壁・床

無垢フローリングのメリットとデメリット!実際に使った感想をお届け!

フローリングを選ぶ際、自然な風合いの無垢フローリングがいい!と思う方も多いのではないでしょうか。ですが無垢フローリングにもメリットとデメリットがあります。

一般的に言われているメリットとデメリット。そして私が実際に使って感じているメリットとデメリットを挙げていきますので参考にしてみてください。

無垢フローリングを選ぶまで

私は元々無垢フローリングにあこがれていた、という訳ではなく依頼したリフォーム会社で無垢フローリングが標準だったからです。とはいえ、一般的なフローリング(合板フローリング)を全く検討しなかった訳ではありません。

リフォーム会社から伝えられたメリット、デメリットは以下の通りです。

無垢フローリングのメリット

  • 自然の風合いが出せる
  • ささくれができず安心
  • 長持ちする

無垢フローリングのデメリット

  • 一般的なフローリングよりも割高

デメリットに関しては価格が高いということしか伝えられていませんでした。ですが、無垢フローリングの方が長持ちするということでしたので、初期費用は高くなってもメンテナンスが楽な方がいい、ということで無垢フローリングを選んだのです。

全面リフォームをしたため、他にも決めることがたくさんあったのです。正直、無垢フローリングについて自分で詳しくは調べませんでした。

ですが、実際に使ってみて、もっと調べてから決めればよかったと思うことがありました。

無垢フローリングと一般的なフローリングの違いはこちら。

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実際に感じているメリットとデメリット

ナラ材フローリング

無垢フローリングの家に住んでまだ3カ月ほどですが、現在感じているメリットとデメリットを挙げてみますね。今までは一般的なフローリングを使っていたので、その違いも分かります。生の声として参考にしてみてください。

無垢フローリングのメリット

1,冷たくない!

今までのフローリングは少しひんやりしていました。ですが無垢フローリングは木の質感で冷たくないです。これは冬場にうれしい!

子供がいるのでジョイントマットを敷いている場所もあるのですが、ジョイントマットとフローリングの温度差もほとんど感じません

同じフローリングなのにそんなに違うの?と不思議に思われるかもしれませんね。無垢フローリングは天然の木を使用しています。天然の木の中には空気の層があります。熱伝導率が低いので床下の冷たさを感じないんです!

一方、複合フローリングは薄い板を重ねて圧縮しているため、空気の層はほとんどありません。ですから、断熱性が低いんですね。床下の冷たさがダイレクトに伝わってしまうのでひんやりと感じてしまいます。

無垢フローリングは断熱性が高いので、ひんやりしないということです。また、今までのフローリングより柔らかさもあります。

2,自然な風合い

我が家は白を基調としていて、木材も主張しすぎない薄い色が良かったのでカバ材を選びました。自然な木の色合いでとても気に入っています。

無垢フローリングのデメリット

1,カビやすい!

引っ越してから数日したときに気が付いたのですが、一か所カビが生えていました。(詳しくはこちらの記事へ)

引っ越して間もなかったので、これは生活によってできたものではありませんが、無垢フローリングにはカビやすいという特徴があったのです。

無垢フローリング、というか木材には調湿作用があります。これはメリットでもあり、部屋の湿度によって水分をため込んだり、放出したりしてくれます。ですが、湿気の多い状態が続くとため込んだ水分が放出されず、カビの原因になってしまうんです。

カビを生えさせないようにするには、こまめに換気をすることが大切ですよ!

2,汚れやすい!

無垢フローリングは水に弱く、水分をこぼした時にすぐに拭かないとシミになります。私もベビーオイルをこぼしてシミを作ってしまいました(参照:掃除の記事へ)。

水に弱いのでカビができやすいとも言えますね。

3,傷やへこみがつきやすい!

天然木は柔らかいため、傷やへこみができやすいです。固めのものを落とすとへこみができることも。

我が家の場合、普通に使っているところは問題ないですが、車輪付きの椅子の下はこのようにへこんでしまいました。

フローリングの傷

ちょっと分かりづらいですが、囲っているところに小さな細かい傷がたくさんあります。実際も角度によっては分からないくらいではありますが、これはちょっとショックでした。

長年使うと違いが分かる!

無垢フローリングは長持ちすると思って選んだのに、いきなり傷やシミ、へこみができてしまい、正直想像とは違いました。

これでは長持ちしないのではないか・・・と友人に話したところ、無垢フローリングを10年使っている友人によると、時間がたつほど差が出てくる!ということです。

友人も初めは汚れや傷が気になったのですが、10年経てば味のある傷になるとのこと。

合皮の財布などは時間がたつとボロボロになっていきますが、本革の財布は汚れたり色が変わったりしても味が出るのと一緒のようです。

(追記)

ちなみに、椅子の車輪で傷ができた箇所は3年経つとこのようになっています。

無垢フローリング3年後

よーくみるとぼこぼこはありますが、小さな傷はほとんど分からなくなっています。これが合板だったら悪化していたんだろうなと思うと、やはり無垢フローリングでよかったです。

一般的なフローリングは、数年使っているとささくれが出たり、割れたりすることがありました。無垢フローリングは1枚板なのでその心配はありません。なのでやっぱり無垢フローリングにして正解!と思っています。

実際に寿命も無垢フローリングのほうが長いです。一般的なフローリングが10~20年なのに対して、無垢フローリングは30年以上といわれているんですよ。

汚れやすいのは

  • 水に弱い
  • 調湿作用がある

という特徴を事前に知っていたらまた違っていたかな、と思います。日々のお手入れ方法も意外と簡単なんですよ。

無垢フローリングのお手入れ方法はこちら。

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まとめ

無垢フローリングは自然な風合いで人気がありますが、カビやすい、汚れやすい、へこみやすいなどのデメリットもあります。

実際に使用してみてメリットよりデメリットの方が大きいのではないかと思いました。

ですが、長年使用すると違いが出てくるようです。初期費用は無垢フローリングのほうが高いですが、寿命も長いので長く使うことができますよ。

無垢フローリングの特性を知って、正しいお手入れをして使ってくださいね。

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