エアコンの効きが悪い原因は?自分で対処することもできる?
エアコンをつけたけれどなんだか効きが悪い、という時がありますよね。
エアコンの効きが悪くなる原因は何なのでしょうか。原因と対処方法を見ていきます。
エアコンの効きが悪いのは何が原因?
エアコンの効きが悪いなと感じる時は、エアコンをつけていても(冷房時)涼しくならない、もしくは(暖房時)暖かくならないという状態です。
効きが悪いと感じる原因は
- 風力が低下している
- エアコンの能力が低下している
の二通りあります。
まずは吹き出し口の風をチェックして、
- 風は冷たい(温かい)けれど、風が弱い(風力の低下)
- 風が冷たくない、温かくない(冷暖房能力の低下)
のどちらなのかを確認しましょう。風力の低下と冷暖房能力の低下は全く違う原因であり、対処法も異なります。
風力が低下している場合の原因と対処法
まずはエアコンの風力が低下しているケースを見ていきましょう。風力の低下は自分で解決できることも多いです。
風力が低下する原因
エアコンの風力が低下する原因は、エアコンの汚れです。
エアコンは
- 吸い込み口から空気を吸い
- フィルターを通して内部に送る
- 熱交換器で温度を変え(冷房なら冷たく、暖房なら暖かく)
- ファンを使って外に排出
- 吹き出し口から風が出てくる
という仕組みです。このいずれかの場所に埃などがたまっていると空気がうまく流れません。風量が弱くなってしまいます。
風力が低下した時の対処法
まずは吸い込み口、吹き出し口にあるルーバーとフィルターの掃除をしてみましょう。掃除方法は以下の通りです。
ルーバー
きつく絞った雑巾や乾いた布などで拭きましょう。機種によっては取り外せる場合もあるので、説明書を読んで確認してみてください。
フィルター
本体から取り外し、掃除機で埃を吸います。それでも汚れが取り切れない場合は中性洗剤をつけ、スポンジで掃除して水洗いし、良く乾かしましょう。
濡れたままエアコンに取り付けるとカビなどの原因になるので避けてください。
ルーバーやフィルターの掃除をしても風力が回復しない場合は、エアコンの内部のファンや熱交換器にホコリなどがたまっている場合があります。
エアコンの内部は素人が手を付けると故障の原因にもなりかねません。掃除するスプレーなど売られていますが、内部が汚れている場合はプロに掃除を依頼した方がいいです。
エアコンの掃除費用は1万円~3万円程度が相場ですね(参考)。
エアコン能力が落ちている場合
エアコンから出てくる風が冷たくない、暖かくないという場合はエアコンの能力が落ちていることになります。
エアコン能力が落ちる原因
通常、エアコンの熱交換器を通ることで、冷たい空気や暖かい空気が排出されます。空気の温度を変化させているのは熱交換器の中の冷媒配管(冷媒ガス、フロンガス)です。
まずは冷媒配管がしっかり機能しているのかを調べる必要があります。
冷媒の働きが悪くなる原因は主に経年劣化ですが、
- コンプレッサー(圧縮機)の不調
- 部品の劣化
- センサーの劣化
- 冷媒ガスが漏れている
など。何が原因なのかは業者にしっかり確認してもらう必要があります。
エアコン能力が落ちた時の対処法
エアコンの室外機周辺に物があるだけでもエアコンの機能は低下します。
真夏は室外機に直射日光が当たっていて効きが悪くなったり、大雪の日などは室外機に雪が詰まって効かなくなることもありますね。この場合は周辺の物を取り除けばエアコンは正常に機能します。急にエアコンの効きが悪くなったらまずは室外機の周辺をチェックしてみましょう。
室外機に直射日光が当たってしまう場合はカバーも検討してみましょう。
室外機に周辺に何も問題がない場合は、エアコンの内部に不具合が出ているということになります。内部の不具合は素人が解消するのは難しいので修理を依頼しましょう。
どこに原因があるのかによって修理費なども大きく異なります。部品の交換で済む場合もあれば、買い替えた方が早いという場合もありますね。
10年以上経っているなら買い替えた方がおすすめですよ。
まとめ
エアコンの効きが悪いと感じる時は
- 風力が落ちている
- 冷房機能が落ちている
という2パターンがあります。
風力が落ちている場合は、フィルターや吹き出し口を掃除することで解決する場合が多いです。ただし、エアコン内部に埃がたまっている場合はプロにエアコンクリーニングを依頼する必要があります。
風が冷たくない、暖かくない、という場合はエアコン機能の低下です。室外機が原因の場合は周辺の物をどかしたり、日陰を作ることで解決する場合も。ですがエアコンの内部に問題がある場合は修理が必要になります。まずはプロに相談してみてください。