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風呂場のリフォームはユニットバスと在来工法どっちがいい?費用や事例をご紹介!

ooba1809
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風呂場のリフォームを検討していると「ユニットバス」「在来工法」という単語が出てくると思います。それぞれ風呂場の建築方法のことですが、どんな違いがあるのかメリットやデメリットが分からないという人も多いかもしれません。

そこで今回はユニットバスと在来工法の違いと、費用や事例について見ていきます。風呂場のリフォームを検討している人は参考にしてみてください。

風呂場の建築方法は2種類ある!

「在来工法」「ユニットバス」というのはどちらも風呂場の建築方法の種類です。

ユニットバスというと、一人暮らしのアパートやホテルについているような、風呂場とトイレが一緒になったものを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、ユニットバス=風呂場とトイレが一緒という訳ではないんです。

まずは簡単にどういうものなのか見てみましょう。

在来工法とは

在来工法というのは名前からも分かるかもしれませんが、日本で昔から行われている建築方法です。下地材で防水を行い、床や壁にタイルなどを貼って仕上げるスタイルです。

築30年以上の集合住宅や、一昔前の一軒家では在来工法を取っているケースが多いです。

ユニットバスとは

浴槽、床、天井のつなぎ目が一体化された風呂場のことをいいます。トイレとお風呂ではなく、浴槽と床や天井が一緒という意味なんですね。

マンションの風呂場はほとんどがユニットバスです。システムバスと呼ばれることもあります。浴槽、天井、壁、床などは工場で作成し、現場で組み立てるという建築方法です。

在来工法のメリットとデメリット

続いて、在来工法、ユニットバスについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

在来工法のメリット

在来工法=古いお風呂というイメージになってしまったかもしれませんが、そうとは限りません。在来工法にもメリットはあります。

好きなデザインの風呂場に出来る

イチから仕上げていくので、好きなデザインに出来るというのがメリットです。風呂場の間取りも自由に考えることができますし、ヒノキの浴槽を使いたい、大きな窓を設置したい、など好きなデザインにすることができます。

こんな風呂場を作りたい!というこだわりのある人には特におすすめです。

また、バリアフリーの風呂場にするという場合でも在来工法の方が自由度は高くなります。

部分的なリフォームができる

在来工法の場合、浴槽だけ入れ替える、床を張り替えるなど部分的なリフォームが可能です。部分リフォームなら内容によっては費用もかなり抑えられます。

ユニットバスの場合、浴槽、床、壁が一体になっているので部分的にリフォームすることはできません

在来工法のデメリット

在来工法のデメリットには以下のようなことが考えられます。

工期がかかる

現場で一から仕上げていくのでユニットバスに比べて工期がかかります。どのくらいリフォームするのかによっても工期は変わりますが、部分的なリフォームの場合、2~7日間。全体的につくりかえる場合は3週間ほどかかります。(参考

工期が長くなる分、人件費もかかるので費用も高くなりがちですね。こだわればこだわるほど工期も費用も高くなりがちです。

メンテナンスが大変

浴槽、壁、床などが一体化しているユニットバスとは違い、古くなってくるとつなぎ目部分から水漏れや腐食が起こることがあります。

また、表面はきれいでも下地の防水加工に亀裂が入ると下の階に漏水したり、家の下地部分が腐ってしまう可能性があります。

在来工法の風呂場の場合は劣化が気になる部分が出て来たら早めにメンテナンスをしなくてはいけません。

隙間が空いているので寒さを感じやすい

昔のお風呂場は寒いというイメージがありませんでしたか?おそらく、在来工法のお風呂だったのでしょうね。

在来工法はユニットバスに比べて隙間があり、寒さを感じやすいです。あまりにも寒い場合は断熱材を入れるなどの対処方法もあります。

メリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

メリット ・好きなデザインのお風呂にできる
・部分的なリフォームができる
デメリット ・工期、費用が掛かる
・メンテナンスが大変
・寒い

デメリットの方が多いように感じますよね。最近では在来工法からユニットバスにする方が多いですが、中にはユニットバスが入らないお風呂場もあります。

シロ
シロ
デザインにこだわったり、特殊な間取りだと在来になるけど、コーキング部分があったりすると劣化しやすいから注意だね。

在来工法のリフォーム事例

在来工法のリフォームは浴槽のみの交換で20万円から、全体のリフォームで75万円からというのが相場です(参考)。ただし、こだわればこだわるほど費用は上がります。

在来工法でリフォームをした実際の事例を紹介します。在来工法から在来工法にリフォームされる方は少ないようで、費用や工期が分かる事例は少なかったです。

古くなった木製の浴槽を新しいものに取り換えた事例です。このように浴槽だけ交換というのができるのも在来工法の特徴ですね。

お風呂場にあったで窓を生かすため、ユニットバスではなく在来来方でリフォームした事例です。冷めにくい浴槽やひんやりしない床を使用して寒さ対策も。

温泉好きなご夫婦のお風呂です。壁をひのきにし、マンションとは思えない素敵なお風呂が仕上がりました。こだわった分費用も高額ですがこれは満足でしょうね。

ユニットバスのメリットとデメリット

続いて、ユニットバスのメリット、デメリットを見ていきましょう。

ユニットバスのメリット

掃除がしやすくメンテナンスが楽

ユニットバスは浴槽、床、天井が一体型になっているのでつなぎ目に汚れがたまるということもなく、掃除がしやすいです。

また、つなぎ目がないため、在来工法に比べて劣化しにくく、漏水のリスクも低いです。

品質や仕上がりに差がない

現地で職人さんが作っていく在来工法ですと、どうしても職人さんの腕によって品質の差が出てしまいます。

ですが、ユニットバスの場合工場で生産されているため、職人さんによる差はほとんどありません。また、ショールームなどで実際に実物を見てから決めることができるというのもメリットの1つですね。

工期が短い

工場で作ったパーツを組み立てるだけなので1~5日参考)で仕上がります。その分人件費も抑えられるので費用も安く済みます。

ユニットバスのデメリット

デザインに限界がある

各メーカーでたくさんのユニットバスが出ているので好みに合うものが見つかりやすいとは思いますが、設置場所に合わせてサイズの変更をする、ということは基本的にできません

風呂場の形状や天井の高さなどが合わないと設置ができない、もしくは大規模な工事が必要になるというケースもあります。

また、ユニットバスは浴槽、床、壁が一体になっているので浴槽のみの交換など部分的なリフォームはできません。

ユニットバスのメリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

メリット ・メンテナンスが楽
・品質や仕上がりに差がない
・工期が比較的短い
デメリット ・デザインに限界がある
・部分的なリフォームはできない

ユニットバスが主流になっているだけあって、メリットが多いですね。デザインなどにこだわりがある方には不向きですが、一般的なお風呂で十分という方には、ユニットバスがおすすめです。

シロ
シロ
限界があるって言っても色んなデザイン、グレードがあるからカタログ見てみるといいよ…!
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ユニットバスのリフォーム事例

ユニットバスの全体交換にかかる費用の相場は大体50~150万円です(参考

ユニットバスからユニットバスにリフォームした事例です。費用や工期の参考にしてみてください。

木目調を基調としたぬくもりのある水回りリフォーム|リノコ

費用:219万円(キッチンリフォームも含む)
工期:7日間(キッチンリフォームも含む)

風呂場とキッチンを同時にリフォームされた方の事例です。どちらも木目調を基調としていて統一感がありますね。ユニットバスでもこれだけデザイン際の高い風呂場にすることができるんですよ。

ユニットバスの天井高を15cm上げ、開放感が生まれました!|ホームプロ

費用:70万円
工期:1カ月(キッチン、洗面所、リビングのリフォーム含む)

ユニットバスの交換だけでなく、天井を15cmアップさせた事例です。浴室暖房も設置しました。

ユニットバス交換で、家のバランスを考慮して濃茶色の風呂場にリフォームしました。

在来工法からユニットバスに変更したリフォーム事例

在来工法の風呂場からユニットバスへ変更する人も増えてます。在来工法からユニットバスに変更する場合、大体工期は1週間前後ほどかかります(参考

費用の目安は大体100万円~150万円参考)ほどです。実際に在来工法の風呂場からユニットバスに変更した方の事例を紹介しますので参考にしてみてください。

中古を買って全面リフォームされた方の事例です。工期は1カ月かかっていますが風呂場以外のリフォームも含めた期間です。

タイル張りの在来工法の風呂場から、最新のユニットバスに変更しています。

風呂場の老朽化が目立っていたので使いやすいユニットバスにリフォームした事例です。

冷たいタイルの風呂場から裸足でも冷たくない床、冷めにくい浴槽にリフォームしました。

まとめ

在来工法は下地に防水加工をし、タイルなどを貼って仕上げていく建築方法。ユニットバスは浴槽、床、壁のつなぎ目のない建築方法のことです。

  • 在来工法:デザイン性が高いが防水面で不安
  • ユニットバス:防水性が高いが、サイズやデザインに限界がある

という特徴があります。他にも下記のような違いがありますよ。

在来工法 ユニットバス
費用 比較的高い 比較的安い
工期 比較的長い 短い
部分リフォーム できる できない
断熱性 低い(断熱材などでケアも) 高い
デザイン 自由にできる 種類は豊富だが限界がある
メンテナンス 大変
設置条件 どこでも設置できる 家の設計によっては設置できないことがある

ユニットバスは工期が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。費用と、工期の目安は以下の通りです。

工期 費用
ユニットバス交換 1~5日 50~150万円
在来工法からユニットバスに変更 1週間前後 100~150万円
在来工法から在来工法 3週間前後 浴槽のみ20万円~、全体75万円~

最近は、ユニットバスが主流で在来工法からユニットバスに変更する人も多いです。よっぽど風呂場にこだわりがある、ユニットバスのサイズが合わないという場合でなければユニットバスに変えるというリフォームがほとんどです。

断熱の面でも有利なのでまずはユニットバスのカタログを見てみることをおすすめします。

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また同時に洗面所、脱衣場をリフォームするのもおすすめです。別々にやるより費用も安く、工期も短く済みやすいです。ヒートショック対策の面でも重要なので検討してみてください。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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