玄関の広さは何畳くらいが目安?子供がいるなら広い方がいい?
リフォームや家を建てる時、玄関の広さは何畳くらいとればいいのか悩みますよね。
最近は土間などの広い玄関も人気ですが、本当にそんなに広いスペースが便利なのかも悩みどころです。また、子どもがいたり、将来的に考えている場合は広い玄関を勧められることもあると思います。
玄関の広さの目安や、実際の事例を見ていきましょう!
玄関の広さの目安は何畳?
玄関の広さはどのくらいが良いのでしょうか。広い方が使い勝手は良さそうですが、玄関を広くすれば、その分部屋のスペースが狭くなります。
ですから、家全体の大きさや家族構成によっても広さの目安は変わってきます。
<一軒家の場合の目安>
- 2人家族:1.5畳以上
- 3~5人家族:3畳
- 6人以上、もしくは来客が多い:4畳
3畳が最も一般的な玄関だと言われています。(こちらのブログの後半に3畳の玄関の写真が載っています)3畳というととても広く感じますが、土間(土足で歩く部分)、ホール(室内寄りの部分)、収納スペースがそれぞれ1畳ずつで計3畳です。
<マンションの場合の目安>
マンションは一軒家に比べると玄関スペースが狭いです。だいたい1~2畳程度が一般的ですよ。
土間、ホール、収納が1:1:1というのが一般的ですが、最近ではシューズクロークを作って収納スペースを広くとったり、土間を広くする人も増えています。生活スタイルによって最適な広さは変わってきますよ。後半で事例をご紹介するので参考にしてみてください。
子供がいるなら玄関は広い方がいい?
結論から言うと、少し広めの方がいいと思います。特に土間部分を広くするのがおすすめ。
我が家は妊娠中に中古のマンションを買ってリノベーションしています。その時「ベビーカーが置けるように玄関は広い方がいい」と言われました。
「ベビーカーなんて数年のこと。そのために玄関にスペースを割くのも・・・」と思ったんです。ですが、間取りの関係で我が家の玄関は全体の面積から考えるとちょっと広め。入るとすぐにリビングなのでホールと呼べるホールはなく、土間と収納で2畳程度。ベビーカーを広げたまま置くことができる面積です。結果的にこの広さが正解でした!
実際の玄関です。ベビーカーをそのまま置くことができます。その奥にコートラックを置いているので今はちょっと手狭ですが、これだけの物が置けて満足です。
そして、子供のためのアイテムはベビーカーだけではありませんでした。歩くようになれば子供用の靴箱、外遊びの道具なども置かなくてはいけません。将来的には部活の道具なども置くことになるかもしれませんね。
ですから、あんまりギリギリの面積よりはちょっと広め、くらいがおすすめです。広すぎるわけではないので、子供が独立した後もそこまで気にならないと思います。
子どもがいる家庭の玄関収納に関してはこちら。広さの参考にも。
広さの参考に。玄関リフォーム事例
続いて玄関をリフォームした事例をご紹介していきます。一般的なサイズの玄関から、広めの玄関まで様々ありますので、参考にしてみてください。
狭め~一般的な広さの玄関
建物のタイプ:一軒家
面積:4.2㎡(約2.3畳)
家族構成:夫婦、子供1人
一軒家で2.3畳なので一般的な玄関よりも少し狭めになっています。土間部分は狭いですがホールがL字型になっているので使い勝手がよさそうですね。
無駄なスペースを有効利用!玄関収納をリフォームしました|ホームプロ
建物のタイプ:マンション
面積:2.1㎡(約1.1畳)※収納部分のみ
家族構成:夫婦、子供1人
腰の高さまでだった収納を天井までのものにリフォームした事例。玄関の面積は変わらず、収納力が大幅にアップしました。
限られたスペースながらも収納が充実した玄関|Nasa Home
建物のタイプ:マンション
面積:不明
家族構成:不明
こちらも収納をリフォームした事例。コの字型の収納に変更し、今まで収納できなかったものもしまえるようになったので玄関も広々と感じます。
建物のタイプ:マンション
面積:4.0㎡(約2.1畳)
家族構成:不明
決して広い玄関ではないのですが、広々と見える事例。壁一面にミラーを貼っているので広く見えるんです。玄関に鏡があると便利ですし使い勝手もよいでしょうね。
建物のタイプ:一軒家
面積:不明
家族構成:不明
こちらはなんと、自転車を壁に収納できるようにリフォームした事例です。玄関自体はそれほど広くないですが、天井が高く開放感がありますね。鏡も設置しているのでさらに広く感じられます。
広めの玄関
建物のタイプ:一軒家
面積:16.90㎡(約9.2畳)
家族構成:老夫婦、夫婦、子供1人
広いお宅なんですげ以前の玄関は狭く、解放的な玄関を希望されていました。横幅を広くとっているのでかなり開放感が出ましたね。
建物のタイプ:一軒家
面積:不明
家族構成:不明
家事動線をよくするために玄関の位置を変更しリフォームした事例。収納やインテリアにもこだわっていておしゃれな玄関ですね。ホール部分を広くとっています。
建物のタイプ:マンション
面積:不明
家族構成:不明
こちらは土間を広くとった事例。玄関ホールの横に長い土間スペースが広がっています。奥様の趣味がサーフィンでウエットスーツなどをそのままクローゼットに持って行ける間取りになっています。アウトドアの趣味がある方は土間を広くするケースも多いですよ。
オープン棚で「見せる収納」が充実した玄関スペース|Nasa Home
建物のタイプ:一軒家
面積:不明
家族構成:二世帯
実家を二世帯にリフォームした事例。2階、3階に玄関がありますがどちらも大きな収納があり、広々とした玄関になりました。
アーチ型がポイント!2通りの行き来ができるシューズクローク付きの玄関|Nasa Home
建物のタイプ:一軒家
面積:不明
家族構成:二世帯
土間部分も広いですが、玄関ホールの横にシューズクロークを設置しています。シューズクロークとはいっても靴を脱いで使用する室内なので、靴以外の収納としても使いやすいですね。
最近は玄関土間を広くして収納スペースを作る人も増えています。玄関土間収納についてはこちらの記事もどうぞ。
まとめ
玄関の広さの目安は一軒家ですと3畳が一般的。マンションの場合は1~2畳です。
家全体の面積や生活スタイルによってもどのくらいの広さがいいかどうかは変わってきます。事例を参考に、使いやすいサイズの玄関を考えてみてください。