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マンションをバリアフリーリフォーム!費用や事例をご紹介

ooba1809
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長年住んでいるマンションでも、年を取ってくるとちょっとした段差が気になったり使いづらさを感じることが出てくると思います。そんな時にバリアフリーリフォームを考える人も多いでしょう。

マンションでバリアフリーリフォームをする場合、一軒家と違って制約が出てきます。マンションだとどこまでバリアフリーリフォームできるのでしょうか。

実際にマンションでバリアフリーリフォームをした事例と費用もご紹介していきますね。

マンションではどこまでバリアフリーリフォームできる?

バリアフリーリフォームに限ったことではないですが、マンションの場合、一軒家ほど自由にリフォームができるという訳ではありません。

マンションには「専有部分」と「共有部分」があります。

  • 専有部分:マンションの区分所持者が単独で使用できる場所
  • 共有部分:マンション所有者全員の財産

このうち、リフォームができるのは専有部分のみです。

「共有部分」というのは集合ポストや玄関ホールなどはもちろん、玄関ドア、ベランダなども含まれます。玄関ドアをバリアフリーにしたい人もいると思いますが、これはできないんですね。外に面している部分は「共有部分」だと考えると分かりやすいですよ。

また、水回りの移動にも限界がありますし、そもそもマンションの利用規約によって大規模なリフォームができない場合も。マンションによってどこまでリフォームできるのかは変わってきますので、まずは管理規約を確認、もしくは管理会社に相談してみてください。

マンションのリフォームがどこまでできるかについて詳しくはこちら。

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マンションではどんなバリアフリーリフォームをするの?

マンションでバリアフリーリフォームすることが多い個所について見ていきましょう。

段差の解消

今でこそ段差の少ない家が増えていますが、昔のマンションは洗面所やトイレに段差がありました。床下に配水管があるため、どうしても段差ができてしまうのです。新しいマンションの場合は初めからフラットな床にすることを想定し、排水管のスペースを確保しているんですね。

古いマンションの段差を解消するにはフルリフォームをするしかありません。高くなっている床を低くすることはできないので、高い床に合わせて他の床を上げることになります。その分天井が低くなってしまうというデメリットもあります。

マンションの全面リフォームをした時に床をフラットにしている方は多いですよ。事例をご紹介しますね。

床暖房を取り入れたいという希望もあったため、置床(参考)で床を高くした事例です。隣の部屋との段差が気にならなくなりました。

中古を買ってリフォームした事例です。廊下の床が部屋の床よりも一段上がっていたので、部屋の床を上げてフラットにしました。

こちらも中古を買ってリフォームした事例です。置床をし、すべての部屋がフラットになりました。フローリング調のフロアタイルで費用を抑えています。

リフォームでフラットにできない場合は、スロープなどを設置して段差を解消するという手もあります。室内の段差解消についてはこちらの記事もどうぞ。

段差解消のための室内スロープはどんなものがいい?DIYもできる? 敷居やドア枠など室内のちょっとした段差は普段はまったく気にしていなくても、高齢になり足腰が弱くなると転倒の原因になって...

室内ドアを引き戸に交換

普段何気なく使っているドアは、足腰が弱ってきたり、体が不自由になると使いにくくなってきます。ですからバリアフリーリフォームとしてドアの交換をする人も多いです。バリアフリーを意識するなら一番おすすめなのは引き戸ですね。

スペースの関係で引き戸は難しいということはありますが、マンションだからできないというケースはほとんどないでしょう。

開き戸から引き戸へのリフォームについて詳しくはこちら。

室内ドアのリフォーム!引き戸から開き戸、開き戸から引き戸に交換する費用は? 室内ドアの引き戸や開き戸が使いづらいと思ったらリフォームを検討してみましょう。 スペースにもよりますが引き戸から開き戸、開...

水回りの交換

トイレ、お風呂などの水回りはバリアフリーリフォームをする人が多いです。立ち座りなどの動作が多く、転倒の危険がありますからね。

マンションでは、水回りの移動は難しい場合もありますが、場所はそのままで交換ならほとんど問題ないでしょう。とはいえ配管などの問題があるので、まずは管理会社に相談した方が安心ですね。

水回りのバリアフリーリフォームについては各記事をご覧ください。

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手すりの設置

手すりは水回りの他、玄関、ドア付近、廊下などに設置する人が多いですね。手すりの設置もマンションで問題なくできるリフォームです。必要な個所に設置してください。

手すりの設置場所について詳しくはこちら。

バリアフリーリフォームで手すりを設置したい!設置すべき場所、高さ、太さ、形は? バリアフリーリフォームをする際、家中に手すりを設置する人は多いです。現在、歩行が困難な人がいなくても将来を見据えて手すりを設置す...

マンションでバリアフリーリフォームした事例と費用

最後に、実際にマンションでバリアフリーリフォームをした事例を紹介していきますね。

夫婦2人で暮らすためにバリアフリーリフォームした事例。フラットな床で断熱性も重視した作りになっています。

こちらも高齢のご夫婦が全面リフォームされた事例です。車椅子でも対応できるように設計されています。寝室の隣にトイレ等使いやすさにこだわっていますが、木のぬくもりを感じるようなデザインのこだわりも。

ご夫婦2人で暮らしていたマンションにお母様を迎え入れるために行った全面リフォームです。あらゆる段差をなくし、脱衣所とトイレのドアは引き戸に。自宅で仕事をすることの多いご主人のため、書斎スペースも確保しました。

中古を買ってリフォームした事例です。体調を崩したお母様のために段差を解消し使いやすくしつつ、カフェのようなスタイルでインテリアにもこだわっています。

介護が必要になったお父様とお母様、息子さんで同居するため中古のマンションをリフォームした事例です。段差の解消、水回りのリフォームなどに加え、お父様が好きだった前の家から見える景色を壁一面に張り付けるということも行っています。

バリアフリーリフォームというと、仕方なくするリフォームというイメージもありましたが実際の事例を見ると自分たちの生活も楽しめるように工夫されている方が多いです。家族みんなが安心して楽しく暮らせるような部屋にリフォームできたらいいですよね。

まとめ

マンションのバリアフリーリフォームについて見てきました。

マンションは一軒家に比べると制約がありますが、できることはたくさんあります。

まずはどんなバリアフリーリフォームをしたいのかを考えた上で、管理規約を確認したり、管理会社に相談してみてください。

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1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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