収納

玄関に土間収納がある家の間取りはどうなっている?広さはどのくらいがいい?

最近では、玄関土間を広く作り、シューズクロークなどの土間収納を作る人も増えてきています。土間収納を作った人は「作ってよかった!」と満足している方が多いですが、あまり考えずに作って後悔しているという人も。

ご家庭によって用途や形は様々。どんな土間収納を作りたいのかイメージしてみてください。

玄関の土間収納とはどんなもの?

まずは土間収納はどんなものなのか、どんな使い方ができるのかを見ていきましょう。

土間収納はどんな用途で使う?

土間収納はシューズクロークとして靴を収納するのに使えます。ですがそれだけでなく、様々な収納として使えるんですよ!

  • コート類
  • ベビーカー、三輪車、自転車
  • 傘、傘立てなど雨具
  • アウトドア用品
  • スポーツ用品(部活の道具、ゴルフバッグなど)
  • 子どもの外遊びグッズ(砂場セット、ビニールプールなど)
  • 工具
  • ガーデニング用品
  • 米、飲料、土の付いた野菜などのストック

「玄関にそんなに大きな収納、いる?」と思っている人も、これだけの収納ができるのなら便利というのが分かりますよね。

他の場所に大きな収納がないから、土間収納を大きくとったという人も。逆に他の場所にウォークインやパントリーなど大きな収納がある場合は土間収納は小さめ、もしくはなくてもいいのかもしれません。

まずは土間収納に何を置きたいかを考えてみてくださいね。

土間収納の注意点

土間収納は便利に使っている人が多いですが、中には「いらなかった・・・」という人も。まずは本当に必要なのかどうか考えて見ましょう。

玄関が物でいっぱい、アウトドアの趣味がある、家族が多いといったご家庭では便利に使えると思いますよ!

土間収納のデメリットを挙げるとすると

  • 他の部屋が狭くなる
  • お客さんから収納が見えてしまう
  • 匂いや湿気が気になる
  • 将来的に不要になる可能性も

といったところですね。「部屋が狭くなる」とうのはどうしようもないことですが、他は工夫次第でカバーできます。後半で実際の事例を紹介しますので参考にしてみてください。

土間収納のアイデアについてはこちらの記事をどうぞ。

土間収納をスッキリ見せるアイデア!収納しやすい玄関はスッキリ見える! 最近は広い土間収納を作る方が増えています。玄関周りのごちゃごちゃしたものを収納できるのはもちろん、備蓄品や季節ものなどの収納にも...

土間収納はどのくらいの広さがいい?

土間収納は一般的に1~2畳あれば十分、と言われています。靴などの収納として使うだけなら十分な広さだと思います。「収納したい物+50cm」の幅があると使い勝手がよくなりますよ。

最近は3畳以上の広い土間収納を作る人も増えています。自転車を置きたい、アウトドアの趣味がある、水道を付けたいという方は広め土間収納があると便利だと思います。

繰り返しになりますが、土間収納が広くなればその分他の部屋は狭くなります。部屋が狭くなってでも置きたいこだわりのアイテムがあるのでしたら広い土間を作ってもいいと思いますよ!

まずは収納したいものをリストアップして広さを考えて見てください。

ウォークスルーしたい場合の広さは?

土間収納は玄関からだけでなく、別の部屋に通り抜けられるウォークスルータイプにしておくと使い勝手良くなります。収納する物によって通り抜けた先にキッチンや洗面所を設置するとさらに便利ですよ。

土間収納に物を置きに行って、また玄関に戻るという必要がないので効率もよくなります。生活導線を重視したい方にはおすすめです。

ウォークスルータイプの場合、玄関側、部屋側の両方にドアを付けておくと臭い対策になります。(ただし、湿気対策のため定期的に換気は必須)

またウォークスルータイプは人が通り抜けられなくてはいけないので、ウォークインタイプよりも広さが必要になってきます。横幅は120cm以上あると子どもと一緒にお出かけする時でも使いやすいですよ。(参考)毎日のことなので、通り抜けやすい幅にするようにしてくださいね。

土間収納の広さについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。

土間収納の棚はどのくらいの奥行きがいい?高さは? 玄関にシューズクロークなど土間収納を設ける人が増えています。棚を設置する場合どのくらいの奥行き、高さがよいのでしょうか? ...

ドアはあった方がいい?

土間収納のドアを閉めてしまえば、見た目はスッキリ。ですが、ドアを付けるのにはメリットもデメリットもあるんです。

ドアを付けるメリット・デメリット

ドアを付けるメリット

やはり大きいのは「目隠しになる」ということですよね。ドアを閉めてしまえばお客さんからの視線を遮ることができます。

他には匂いをシャットアウトするというのも挙げられますね。我が家は玄関に扉のないシューズラックがあり、今もそこから1.5mほどしか離れていない場所にいますが匂いが気になったことはないです。土間に収納する物にもよりますが、ドアを付けない=匂いが気になるということではないと思います。消臭剤などでも対応できますしね。

ドアを付けるデメリット

  • 開放感がなくなり、狭く感じる
  • 開け閉めが面倒。収納に手間がかかる場合も
  • 湿気がこもりやすい

デメリットとして挙げられるのは以上です。特に湿気には注意しましょう。湿気がこもるとカビの原因にもなってしまいますからね。換気扇や窓を設置する、時々窓を開けて換気をするなどしましょう。

湿気対策について詳しくはこちら。

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ドアを付けるなら引き戸がおすすめ!

検討した結果、やはりドアがほしいというのであれば、引き戸や折れ戸がおすすめです。押入れや物置なども引き戸が多いですよね。開き戸ですと前後に開閉スペースが必要になりますし、物の出し入れもしにくくなってしまいます。

他に土間にあるとよい設備は?

ドアの他には

  • 照明
  • コンセント
  • 蛇口
  • 換気扇
  • すのこ(靴を脱ぎ履きするための場所)

などの設備を設置する人もいます。

土間収納の使い方や広さによっても変わってきますが、どれも後からは付けにくいので検討してみてくださいね。

土間収納の実例をご紹介!

続いて、実際に玄関に土間収納を作られた方の実例をご紹介していきますね。様々な土間収納があるので自分の理想の収納はどれに近いのか、参考にしてみてください。

シューズラックは玄関側に、土間収納はクローゼットになっています。シンクを設置しているので帰宅してすぐに手が洗えて便利です。

玄関に3畳の土間を設置。収納は造作になっています。中庭にも抜けることができ、解放的な玄関ですね。

生活導線を重視していて回遊動線を作っている事例です。土間収納から洗面所→リビングとつながるウォークスルー玄関ですよ。

シューズクロークとちょっとした収納スペースを設置した事例。それほど広い収納ではないですがこれだけでもあると便利なのが分かりますよね。

玄関横に4畳の土間収納を設置。土間の先はキッチンになっているウォークスルータイプです。パントリーとしても使える広さが便利ですね。

マンションをリノベーションして土間収納を作った事例。オープンタイプのシューズクロークとコートを置けるクローゼットを設置しています。元々あった窓を利用して、換気もしっかりできるようになっていますよ。

玄関も広々としていますが、土間収納も作ってさらにスッキリ。収納の前には引き戸がありますが、壁紙などもおしゃれで見せたいくらいですね。

アウトドアがご趣味のご夫婦の土間収納。自転車やアウトドア用品がびっしり並んでいますね。これなら部屋が狭くなってでも土間収納を広くする価値があると思います。

ご主人の趣味出る自転車の収納スペースとして土間を設置した事例。縦に二台の自転車が収納されていますがすっきりしていておしゃれですよね。

玄関土間にサーフボードをかけられるスペースを作った事例。一畳もないくらいのスペースだと思いますがすっきり収納されていて見せる収納になっていますね。

まとめ

土間収納の広さや事例を見てきました。

土間収納はウォークスルータイプで他の部屋へも抜けられる方が便利ですがその分スペースは広く必要になります。

また、収納する物によって抜けた先をキッチンにしたり、洗面所にしたりと間取りを考えて見てくださいね。

アウトドア系などの趣味用品を収納したい方はウォークインタイプで部屋のようにこもれた方が使い勝手がいいことも。

何を収納するのか、どのように使うのかじっくり考えて見てくださいね。

リフォームで土間を作りたいという場合はこちらも参考にしてみてください。

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