和室を洋室にリフォーム!床を畳からリフォームする費用や日数は?
和室を洋室にリフォームしたい!と思っても部屋全体をリフォームするとなると費用がかさんでしまいますよね。畳をフローリングや他の素材に変更するだけなら費用も抑えられますし、一気に雰囲気が変わります。
今回は床を畳からフローリングなどにリフォームする方法や費用、日数について見ていきましょう。
和室の床をリフォームしたい!
和室の床をリフォームする場合、素材やリフォーム方法によって費用やリフォーム日数は変わってきます。見ていきましょう。
畳からどんな素材に変更する?
畳から他の素材にリフォームする場合、フローリングが一番に思い浮かぶかもしれませんが、クッションフロアを選ぶ人も多いですよ。フローリングかクッションフロアにする人が圧倒的に多いですが、他にはフロアタイル、カーペットという選択肢もあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
1,フローリング
もっとも人気の床材です。
一般的に使われているのは合板(複合)フローリングです。木を何枚も重ね合わせた合板の上に、化粧材を張り合わせたもの。特殊加工をして耐水性、防汚性があったり、傷に強いタイプもありますよ。
ただし、こまめに掃除をしないと加工がボロボロになってしまうなどのデメリットもあります。
フローリングには一般的な合板フローリングの他、自然な風合いを生かした無垢フローリングがあります。無垢フローリングの方が一般的なフローリングよりも割高になりますが、メリットもたくさんあります。
無垢フローリングについて詳しくはこちら。
2,クッションフロア
(参考商品)
クッションフロアは塩化ビニール樹脂製のシート状の床材でクッション性もあります。フローリングについで人気の素材です。フローリングよりも安価にリフォームできるというのも人気のもポイントですね。
水をはじくので掃除がしやすいですが、熱や薬剤には弱いです。
3,フロアタイル
(参考商品)
フロアタイルとは石目や木目、フローリング材などをリアルに再現した塩化ビニール樹脂製のタイルです。本物よりも安価ですし、取り扱いがしやすいです。リアルな質感でインテリアにこだわる方にもおすすめですよ。
4,カーペット
フローリングが主流になる前はカーペットの家も多かったですが最近は減ってきましたね。断熱性に優れていて、防音効果もあります。掃除やメンテナンスが大変というのがデメリットですね。
畳から他の素材にリフォームする方法
畳から他の素材にリフォームする場合、2種類の方法があります。
- 畳をはがして張り替える
- 畳の上から重ね張りする
詳しく見てみましょう。
張替えリフォーム
工期の目安:1日~数日(参考)
畳から他の素材に張り替える場合、以下のような工程でリフォームします。
- 畳をはがす
- 下地木工事で隣の部屋との段差を調節する
- 下地工事をする
- 新しい素材を貼る
下地工事の時に断熱材を入れる場合もありますよ。
工事の工程は多く感じますが、6畳程度でしたら1日で終了することもあります。リフォームする面積や下地の状態などによっても変わってきますので、事前に確認してみましょう。
重ね張りリフォーム
工期の目安:1日程度
重ね張りのリフォームは、畳をはがさずその上からカーペットやクッションフロアなどを置きます。施工も簡単ですし、手軽にリフォームすることができますよ。
ですが、
- 畳が傷んでしまう
- 湿気がこもってしまう(カビが発生しやすい!)
- 使用できる素材に限りがある
などのデメリットがあります。結構デメリットが大きいですよね。どうしても畳をはがせない、一時的に他の素材にしたいというのなら重ね張りもいいですが、できるのなら張替えをおすすめします。
畳から他の素材への重ね張りは業者に依頼する人は少なく、DIYをする人が多いですよ。
畳から他の素材にリフォームする費用
床を畳から他の素材にリフォームする費用の目安は以下の通りです。
張替え | 重ね張り | |
フローリング | 99,800円 | 96,800円 |
クッションタイル | 44,800円 | 39,800円 |
フロアタイル | 54,800円 | 52,800円 |
カーペット | 54,800円 | 不可 |
※6畳の部屋をリフォームした場合
費用参考:リノコ
4つの素材ですとフローリングが一番高いですね。無垢のフローリングなど素材にこだわるとさらに費用は上がります。クッションタイルでも抗菌作用など機能性に優れたものですと費用が上がりますよ。
また、高さ調節をしたり、下地が傷んでいた場合などは別途補修作業が入るので費用が上がります。
そしてもちろん、床の面積によっても費用は上がりますよ。詳しい費用を知りたい場合は見積もりを依頼しましょう。
畳をリフォームして和室から洋室にした事例
実際に畳から他の素材にリフォームした事例を紹介します。費用や工期など参考にしてみてください。
フローリングにリフォームした事例
クロス張替えも!6畳の畳からフローリングへの張替えリフォーム/京都府宇治市|みやこリフォーム
費用:31万6000円
工期:2日間
畳からフローリングにリフォームした事例。壁と天井の張替えも一緒に行っているため、工期が2日間になっています。
費用:23万円
工期:3日間
敷居の高さと同じにしてほしいという要望があったため、畳の厚み分まで地組工事を行って床上げをし、フローリングを張っています。
費用:163,500円
工期:2日
経年劣化で畳が傷んでしまっていたので、お手入れのしやすいフローリングに張り替えました。抗菌加工もしています。
クッションフロアにリフォームした事例
畳からクッションフロアに張替え和室を洋室へリフォーム|リノコ
費用:116,000円
工期:2日
元々和室を洋室のように使用していたのですが、キャスターが使いにくいなどの理由でクッションフロアに張り替えました。一気に洋室らしくなり、家具との相性も良くなりました。
低予算で畳をクッションフロアーに張り替えました!|住まいの情報館
費用:12万円
工期:3日間
畳が部屋に合わないということでクッションフロアにリフォームした事例です。高さ調節も行っています。
畳部屋を木目のクッションフロアにして木製家具の合う部屋へ|リノコ
費用:159,000円
工期:3日間
畳から畳へ張り替える部屋とクッションフロアへ張り替える部屋のリフォームを同時に行って事例です。部屋の使い方によって床材を分けているんですね。
実際の事例を見ると、クッションフロアへのリフォームは10万円台、フリーロングへのリフォームは20万円台が多く結構差がありますね。安く抑えたいのならクッションフロアがおすすめです。
まとめ
和室の畳をフローリングなど別の素材にするだけで、洋室として使いやすくなります。床材はフローリングの他、クッション素材なども人気ですよ。工期は1日から数日程度です。
一時的に他の素材に変更したい場合は、畳をはがさず重ね張りをするという方法もあります。DIYでもリフォームできるので検討してみてください。
壁もリフォームしたいという方はこちらをどうぞ。
和室を丸ごと洋室にリフォームしたい方はこちら。