脱・生乾き臭!部屋干しでも早く乾かすコツ!
少し前までは部屋干し、というと天気や外出の都合などで仕方なくする、というイメージがありましたね。ですが今は好んで部屋干しをする人も増えています。
きちんと乾かすことができれば、部屋干しは外干しよりもおすすめできることも。
生乾き臭いなどをさせずに、上手に部屋干しするポイントを見ていきましょう!
部屋干しは外干しよりもおすすめ?
昔は部屋干しというと、天気が悪い時に仕方なくするもの、というイメージがありましたが、最近では好んで部屋干しをする人も増えています。特に一人暮らしや共働きなど日中家に誰もいなかったり、帰宅が遅かったりすると部屋干しになりますよね。
部屋干しは
- 急な雨が降っても安心(天気を気にせず洗濯できる)
- 花粉や黄砂などの汚れが付着しない
- 紫外線や排気ガスなどで衣類が変色しない
というメリットがあります。
冬場は日照時間も短く、晴れた日に外干しても1日で乾かないことが多いですよね。そんな時は工夫をして部屋干しした方が洗濯物が早く乾きますよ!
最近は、洗濯物を干すためのスペースランドリースペース(ランドリールーム)を作る人も増えています。
部屋干しでも生乾き臭をさせないコツ
部屋干しでも生乾き臭をさせないためには、すばやく乾かすというのが重要です。濡れている時間が長いと雑菌が繁殖しやすく、臭いの原因になってしまうんですよ!
部屋干しでも生乾き臭をさせないためには、干し方だけでなく、洗濯の仕方にもコツがあります。難しいことではありませんのでぜひ実践してみてください。
洗濯ネットに入れすぎない
洗濯物を臭わせないためには
- 汚れがしっかり落とす
- 素早く乾かす
ということが重要です。
洗濯をすれば汚れは落ちているでしょ!と思ってしまうかもしれませんが、注意したいのは洗濯ネット。洗濯ネットは型崩れなどを防いでくれますが、ネットの中にパンパンに衣類が入っていると水が通りにくく汚れが残ってしまうことも。洗濯ネットの中身は2/3ほどにしておきましょう。
洗濯槽が汚れているとせっかく洗濯をしても、かえって汚れがついてしまいます。月に1回程度を目安に洗濯槽もきれいにしましょう。
洗濯機の掃除方法はこちらを参考にしてください。
洗剤や柔軟剤は適量を入れる
「洗剤がたくさん入っていた方が汚れが落ちそう!」「柔軟剤をたっぷり入れていい香りにしたい」と洗剤や柔軟剤を表示の使用量よりも多く入れている人もいるかもしれませんが、これもNGです。
洗剤や柔軟剤が多いと、しっかりすすぎができず、衣類に残ってしまいます。汚れだけでなく、洗剤も衣類に残っていると臭いの原因になってしまうので気を付けてくださいね。
洗濯が終わったらすぐに干す
濡れたままの洗濯物を放置しておくと雑菌が繁殖してしまいます。洗濯が終わったらなるべく早く干しましょう。
子どもがぐずった、急な来客が来たという時はとりあえず洗濯物かごに移しておく、洗濯機のふたを開けておくだけでも違いますよ。
乾燥機付きの洗濯機なら、一番低温で5分ほど乾燥させてから干すのもおすすめ。5分乾燥機をかけて置くだけでもその後の乾き方が違います。また、空気を含ませて乾燥させるのでシワの防止にもなります。
乾燥機は衣類を傷めるイメージがあるかもしれませんが、5分程度ならダメージは少ないですよ。
風通しの良い場所に干す
風通しの悪い場所は洗濯物が乾きにくくなります。窓を2か所以上開けると風の通り道ができるので風通しがよくなりますよ。台所の換気扇を併用するとさらに効率がいいです。しっかり換気をすることは湿気を取り除くことにもつながりますよ。
24時間換気システムがある方はそちらを使用しましょう。
また、部屋干しをすると部屋の湿度が上がるので除湿器を使用するのがおすすめ。逆に乾燥しやすい冬は、湿度が上がって乾燥対策にもなります。
部屋干しをするのにおすすめの場所についてはこちらの記事をどうぞ。
干し方を工夫する
部屋干しをしている人の中には
洗濯物がたまる→いっぺんに洗濯して大量に干す→なかなか乾かず数日干しっぱなし→洗濯物がたまる
という悪循環になってしまっている人も多いのでは?大量に洗濯をするよりも、1日で乾く量をこまめに洗濯することをおすすめします。
早く乾かすためには、洗濯物同士を密着させず風通しを良くしましょう!
100円ショップにも洗濯物を乾かしやすくする便利グッズが数多くあります。チェックしてみてください。
エアコンはどうやって使用する?
洗濯物を早く乾かすのには、エアコンも力強い味方になります。エアコンの使い方を季節別に見てみましょう。
春・夏
春・夏の暖かい日は、エアコンの「除湿」モードを使って乾燥させましょう。文字通り湿気を取り除くための運転方法ですね。
エアコンの種類にもよりますが、実は除湿には2種類あります。
- 弱冷房除湿:温度を少し下げて除湿する。弱冷房と同じ。
- 再熱除湿:温度をいったん下げて除湿し、下がりすぎた空気を暖めて戻す。
一般的な「除湿」「ドライ」モードは弱冷房除湿なので少し寒くなります。
再熱除湿は一部のエアコンにしか搭載されていません。「カラッと除湿」や「さらら除湿」もしくはランドリーモードは再熱除湿の可能性があります。詳しくは説明書などで確認してみてください。再熱除湿モードがあれば肌寒い日でも使用できますね。
ただし、一度温度が下がった空気を温める分、再熱除湿は弱冷房除湿よりも電気代がかかる点は覚えておきましょう。
サーキュレーターや扇風機などを下から洗濯物にたたるように使用すると、空気が循環し乾きやすくなります。
春夏は部屋の湿度も高くなるので、湿度を下げるために換気も心がけましょう。
こちらは冬の記事ですが、基本的な換気の仕方についてご説明しています。
秋・冬
秋・冬の寒い時は「再熱除湿」を使っても寒く感じると思いますので暖房を使いましょう。ただし、暖房には湿気を取り除く性質はありません。除湿器、サーキュレーター、扇風機などを併用することをおすすめします。
除湿器は洗濯物の真下に置いて風を下からあてることで早く乾かすことができます。
また、秋冬の洗濯物の方が厚手で乾きにくいです。特に乾きにくい衣類は一番風が当たるところに干しましょう。
衣類が乾きにくい時はエアコンのフィルターが汚れている可能性も。フィルターも定期的に掃除するようにしましょう。
まとめ
部屋干しでも洗濯物に臭いを付けないためには
- しっかり汚れを落とす
- 素早く乾かす
ということが重要です。
干し方だけでなく、洗濯の仕方によっても臭いがついてしまうことがあります。難しいことではありませんが、部屋干しのコツを参考にしてみてくださいね。