洗面所・トイレは壁紙とタイルどっちがいい?比較してみました!
洗面所やトイレの壁に適した素材に壁紙とタイルがあります。現在では壁紙の方が一般的ですが、タイルもおしゃれですよね。どちらがよいか迷うという人もいるでしょう。
今回は壁紙とタイルを比較し、実際にリフォームした事例も紹介していきます。悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
洗面所やトイレの壁はどんな素材がいい?
洗面所もトイレも水を使うので水が跳ねやすく汚れやすいです。ですから水に強く掃除がしやすい素材がいいですね。
洗面所は隣にお風呂があるケースがほとんどなので、湿気がこもりやすい場所です。しっかり換気しないとカビが発生することがあり、そのまま放っておくと家全体の劣化につながるので要注意!湿気がこもりにくい素材を選ぶようにしましょう。
そこで洗面所とトイレの壁におすすめの素材が壁紙とタイルです。それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
壁紙とタイルを比較してみよう!
それでは、洗面所とトイレに適している壁紙とタイルの特徴を見ていきましょう。
壁紙
壁紙には様々な種類がありますが、トイレや洗面所などの水回りにはビニールクロスがおすすめです。
防水加工、防カビ加工などがついた機能性に優れた商品も多いんですよ。
壁紙のメリット
種類が豊富
壁紙は機能、デザインともに様々な種類があります。部屋と同じ壁紙をそのまま使ってもいいですが、思い切って色や柄の付いたアクセントクロスを使うことも!全面アクセントクロスでもいいですし、1面だけ使っても素敵なんですよ。タイルの方がおしゃれなイメージがありますが、壁紙でもおしゃれにリフォームすることは可能ですよ。
比較的安価
壁紙は素材も比較的安価ですし、工事も簡単なのでリフォーム費用を安く抑えることができます。
壁と合わせて天井も交換した場合
4万円で新しい壁紙にリフォームできるのはいいですね。ただし、機能性の高い壁紙を選ぶと費用は高くなります。また、広さによっても費用は変わってきますのでご注意ください。
ちなみに、我が家はトイレの一面だけ色付きのクロスにしています。リフォーム会社にもよると思いますが、色付きのクロスでも価格は一緒。一面だけ違うものを使うことによる追加の工事費などはありませんでした。
工事期間が短い
洗面所やトイレの壁紙張替えはだいたい1日で終了します。洗面所やトイレの本体を交換した場合でも1日で済みますよ。毎日使うものですから、1日で終わるのはありがたいですよね。
壁紙のデメリット
デザインに限界がある
壁紙の種類は豊富ですが、既製品を使うのでデザインに限界があります。1面だけ違う壁紙上と下で壁紙を変える程度ならできますが、一部分だけ違うデザインなどは難しいでしょう。
傷がついたら全体の交換が必要
壁紙が傷ついたり、どうしても取れない汚れが付いた場合、少しでしたら修復することもできますがあくまで修復。元に戻すには壁紙全体を交換しなくてはいけません。つなぎ目が気になるのでトイレ、洗面所全体の交換をする必要が出てきてしまいます。
タイル
次はタイルのメリット、デメリットを見ていきましょう。
タイルのメリット
なんといってもおしゃれ!
タイルの壁の洗面所やお風呂は昔ながらではあるのですが、おしゃれでもありますよね。憧れている人もいると思います。
タイル自体のデザインも豊富ですし、組み合わせによってさらに幅が広がります。
防水性が高く、汚れも落ちやすい
タイルは元々防水性が高く、耐用年数が長いです。また汚れも落ちやすいという特徴があります。ですから、水回りの壁にぴったりなんですね。
部分リフォームも可能
全面タイルにするのもいいですが、一部分だけ張ることも可能です。インテリアのアクセントになりますね。
また、劣化した場合も劣化した部分だけ張り替えることが可能です。
タイルのデメリット
費用が高い
タイル自体が壁紙よりも高価なうえ、1枚1枚手作業で張っていかなくてはいけないのでどうしても費用が高くなります。
タイルの大きさによっても費用は異なりますが、1㎡あたり1,200円から35,000円ほど(参考)です。かなり幅が広いですね。
主に使われるモザイクタイルは1㎡あたり13000円程度。3畳(約4.95㎡)の場合、65,000円になります。全面にタイルを使用するとどうしても高くなるので水回りの一部分だけタイルを使用するのもおすすめです。
比較的工期が長い
タイルは1枚1枚張り付けていきますので壁紙に比べた工事期間が長くなります。目安は2~3日程度ですがもっと長くなる場合も。後ほどご紹介する事例も参考にしてみてください。
目地(タイルとタイルの間)が掃除しにくい
タイル自体は汚れを落としやすいのですが、タイルとタイルの間の目地(めじ)という部分が汚れやすく、カビなども発生しやすいです。カビを発生させないためには定期的に掃除をしましょう。
最近では汚れが付きにくい目地材などもあるので検討してみてください。
壁紙とタイルをまとめて比較すると以下の通りです。
費用 | 工期 | 防水性 | デザイン性 | 掃除のしやすさ | 部分リフォーム | |
壁紙 | 比較的安価 | 1日 | 種類によって異なる | 種類は豊富だが限界がある | 比較的しやすい | 張り替えは1枚単位 |
タイル | 壁紙より高い | 2~3日が目安 | 高い | 好きな組み合わせができる | 目地の手入れに注意 | 好きな個所だけリフォーム可能 |
タイルに強いこだわりがあるという場合でなければ壁紙の方が無難という感じですね。
タイル調の壁紙やシールも!
タイルのトイレや洗面所に憧れるけれど、費用や工期がネックという方も多いでしょう。
最近ではタイル柄の壁紙を貼ったり、タイルシールを貼るという人も多いです。簡単にDIYできますので、デザイン面でタイルに惹かれている方は検討してみてもよいと思いますよ!
フゥ…(洗面所にもタイルシール貼った) pic.twitter.com/q5St3KRh1v
— イカ (@ikayakisoba) October 29, 2021
こちらはシンプルな白のタイル。
洗面所をタイルシールでDIY👍 pic.twitter.com/srDiHj8uJj
— カムイ (@97EppHnAElV3pie) March 4, 2022
こちらは二種類のシールを貼られていますね。とてもおしゃれです。
100均でタイルシール買ってきて洗面所に貼ろ〜と思ったら、台紙だと思ってた黄色い部分もシールの1部で納得いかなくて、1個1個切り抜いては貼り付ける作業してる。楽しい。 pic.twitter.com/QFBu5ru3vQ
— 森野ひにち (@morino_hinichi) December 13, 2021
こちらは100均のタイルシールを1つ1つばらして使っているそうです。手間はかかりますが好きなデザインにできていいですね。
タイルシールは100円ショップなどでも販売していますが、やはり面積が少なめです。ネットでも販売していますので検討してみてください。
洗面所・トイレの壁をリフォームした事例
最後に洗面所とトイレを実際にリフォームした事例を紹介していきますね。おしゃれな壁がたくさんありますよ!
費用も掲載させていただきますが、壁のリフォームのみではなくトイレや洗面台本体も交換しているケースがほとんどなので費用が高くなっています。
壁紙を使用したおしゃれなトイレ・洗面所
トイレのリフォーム事例
収納が増え、花柄のクロスでオシャレになったトイレ|ニッカホーム世田谷支店
費用:400,000円(トイレ全体)
工期:1日
壁の上と下で壁紙を変えています。全面柄の壁紙よりもおしゃれですよね。トイレ本体の交換、収納の設置まで行っているので費用は高くなっています。
費用:230,000円
工期:1日
トイレの奥の壁紙のみアクセントカラーにした事例です。真っ白い壁紙からのリフォームだったのだいぶ印象が変わりました。
トイレリフォーム【兵庫県西宮市】|トイレリフォーム専門店 リライブ
費用:263,000円
工期:8時間
真っ白な壁紙だったトイレを緑色と緑の柄の壁紙に変更されています。一気にイメージが変わりますね。
洗面所のリフォーム事例
費用:不明
工期:4日(他箇所含む)
真っ白ではなく白で柄が入った壁紙を使用しています。清潔感もあっていいですね。
洗面台交換【兵庫県宝塚市】|洗面台リフォーム専門店 リライブ
費用:116,600円
工期:1日
こちらは洗面台の裏に花柄の壁紙を使用。派手な壁紙ですが、洗面台は真っ白なのでしまってみえます。
費用:25万円
工期:1カ月(他箇所も含む)
ブルーの洗面台に合わせて、壁紙もブルーの柄になっていておしゃれですね。おしゃれですが壁紙ですので費用も控えめでいいですね。
タイルを使用したおしゃれなトイレ・洗面所
トイレのリフォーム事例
艶が出るフロアタイルで高級感のある特別なトイレ|ニッカホーム立川ショールーム
費用:480,000円
工期:3日間
高級感のあるトイレにしたいということで壁の1面にタイルを使用しています。雰囲気のあるタイルで目を引きますね。
無機質な空間からナチュラルテイストの可愛らしい素敵なトイレへ|ホームプロ
費用:30万円
工期:1カ月(全面リフォーム)
トイレの背面のみタイルにしています。白をベースに時々色付きのタイルが入るのがさりげなくていいですね。
費用:200万円(他箇所含む)
工期:1カ月
新築のマンションにこだわり部分のみリフォームしたお宅です。トイレもこだわりがあり、壁にトイレを使用しています。壁紙のようながたですが、タイルなんですよ。
洗面所のリフォーム事例
費用:67万円
工期:1カ月(風呂、トイレも同時)
こちらは洗面ボウルの近くのみ、タイルを貼っていますね。緑色のタイルとインテリア小物の緑色が統一されていておしゃれです。造作洗面台なので費用は高め、工期も長いですね。
造作洗面台についてはこちら。
費用:不明
工期:2.5カ月(他箇所含む)
海がテーマになったお家で、洗面所も海がテーマ。白いタイルを1面に貼っていて、洗面台にモザイクタイルを使用していてとってもおしゃれです。
キリっとしたコントラストの洗面台に映えるグリーン|タイルパーク
費用:不明
工期:不明
木目調の洗面台に、濃いグリーンのタイルを使用しています。小さなモザイクタイルとはまた違いますがこちらも素敵ですね。
まとめ
洗面所とトイレの壁に人気の素材、壁紙とタイルについて比較、実際の事例も紹介させていただきました。かなり凝ったリフォームはトイレや洗面所単独ではなく、全面リフォームの方が行っていることが多い印象でした。
タイルはやはりおしゃれで使い勝手もいいですが、費用が高いのがネックですよね。一部分だけタイルを利用したり、タイルシールなどを使用してみるのもおすすめですよ。