壁・床

無垢フローリングは掃除が難しい?お手入れ方法は?

リフォームや家を建てる時に、無垢フローリングを検討する人も多いのではないでしょうか。

自然の風合いが人気の床材ですが、掃除はどうすればいいのでしょうか?お手入れ方法が難しいとなかなか採用しにくいですよね。

無垢フローリングの手入れ、掃除方法について見ていきましょう!

無垢フローリングとは?

そもそも、無垢フローリングは一般的なフローリングとどう違うのでしょうか?

一般的なフローリングは、合板フローリングといいます。どちらも材料は木材なのですが、作り方が違います。

無垢フローリング 天然木100%の床材です。混じりけがないという意味で「無垢」といわれます。選ぶ木材によって色や風合いも変わってきます。
合板フローリング 薄いベニヤ板を何枚か合わせた上に、薄い天然木や木目のシールなどを貼り合わせた床材です。ほとんど木材ですが、板を張り合わせるために接着剤を使用しています。複合フローリングと呼ばれることもあります。

無垢フローリングの方が元々あったのですが、現在は手入れがしやすい、価格が安いという点で合板フローリングの方が主流です。

ですが、やはり自然の風合いが出るのは無垢フローリング。無垢フローリングにこだわる人も多いですよ。

無垢フローリングのメリット・デメリットについて詳しくはこちら。

無垢フローリングのメリットとデメリット!実際に使った感想をお届け! フローリングを選ぶ際、自然な風合いの無垢フローリングがいい!と思う方も多いのではないでしょうか。ですが無垢フローリングにもメリッ...

実はお手入れが簡単!?

無垢フローリングは合板フローリングに比べてお手入れがしにくい、というイメージがあると思います。

実際無垢フローリングは

  • 傷やへこみが付きやすい
  • シミやカビが生えやすい

というデメリットがあります。ですから、お手入れが面倒くさそうというイメージがあるのでしょう。

無垢フローリングに適したお手入れ方法は乾拭きです。水も洗剤もつけずに布やモップで拭くだけなので、実はとっても簡単ですよ。クイックルワイパーなどのおそうじシートを使う場合は、ドライタイプで薬剤などは使っていない商品を選びましょう。

乾拭きすることで、掃除機で取り切れない細かいほこりも取ることができます。それだけでツヤを取り戻すことができるんですよ!

水には弱いので要注意!

注意をしなくてはいけないのは水です。無垢フローリングは水に弱いため、濡らしたまま放置するとカビやシミの原因になってしまいます

水やコーヒー、ソースなど液体のものをこぼしてしまった場合はすぐに拭き取りましょう。水に弱いので水拭きは極力避けましょう。汚れが目立つ場合は固く絞った雑巾で拭き、水分が残る場合はすぐに乾拭きしてください。

ちなみに私は無垢フローリングの上にベビーオイルをこぼしてしまったようで、気づいたときには手遅れでシミになってしまいました・・・。

無垢フローリングのシミ

やはりシミにはなりやすいですね。とはいえ、合板フローリングにできるシミとは違いこれはこれで味になるような気もします。

合板フローリングは仕上げによってお手入れ方法が異なる

合板フローリングは表面に加工がしてあるものがほとんどです。傷がつきにくい、UV加工、ワックス不要など製品によって特長があり、お手入れ方法も変わってきます。ただし合板でも水に弱いものもあるので注意しましょう。

再塗装をすれば長持ち!

無垢フローリングの場合でも表面にワックスが塗られている場合がほとんど。ですから年に1~2回はワックスをかけ、再塗装するときれいな状態をキープできます。

ワックスの手順は以下の通りです。

  1. 床の隙間やつなぎ目も含め、きれいに掃除をする
  2. 古くなったワックスをはがす
  3. 新しいワックスを塗る
  4. 乾燥させる

手順だけ見るとそれほど時間がかからないように思えますが、家具を動かしたりして全体のワックスをかけるとなると1日がかりになってしまうことも。乾燥にも時間がかかるので天気のいい日に行うことをお勧めします。

再塗装をした方がいいというのは無垢フローリングに限ったことではなく、合板の場合でも同じです。ですから無垢フローリングが特別手間がかかるということでは実はないんですね。

ワックスにはさまざまな種類があるので自分に合ったものを選びましょう。

リンレイ フローリング専用ワックス(1L)

液体タイプのワックスです。効果は1年続き、滑りにくいという特徴もあります。

こちらはスプレータイプです。床にスプレーし、フローリング用ワイパーで拭くだけで床掃除とワックスがけが同時にできます。

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シートタイプのワックスです。効果は4カ月と短めですが、手軽にワックスがけできるので使い勝手がいいですね。

現実的に考えると、スプレータイプやシートタイプなら継続できそうな気がしますよね。

ワックスはかけなくてもいい?

年に1~2回はワックスを、とは言われていますが、実際に年に1~2度のペースでワックスをかけなおしている人は少ないのではないかと思います。汚れた部分をしっかり掃除しておけばきれいに保つことができますよ。

乾拭き、水拭きで汚れが落ちない場合は、油分を含むクリーナーを使いましょう!

スプレーして拭き取るだけのクリーナーです。1つ持っておくと便利ですよ。

消臭・除菌効果もあるクリーナーです。

こちらは濃度によって、古いワックスをはがすときにも使えて便利です。

カビが生えてしまったときはどうする?

無垢フローリングはカビが生えやすいので、換気を行うなどしてカビが生えないようにすることが重要です。ですが、実際に生えてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。

私の体験談ですが、引っ越してきてすぐ、我が家のフローリングに黒カビを発見しました。

無垢フローリングのカビ

(生活感ありありな写真ですみません)

工事の過程で出来たもののようですが、とりあえず表面のカビは自分で落とすことになったのです。

まずはアルコールスプレーを使いました。これでカビの根が死滅する効果があります。ですが、すでに出てきてしまっているカビに効果はなく、きれいになりませんでした。

次に、フローリング専用のカビ取り剤を使用しました。これも1度では落とすことができず、繰り返し使用しました。すると、カビはきれいになったのですが、気が付いたら色まで変わってしまいました・・・。

白くなってしまった無垢フローリング

繰り返し使用したのがよくなかったのだと思います。できたばかりのカビであれば、アルコールを薄めたもので丁寧に拭けば落ちますので、焦ってカビ取り剤を掛けすぎないようにしてくださいね。

今回のカビは生活によってできたものではありませんが、やはり無垢フローリングはカビができやすい、そして落としにくいということを実感!それからは換気や物を置きっぱなしにしないように気を付けています。ほかの個所にはカビはできていませんよ!

掃除機は使わない方がいい?

日常の掃除は掃除機で行っている人も多いと思います。ですが、フローリングに掃除機をかけると本体の重さなどで傷ができてしまうこともあります。気になる方は掃除機はやめ、乾拭きすることをおすすめします。

やっぱり掃除機が便利!という人は

  • 重すぎない掃除機を使う
  • コードレスのものにして床から浮かせて使う
  • 大きめのごみは掃除機ではなく手で拾う

という方法をとれば傷をつけにくいですよ。

まとめ

無垢フローリングの日ごろのお手入れ方法や、汚れた場合の対処方法を見てきました。

無垢フローリングは一般的な合板フローリングよりもお手入れが面倒というイメージがありますが、実際はそんなことはないですよ。

よりきれいな状態を保つには、掃除機ではなく乾拭きで日ごろからほこりを取り除き、年に数回ワックスがけをするのがおすすめです。ワックスもシートやスプレーでしたら簡単にかけることができるのでやりやすい方法で実行してみてください。

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