、粘着性のないマットがおすすめです。
燃えにくい素材でできているので安心です。
最近のヒーターは転倒すると自動で電源が切れるようになっている商品も多いです。古い暖房器具をお使いの方は買い替えを検討してみてもいいかもしれませんね。
地震火災を防ぐポイントはこちらも参考にしてみてください。
まとめ
家電の地震対策について見てきました。家具はしっかり対策していても家電はまだ、という方も多いかもしれません。
家電が転倒すると二次災害が起こったり、故障してしまったりする可能性もあるのでしっかり対策をしておきましょう。それぞれ違う対策を一気に行うのは大変なのでまずは耐震マットから始めて見ると取り掛かりやすいかもしれませんね!