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バリアフリーリフォームで手すりを設置したい!設置すべき場所、高さ、太さ、形は?

バリアフリーリフォームをする際、家中に手すりを設置する人は多いです。現在、歩行が困難な人がいなくても将来を見据えて手すりを設置する人も増えてきていますね。

手すりはどんな場所に必要で、どんな種類が良いのでしょうか?設置する場所、使用する人によっておすすめは変わってきますので、手すりの選び方についてご説明していきたいと思います。

手すりはどんな場所で必要?

手すりは大きく分けて

  • 歩行を補助するタイプ:廊下や階段などに設置する連続した長い手すり
  • 動作を補助するタイプ:トイレ、お風呂、玄関など立ち座りやドアの開閉などの動作時に使用する手すり

の2種類に分かれます。

さまざまな場所に設置することができますが、必ずしも全部必要ということはありません。どんな手すりが必要なのかは、本人の身体状況などによって変わってきますよ。

手すりの設置位置、形を場所別にご紹介!

手すりの設置位置や適した形を見ていきましょう。手すりが本当に必要かどうかも併せて検討してみてください。

廊下・階段

廊下や階段に設置するのは、歩行を補助する手すりですね。I型と呼ばれる手すりを連続的に設置します。

歩いている時に掴みやすい高さに設置する、ということになります。具体的には利用する人が立って腕を下した時の床から手首までの長さを測りその高さに設置するといいでしょう。

使用する人が1人ではない、決まっていない場合は75~80cmの高さに設置するのが一般的です。

手すりの種類:I型を横に
設置位置:利用する人が立って腕を下した時の床から手首までの高さ。もしくは床から75~80cm

廊下や階段は後付けもしやすいので、必要になってから設置するので良いと思います。実際に歩行が困難になった時、杖などで移動する可能性もあります。また突然車椅子になってしまうというケースもあります。

ただ、階段の場合は転倒防止にもなりますので、早めに設置しても役立つでしょう。

廊下・階段に手すりを設置した事例

廊下、階段の手すりは長さによって費用が変わってきます。実際の事例を参考にしてみてください。

階段に2mの手すりを1本設置した事例。細い補強板を付けてから手すりを設置しています。

急な階段に手すりを設置した事例です。角度のある階段ですがしっかり合わせて設置しています。全部で3本の手すりを設置していますよ。

土壁の階段に手すりを設置した事例です。階段を登り切った後も廊下の部分に少し手すりを伸ばしてより安全な仕上がりになっています。

廊下にL型とI型の手すりを設置した事例です。曲がるときに腰をぶつけないよう、あえて角には設置しないようにしています。

こちらは玄関の廊下に手すりを設置した事例。玄関側には縦にも1本設置しています。

玄関・ドア付近

ドアを開けるという動作は元気な人にとってはなんでもないですが、体が不自由になると大変な動作になってきます。特に、開き戸の場合は前後に体重移動があるので転倒のリスクも出てきます。

ドア付近に1本手すりがあるだけでドアの開け閉めが楽になります。廊下に使用するのと同じI型の手すりをドアの横の壁に縦に設置します。

手すりの種類:I型(60cm以上)を縦に
設置位置:手すりの下端が床から75cm程度

また、玄関の場合は靴を履く動作もあります。靴を履く動作を補助するには玄関側、部屋側のそれぞれに、床から75~80cmの場所にI型やL型の手すりを設置します。玄関の段差が5cm程度の場合は1本のI型手すりを横に設置しておくだけでも靴の脱ぎ履きがしやすくなるでしょう。

ドアの開閉のための手すりは必要になってから後付けでよいでしょう。玄関の手すりは靴を履くときに転倒の恐れがあるので早めに設置してもよいですね。

バリアフリーリフォームをするのなら、ドアを開き戸から引き戸にしておくというのもおすすめ。引き戸は体重移動が少ないので簡単に開閉可能です。大きさによっては車椅子の方でも開閉できます。

開き戸から引き戸に変更するリフォームについてはこちらの記事をどうぞ。

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玄関の手すりについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。

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トイレ

トイレは便器からの立ち座りをサポートするための手すりが必要になります。トイレの形によって設置する手すりは変わってきます。

トイレの手すりに関しては、こちらの記事で詳しくご紹介しているので参考にしてみてください。

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トイレ本体のオプションで、ペーパーホルダーなどに手すりが付いている商品もあります。利用者が決まっていなく、将来のためにということでしたらオプションで設置しておくのが良いでしょう。

お風呂

お風呂は転倒事故の多い場所なので手すりを設置したい場所も多数あります。

  • 出入口
  • 浴槽と洗い場の間(浴槽に出入りする時に使用)
  • 浴槽内
  • 脱衣所

など。1つ1つ見ていきましょう。

出入口

手すりの種類:I型(60cm以上)を縦に
設置位置:手すりの下端が床から75cm程度の位置に設置

出入口付近に手すりがあるとドアの開閉時だけでなく、洗い場での立ち座り時にも使用することができます。

浴槽と洗い場の間

手すりの種類:I型(60cm以上)
設置位置:手すりの下端が洗い場の床から75cm程度の位置に縦に設置

またいで浴槽に入る動作は体に負担がかかり、転倒のリスクも高くなるので風呂場の中でもまず設置しておきたい場所ですね。

手すりがあっても大変な動作なので、介護用の椅子があるとより安全に入浴できますよ。座面は浴槽と同じくらいの高さに合わせましょう。

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浴槽内

手すりの種類:L型(縦部分60cm以上)
設置位置:浴槽の10~15cm上

浴槽内の手すりは、浴槽内での姿勢のキープ、浴槽からの立ち上がりの補助のために設置します。L型の手すりなら、姿勢キープと立ち上がりの両方に使いやすく便利ですよ。

お風呂の手すりもユニットバスのオプションで設置可能です。後付けするよりもオプションで取り付けた方が費用も抑えられるので早めに設置しておくことをおすすめします。

お風呂には手すり以外にバリアフリーにしておきたい箇所があります。お風呂のバリアフリーリフォームについてはこちらの記事もご覧ください。

お風呂のバリアフリーリフォームの費用
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洗面所

洗面所は脱衣をしたり、洗顔したり、歯を磨いたり動作の多い場所です。洗面台付近、脱衣所場所に手すりがあると動作が楽になりますね。

洗面台では腰をかがめますし、服の脱ぎ着もバランスを崩しやすいです。手すりだけでなくベンチを設置して立ち上がりを補助するための手すりを設置すると安心です。

手すりの種類:I型(60cm以上)を縦に
設置位置:手すりの下端が床から75cm程度

その他、動線に合わせて歩行を補助する手すりを設置したり、下記のような手すりを設置するともたれかかることもできるので楽ですよ。

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洗面所も転倒のリスクが高い場所ではありますが、トイレやお風呂に比べると後付けで手すりを設置しやすいです。着替えや洗顔などが困難になったら設置を検討してみてはいかがでしょうか。

洗面所・脱衣所のバリアフリーリフォームについてはこちらの記事もどうぞ。

洗面所・脱衣所のバリアフリーリフォームはどんなことができる? 家の中でバリアフリーにしたい箇所は、やはり水回りですよね。洗面所はトイレやお風呂に比べると後回しにしてしまう人も多いかもしれませ...

手すりの太さ、素材はどんなものがいい?

手すりには形だけでなく、素材や太さの違いもあります。つかみにくい手すりですとせっかく設置しても効果が半減してしまうので利用する人が使いやすい手すりを設置しましょう。

太さ

太さは実際に握ってみて、使用しやすい太さにしましょう。住宅では直径34mm参考)の手すりを使用していることが多いです。使用する人が決まっていない場合は34mmが良いと思いますよ!ちなみに、公共施設では40mmの手すりを使用していることが多いので、住居用はそれよりも少し細めになっています。

素材

手すりは表面の素材によって握りやすさも変わってきます。素材によっては滑りやすいということも。手すりが滑ってしまっては意味がないですね。

表面素材には

  • アルミ
  • ステンレス
  • 樹脂

など様々な素材が使用されています。室内で使用されることが多い素材は圧倒的に木材です。水回りはステンレスや樹脂を使用することが多いです。ですが実際に色々な素材を握って試してみてください。

木製の手すりは温かみがありインテリアになじみやすいという点でも人気があります。白い壁に木製の手すりだと目立つので掴みやすいというメリットもありますね。

また、歩行を補助する手すりと、動作を補助する手すりで適した手すりは変わりますよ。

  • 歩行の補助:手を滑らせて移動するのである程度の滑りが必要
  • 動作の補助:手が滑らないようにしっかり握ることが重要

滑りにくいように溝が付いたタイプなどもあるので試してみましょう。またリウマチなど手指が不自由な方は円形ではなく、楕円など上部が平らになっている方が握りやすいということもありますよ。

まとめ

体が不自由になると、家の中に手すりがあると便利です。手すりを設置したい場所はたくさんありますが、利用する人の身体状況に応じて設置するようにしましょう。

最近は将来のために早めに手すりを設置する人も増えていますが、すべての手すりを取り付けても結局使わないという場合もあります。ちなみに祖母の家の廊下に手すりがありますが、祖母はいきなり車椅子になったので廊下の手すりは使いませんでした。

将来のために設置するのなら転倒のリスクが高いトイレ、お風呂、階段がおすすめです。特にトイレとお風呂は後付けするよりもリフォーム時に付けておいた方がオプションとして設置できるので費用も安く済みますよ。

リフォーム知っ得○✕クイズ!
  1. 全く同じ工事内容でも依頼先によって値段が倍以上違うことがある
  2. リフォーム業者には無許可・無資格の会社もある
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