土壁の部屋はWifiが入りにくい!?原因と対処法は?
古い家にWifiを引いたけれどつながりにくい、という経験はありませんか?古い家で壁が土でできているとwifiが繋がりにくくなるんです。
原因と対処方法を見ていきましょう。
土壁だとWifiがつながりにくいのはなぜ?
古い家にWifiを引いたのにつながりにくい!という経験をされた方は多いと思います。Wifiがつながりにくいのは偶然ではなく、それは壁が土でできているからなんです。
ではなぜ土壁だとwifiの電波が繋がりにくくなってしまうのでしょうか。
それは、土壁が湿気を含んでいるから。Wifiに限らず、電波は水に吸収されるという性質があり、水分を含んだ土壁の部屋だとWifiが使いにくくなってしまうんです。
他にも
- 水槽
- 花瓶
- 本棚
- 窓際
など水が入ったものや湿気を含んだものの近くだと電波はつながりにくくなってしまいます。
水・湿気以外にもwifiがつながりにくくなる原因はあります。
- 電子レンジなどの家電の近く
- 金属製の機械の近く
- 金属製の棚の中
- 部屋のすみ
などに置くとWifiはつながりにくいです。
参考:バッファロー
Wifiの設置に適した場所
まずはそもそもWifiをどこに設置すべきなのかを考えてみましょう。
Wifiのルーターは壁際など部屋の隅に設置することが多いかもしれませんが、ルーターは全方向に電波を飛ばします。ですから、部屋の隅ではなく、できるだけ中心に置くのがベスト。
また、床に直置きではなく、床から1~2mの高さに置くことでよりつながりやすくなります。床に置くとどうしても障害物が多く、電波の妨げになってしまうんですね。また、床の材質が電波の邪魔をしたり、反射したりしてしまうのも防げますよ!
リビングの中心のカウンターやダイニングテーブルの上などに置く場所があるとベストですね。
土壁の場合でもWifiを使う場合の対処法
それでは土壁の場合での対処方法を見ていきましょう。
置き場所を変える
壁が土でできている場合、Wifi環境を改善するには、まずルーターの置き場所を見直してみましょう。
別の部屋に設置したWifiはどうしても土壁によって電波が弱くなってしまいます。なので繋げたい部屋の近くまで線を伸ばしてルーターをなるべく近づけて設置してみましょう。ルーターからの距離が近ければ、土壁の部屋でもWifiを使用できる可能性があります。
設置するのはあくまで部屋の手前。部屋の中に設置してしまうと、今度はこれまで繋がっていた部屋が繋がらなくなってしまう可能性があるので避けましょう。
中継器を利用する
次はwifi中継器を設置するという方法。wifi中継器とは、ルーターから離れた場所でもwifiが届くよう、文字通り中継してくれる機械です。
ルーターを設置している部屋が遠く、繋げたい部屋の近くまで有線を伸ばすのが難しいのであれば、目当ての部屋の近くに中継器を設置するのが良いでしょう。
この方は中継器を設置して敷地全体をカバーできるようになったそうです。
LANケーブルの工事をする
中継器を試してみてもダメな場合、壁の中などにLANケーブルを通す工事をして、各部屋にルーターを設置するという手も。
中継器ではだめだったけれどルーターを増設したら電波が改善したという方もいますよ。
工事内容は分からないのですが、こちらの旅館ではwifi工事を行い、全部屋でwifiが使えるようになったとのこと。
LANケーブルの増設工事は5~10万円程度が相場です(参照)。
工事となると一気に手間も費用も掛かってしまいますが、本当に困っているのであれば検討してみてもよいのではないでしょうか。土壁だと断熱性能も低いので、断熱工事も合わせて検討するのがおすすめですね。
まとめ
土壁の部屋でWifiが入りにくいと感じる人は多いと思います。土壁は湿気を含むため、電波を通しにくいという性質があります。その性質を対策で変えることはできないので対策方法も限られてしまいます。ルーターを良いものに替えてもあまり効果はありません。
Wifiの適切な設置場所を踏まえた上で、土壁ならではの置き場所や中継器で対策をしてみてください。どうしてもだめなら工事をするという手もあるので検討してみましょう。