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廊下と部屋の床の高さが違う!床を上げるリフォームで段差解消!

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最近ではなるべく床をフラットにしている家が多いですが、古い家の場合廊下と部屋の床の高さが違ったり、水回りの床の高さが違ったりすることがあります。

ちょっとした段差ではありますが転倒の原因にもなりますし、足腰が弱ってくると移動が大変になったりもしますよね。

全ての床をフラットにすることはできるのでしょうか。ドア枠の敷居が高くなっている場合の段差解消についても見ていきましょう。

なぜ床の高さが違うの?

昔はバリアフリーという言葉がなかったとはいえ、なぜわざわざ部屋によって床の高さを変えていたのでしょう。

1つは敷居の問題。和室の場合、敷居の分高くなっていることが多いです。和室を洋室にリフォームした場合も高さはそのままになっていることもあるでしょう。

もう1つ、水回りの床の高さが違うのは配管の問題です。マンションなどで多くみられるケースですね。高くなっている床の下には配管が通っているため、低くしようとしても低くすることは難しいのです。

床を上げるリフォームで段差解消!

高くなっている床は低くすることができない場合もあります。配管の問題で床が高くなっている場合は特に床の高さを変更できません。ですが、他の床を高い床に合わせることで床の高さを合わせることができます。

その分天井は低くなってしまうという点は覚えておきましょう。

具体的には

  1. 低い床に根太という木材で下地を作る
  2. その上に床材を貼る

という工程になります。リフォームの手順は少ないですが、床全体をフラットにするとなると、荷物もすべて移動しなくてはいけません。大規模なリフォームになるのでよく検討しましょう。

また、部屋の床を上げた場合、スイッチ類や窓の高さなども変わってきてしまいます。廊下の床を上げた場合は階段や玄関の上がり框の調整なども必要になりますので、床のリフォームだけでは済まないケースも多いでしょう。

床の段差を解消するリフォームだけをする人は少なく、全面リフォームの一環として床をフラットにしている人が多いですよ。他にリフォームしたい箇所がある方は検討してみてください。

我が家は古いマンションを買ってフルリフォームしました。水回りは元々床が高くなっていました。リフォームで可能な限り低くはしたのですが、水回りの床に合わせると天井が低くなり圧迫感が出てしまうのでフラットにするのは諦め、3cm程度の段差が残っています。

古いマンションは天井も低かったりするので、天井の高さを取るか、床をフラットにすることを取るか考えてみてください。

床をフラットにしたリフォーム事例

続いて、床をフラットにリフォームした事例を見ていきましょう。

リビング、寝室、トイレ、キッチンとすべての床の高さが異なっていた家。床を張り替えることによって床をフラットにしました。間取り変更も同時に行っています。

廊下と部屋の床の高さが3.5cmあり、廊下の方が低くなっていました。廊下の床の上に下地と床材を重ね張りすることで高さを同じにしました。

全ての床の段差をなくし、フローリングで統一しました。玄関の段差も最小限にしています。ドアも新しいものに交換し、敷居のない引き戸を採用しています。

ダイニングにつながる和室が、他の床よりも18cm高くなっていました。床をはがしてフラとにし、ダイニングとつなげて1つの空間にリフォームしました。

全面リフォームの一環として、廊下の真ん中にあった段差を解消し、フラットにしています。床の色も変わり広々と感じますね。

古いマンションは特に、部屋ごとに段差があるケースが多いです。マンションのリフォームについてはこちら。段差解消リフォームの事例もご紹介していますよ。

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ドアの段差も解消できる?

全ての床をフラットにすると、ドア枠の敷居の段差が気になってくると思います。ドア枠の段差はほんの数センチではありますがつまづきやすい場所でもあるのでフラットにできるのならしたいですよね。

実は開き戸の場合はドアの敷居を撤去してしまっても問題ないんです!ただ、敷居を撤去した分下にスペースが開いてしまうのでドアを拡張するなどの対応が必要になります。

バリアフリーを意識するのなら開き戸より引き戸ですよね。引き戸でも上にレールがあるタイプのドアもあるのでドア交換を検討してみてはいかがでしょうか。

引き戸への交換リフォームについてはこちらの記事もご覧ください。

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ドアの段差を解消したリフォーム事例

実際にドアの敷居の段差を撤去した事例をご紹介します。

費用相場:2~4万円(1か所)参考

こちらは、既存のドアのまま下のドア枠を撤去。ドアの長さを拡張した事例です。見た目もほとんど気にならず、フラットなドアになりました。

こちらは引き戸の段差を撤去し、新しいドアに交換した事例。完全なフラットではないですがこれなら敷居につまずく心配はなさそうです。

廊下とリビングの間、台所と脱衣所の間の敷居を撤去した事例です。杖を使用されているご家族がいるので移動が楽になったそうです。

まとめ

部屋と廊下、水回りなどで床の高さが違うとどうしてもつまずきやすくなってしまいますし、体に負担もかかってしまいます。

床の高さが違う原因は配管にあることが多いので、高い床を下げることはできませんが、低い床を上げることはできます。ドアの敷居も撤去することができるので全面リフォームをする時には床をフラットにすることを検討してみてはいかがでしょうか。

フラットにするまではちょっと大変だなという方は、スロープなどを設置して段差解消も検討してみてください。

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Hayato.T
1987年生まれ。建築の面白さを知り、web業界から一転して建築で生きていこうと決意。1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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