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ガスストーブを後付けしたい!どんな取り付け工事が必要?

『ガスストーブやガスファンヒーターを使いたいけれど、部屋にガス栓がない…』とお悩みの方も多いと思います。

ガス工事というと大変なイメージですが、ガスストーブの取り付け工事はどのようなものなのでしょうか。工事の内容や費用を見ていきましょう。

ガスストーブの後付け|取り付け工事はどんなもの?

ガスストーブ、ガスファンヒーターはガス栓につないで使用するので灯油などと違い燃料の補給が必要ないというのが魅力的ですよね。

ですから、ガスストーブやガスファンヒーターを取り付けるには、ガス栓の取り付け工事が必要になります。

ガス栓取り付けというと難しいイメージがあるかもしれませんが、実は半日で終わる場合がほとんど。プロに依頼すればそれほど難しい工事ではありません。

取付工事は

  • すでにキッチンや給湯でガスを利用している
  • ガスを利用していない(オール電化など)

かどうかで内容が大きく変わります。次の章から具体的に見ていきましょう。

ガスストーブとガスファンヒーターの違いはこちら。

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FF式は追加工事が必要

ガスストーブには従来の開放式の他、FF式というタイプがあります。Forced Flue(強制通気)の略で換気をしなくても使用できるタイプ。給排気をするために壁に穴を開ける工事が追加されます。

FF式暖房について詳しくはこちら。

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ガスを利用している場合(ガス栓の増設)

まずはすでにガスを使用されているお宅の場合について。ガス栓の増設工事は利用されているガス会社に依頼します。

  1. 現在あるガス管を分岐
  2. ガスストーブを使用したい部屋までガス管をつなぐ
  3. ガス栓を設置する

という工事になります。

キッチンのガスコンロもしくはガスメーターのいずれか近い方からガスを分岐させることになります。どちらから分岐させるかは実際に業者に依頼してみてもらいましょう。こちらのページなども参考になりますよ!

どちらも遠い場合は外からガス管をつなぐこともあります。場合によっては設置できないこともあるのでまずは会社に相談してみましょう。

ガス栓は床もしくは壁に設置します。基本的には安く設置できる方に設置する形になりますよ。

実際の事例はこちら。

こちらはフローリングの床にガス栓を設置しています。目立たなくていいですね。

こちらも床にガス栓を設置した事例。以前は別の場所のガス栓からガスホースでつないでいたのですがホースが長くなってしまうということで床下に新たなガス栓を設置しました。

こちらは給湯器のガス管から分岐してガス栓を設置した事例。ガス栓は壁に設置し、コンセントの横に設置しました。

こちらは1階と2階の2カ所にガス栓を設置した事例。ガス管は外に通しています。実際に穴を開ける様子も載っているので参考にしてみてください。

こちらはプロパンガスを使用されているお宅。屋外のガスボンベからリビングまでガス管をつなぎ、ガス栓を設置しました。

マンションの場合は自分の判断だけでガス工事ができない場合があります。まずは管理会社に相談してみましょう。

費用はどのくらいかかる?

ガスストーブを使用するためにガス栓を設置する費用は6,000円から30,000円程度です(参考参考)。FF式のガスストーブの場合は設置工事が必要なので、さらに追加で20,000円ほどの費用が掛かります(参考)。

ガス会社や設置場所によってかなり金額が異なるので、まずは見積もりを依頼するのが良いでしょう。

こちらはあくまで工事費用なのでプラス、ガスストーブやガスファンヒーターの費用が掛かります。ガスストーブの本体価格はだいたい2万円からです(参考)。

下記の場合はさらに費用が高くなります。

  • ガス管が長くなってしまう
  • 屋外からガス管を伸ばす
  • 既存のガス管が古く交換が必要

ガスを利用していない場合(新規取付)

オール電化で現在ガスを使用していない、という場合でもガスストーブ用のガス栓を設置することは可能です。

都市ガスかプロパンガスかを選ぼう!

まずはお住いの地域のガス会社との契約が必要です。ガスは都市ガスとプロパンガスの2種類があります。ただし、地域によっては都市ガスが使用できない場合もあります。

ガス代

ガス代は一般的には都市ガスの方がガス代が安いです。プロパンガスは業者によっても料金が変わりますが、都市ガスに比べて1.7~1.8倍ほど高い参考)ですよ。ですが、プロパンガスの会社は独自のサービスをしていることもあるので事前に調べてみましょう。

新規導入費用

ガスの新規導入にかかる費用は、

  • 都市ガス:(東京バスの場合):約15万円参考
  • プロパンガス:7~15万円参考

都市ガスでもプロパンガスでも費用はあまり変わりません。元々ガスを引いている場合に比べてかなり高額になってしまいますね。

ただし、プロパンガスの場合「無償貸与契約」という契約があります。ガス会社が定める期間(10-15年程度)同じ会社のガスを使用することで初期費用が無料になるシステムです(参考)。デメリットもありますが初期費用が無料なら導入しやすいですね。

ガスを導入する際の手順

ガスを新規で導入する場合は以下の工事が必要になります。

  1. ガス機器を設置する
  2. ガスボンベまたはガス機器からガスストーブを使いたい部屋までガス管をつなぐ
  3. ガス栓を設置してつなぐ

都市ガスとプロパンガスでガス機器も変わってきます。ガスストーブ本体も都市ガス用とプロパンガス用がありますのでしっかり選んでから購入しましょう。

ガスストーブのためにガス栓工事をした事例

実際の事例をご紹介します。

こちらの方は光熱費の削減のためにガスファンヒーターを導入されています。暖かくなって費用も抑えられたらうれしいですよね。

こちらはオール電化の家庭にガスファンヒーターとガス衣類乾燥機を設置した事例。給湯器や床暖房、乾燥機など他にもガスを使用したいのであればまとめての工事がいいですね。

オール電化でガスストーブを導入した事例はあまり見つかりませんでした。ストーブだけのためにガスを導入するという人は少ないようです。

停電対策でガスストーブを取り入れたい、という声もありました。停電時のみ使用するのであればカセット式のガスストーブを導入するというのも1つの手です。カセット式ならガス栓もコンセントもなく使用できますよ!ただしカセット1本の運転時間は短いのでご注意ください。

ガスストーブ 1台2役 速暖 省エネ 高効率 調理用 電源不要 ハンドル付き ブタンガス ボンベ式 カセットコンロ ポータブルヒーター 暖炉 屋内 アウトドア 防寒 釣り キャンプ

こちらはカセットコンロにもなるので停電時やアウトドアで便利に使えますね。

こちらの方は元々ガスを引いていてのちにオール電化にしたのですが、ガスストーブは使用されています。ストーブを使用しない時期は元栓を締め基本料金は発生していないそうですよ。ストーブ専用の場合はそんな使い方もできるんですね。

まとめ

ガスストーブの後付けについて見てきました。

ガスストーブを設置するには部屋にガス栓を設置しなくてはいけません。取り付け工事は半日ほどで終了し、工事費用もそれほど高くはありません。

ただし現在ガスを引いていない場合は新規導入になってしまうので費用が高額になります。本当にガスストーブが一番いいのか考えてみてもよいかもしれませんね。

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