バイオエタノール暖炉で後悔することはある?デメリットをしっかり理解しておこう。
煙突不要で工事なしで設置できるバイオエタノール暖炉。一般的な暖炉や薪ストーブよりもハードルが低く、炎の揺らめきが楽しめると注目されていますよね。
実際に導入した人はどのような感想を持っているのでしょうか。後悔ポイントやデメリットについてまとめました。
バイオエタノール暖炉で後悔している人は多い?
バイオエタノール暖炉について調べていると「後悔」というキーワードが出てきます。導入を考えている人には気になるワードですよね。
実際にバイオエタノール暖炉を導入した人の口コミを見てみましょう。
続・アルスト暖炉化計画。ダイソーカトラリーラックを逆にしてみたところ、思ったより炎が見えずイマイチ。あとやっぱりエタノール暖炉の暖房能力は弱い…6畳の部屋で一時間焚いても9.3→10.6℃(ドア開放)。やっぱり灯油に比べて燃焼カロリーが低すぎでした… pic.twitter.com/oGQm1XDxJm
— TK男爵☆キャンプ場開拓中 (@BaronNTaka) February 6, 2022
この方は暖房能力の低さを実感されているようですね。
暖かさについてはこちらの記事でも詳しくお話しています。
エタノール暖炉、仕事で使ってました(笑)燃費悪めです😅😅
— TAKA90 (@33skyline) October 26, 2021
この方は燃費の悪さを実感されています。
費用についてはこちらの記事をどうぞ。
エタノール暖炉はものが大きい割に全然明るさが出ない。
アルコールをそのまま燃焼させるだけだから温度が高くて暗い青い炎しかでないから仕方ないのかもしれないけど。— くまいぬX (@kumainu_x) September 6, 2021
この方は炎の色がしっくりこないようですね。
どうしても火が眺めたくてさー、うちはエタノール暖炉入れたんだよ。
でも猫が来てから危ない気がして稼働できてない🤣夏場は猫が涼む場所になってる💦 pic.twitter.com/lmHCED7Alh
— 北野トマレ (@kitanostop) July 25, 2022
この方は後悔、という訳ではないですが購入したけれど使えていないそうです。エタノール暖炉に限ったことではないですが、実際にどんな風に使うのか、家族に不便はないかをシミュレーションしておくと失敗が少なくなりますね。
バイオエタノール暖炉を実際に使った人の口コミを見てみると、「後悔している」という声は見られませんでした。
ですがすべて快適に使えているというよりはデメリットも理解して購入したという人が多く感じます。次の章でバイオエタノール暖炉のデメリットを見ていきます。
バイオエタノール暖炉のデメリットを理解しておこう
バイオエタノール暖炉にはどんなデメリットがあるのでしょうか。購入前にきちんと知っておきましょう。
燃料の用意が大変
バイオエタノール暖炉は電気もガスも使用しません。バイオエタノールというバイオマスを発酵させて作るエタノールを燃料にした暖房機器です。
薪のようにもらったり拾ったりするという選択肢はありません。燃料は必ず購入しないと使用することができないのです。また、どこででも売っている燃料ではないので手に入れるのも大変ですね(ネットでは購入可能です)。
バイオエタノールは10リットルで5,000円程度で販売されています。
暖炉の機種にもよりますが、0.4リットルで1時間から1時間半ほど燃焼します(参考)。ランニングコストは1時間200円程度。1日8時間使用すれば1,600円になってしまうのでエアコンや灯油などに比べてだいぶ高いということが分かりますよね。
実際は暖を取るために毎日利用するのではなく、炎を楽しみたいときだけ使用するという人が多いようです。
バイオエタノールの費用についてはこちらの記事でもご説明しています。
暖房能力は高くない
暖炉というと暖房機器の中でも暖かいイメージがあると思います。ですが、バイオエタノール暖炉の暖房能力はそれほど高くありません。
卓上用など小さなタイプは主に観賞用で少し暖かくなる、程度と考えておきましょう。大きなサイズもありますが、実際には他の暖房機器と併用している人が多いようです。
うちはエタノール暖炉。薪は無精者の私には無理だと思ったから😅
ずーっと燃やし続けて暖をとるには割高だけど、火がみたい!ってときにつけてます。
見た目は大事。
家を作るとき暖炉と書庫はいる!って言い張りました。— 北野トマレ (@kitanostop) December 11, 2022
燃費のことを考えてもメインの暖房にするのは難しいですね。
暖かさについてはこちらの記事もどうぞ。
定期的に換気が必要
バイオエタノール暖炉は煙が出ない暖炉です。有害物質も排出されないのですが、燃焼には酸素が必要なため、使用し続けると室内の酸素量が減ってしまいます。
ですから定期的(1~2時間に1回程度)に換気をする必要があります。(参考)
火事や火傷に注意
バイオエタノール暖炉はデザインによっては炎がむき出しになっているタイプもあります。
風で可燃物が飛んで来たら燃えてしまう可能性、小さな子供やペットが触ってしまう可能性があるので注意が必要です。
強化ガラスなどで周囲を囲っているデザインの暖炉の方が安全性が高いですね。
バイオエタノール暖炉のメリットは?
バイオエタノール暖炉はもちろんメリットもたくさんあります。
- 電気もガスも使用しない(停電時などにも使える)
- 煙突不要
- 設置工事不要(デザインによっては工事あり)
- 煙やすすが出ない
- 手軽に炎の揺らめき楽しむことができる
- デザイン性に優れている
- 燃料が場所を取らない
- 立ち上がりが比較的早い
- コンパクトなタイプなら数千円で手に入る
など。
手軽に炎の揺らめきを楽しめるというのが一番のメリットではないでしょうか。炎を眺めたいけれど、暖炉や薪ストーブはハードルが高いと感じている方に好まれていますよ。
まとめ
バイオエタノール暖炉は、手軽に炎の揺らめきを楽しめる暖房機器です。煙突不要で工事も不要なので好きな場所に設置することができますよ。
ただし、燃料の入手が大変でランニングコストが高い、暖房能力が低いというデメリットも。
購入されている方は炎の揺らめきを楽しみたい、という目的で購入されているので後悔している方が少なかったです。
炎は楽しみたいけれどもう少し暖房能力やランニングコストを重視したいという方はこちらの記事も参考にしてみてください。