シャッターと雨戸には通風や採光ができるタイプも!事例を見てみよう!
台風などの防災時や、防犯に役立つシャッターや雨戸。ですが閉めてしまうと風や光が通さなくなるのがデメリットでしたよね。
最近は、通風や採光ができるタイプも出ています。通風、採光ができるシャッターや雨戸のメリットとデメリット、採用事例などを見ていきましょう。
シャッターと雨戸の違い
まずはそもそもシャッターと雨戸にはどのような違いがあるのか簡単に説明しておきますね。
雨戸:1枚の板を2~3枚組み合わせて窓を守るもの。使用しないときは戸袋に収納
シャッター:上部にあるシャッターケースに畳んで収納。手動と電動がある
大きな違いはこちらですね。雨戸の方が比較的安価ですが、最近はシャッターの方が主流で雨戸が付いていてもシャッターに交換するという人も増えています。
詳しくはこちらの記事で比較しているので参考にしてみてください。
通風・採光ができるシャッター、雨戸とは?
雨戸やシャッターを閉めると窓を守ることができますが、光が入らず真っ暗になってしまうというのがデメリットでした。
ですが、最近は通風・採光ができるタイプも増えています。通風雨戸、通風シャッターと呼ばれることが多いですね。
通風・採光ができる仕組み
ブラインドのように、角度を調整できるルーバーが付いています。通常雨戸は一枚板ですが、通風雨戸は1枚板ではありません。
光や風を入れたいときはルーバーを開け、眩しい時などは閉めておくことができます。状況に応じて過ごしやすい状態に変えることができるんですね!
手動と電動の物があり、電動はボタン1つで採光も調節できます。手動の場合は細かい調整がしやすいというメリットもありますね。詳しい種類は次の章でご説明します。
メリットだけでなくデメリットもある?
通風・採光ができることでメリットがあるのは分かりますが、デメリットもあるのでしょうか。
メリット
- 羽根を自由に調整できる(目隠しをしながら適度に光を入れることも可能)
- 鍵を閉めていても換気をすることができる
- 窓を守りながら光を取り入れることができる
- カーテンが不要になる
デメリット
- 完全に暗くすることはできなくなる
- 通風・採光ができないタイプに比べると価格が高い
- 防犯性は劣る
- 強風に耐えられない製品もある
- 掃除が大変
羽根が動く分、どうしても密閉性は低くなります。防犯、台風対策などを重視するのであれば、一般的な雨戸・シャッターの方がよいと思います。
反対に、日中家にいることが多く、快適に過ごしたいという人は通風、採光ができると便利でしょう。何を優先するのかで決めるといいですね。
通風シャッター、通風雨戸の価格と採用事例
通風シャッターや雨戸の価格はどのくらいなのか、取り付けの事例も見ていきましょう。
通風シャッター・通風雨戸の種類
シャッター
雨戸
取付事例
実際に通風シャッター、雨戸を取り入れた事例を紹介しますね。
引き違い窓を取り付け、シャッターも取り付けた事例です。全面リフォームの一環として行っているようですね。
元々YKKの電動シャッターが付いていたお宅で、YKKの通風シャッターに交換した事例です。メーカーも同じということで、シャッター枠はそのまま使用。1時間で工事が完了していますよ。
友人宅で見た外付けブラインドをみて、新築時に設置されたお宅です。手の届かない窓にも設置されているので期待以上に活躍しているそうです。
雨戸の開け閉めをしなくても太陽光を入れられるようになった。窓を開けても防犯できるようになったと喜ばれている声があります。
費用:40万円
不二サッシの通風雨戸を取り入れた事例です。1枚の雨戸は数万円ですが、実際に設置すると雨戸でも40万円にまでなるんですね。
まとめ
シャッターや雨戸を使うと採光や通風ができなくなるというのがデメリットでしたが、最近で採光、通風ができるタイプがあります。
ただし、採光、通風ができると防犯性や耐久性は下がります。何を重視するのか、本当に採光、通風機能が必要なのかどうか考えて選択することをおすすめします。