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浴室乾燥機は設置すべき?必要かどうかを見極めるポイントは?

ooba1809
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浴室をリフォームする時、浴室乾燥機を付けるかどうかで悩む人は多いと思います。メーカーやリフォーム会社からおすすめされることも多いともいますが、本当に必要なのでしょうか。

浴室乾燥機の賢い使い方を知って、自分に必要かどうか見極めましょう!

浴室乾燥機は必要?

一般的に浴室乾燥機と呼んでいるのは浴室換気暖房乾燥機といいます。名前の通り、浴室の換気をすることはもちろん、暖房機能で浴室内を暖めてくれます。

まずは浴室乾燥機とはどういうものなのか、知っていきましょう。

浴室乾燥機の種類

浴室乾燥機には様々な種類があります。

熱源のタイプ

電気、ガス、灯油などの熱源があります。設置コスト、ランニングコストに大きな違いが出てきますよ。

  • 電気:比較的工事が簡単で設置コストが安い。なかなか暖まらずランニングコストは高い
  • ガス、灯油:室外機が必要で本体価格、工事費が高い。すぐに暖まるのでランニングコストは比較的安い

設置方法

天井付け、天井埋め込みタイプと壁掛けタイプがあります。壁掛けは既存の通気口を使うので後付けしやすいですが取り付け不可能なこともあります。

換気・暖房以外の機能

  • 涼風
  • ミストサウナ
  • 打たせ湯
  • カビ抑制
  • 衣類脱臭

などメーカーや機種によって様々な機能があります。浴室乾燥機をどう使いたいのかによって必要な機能を選択しましょう。

浴室乾燥機のメリット・デメリット

メリット

  • 洗濯物を乾かすことができる
  • 洗濯乾燥機に比べ、縮んだり、シワになったりすることがない
  • 夏は送風、冬は暖房機能を使い浴室内を快適にすることができる
  • 湿気・カビ対策にも有効

デメリット

  • 大量の洗濯物を干すと乾かない
  • 定期的にフィルター掃除が必要(しないと乾きにくくなる)
  • 光熱費が高い
  • 洗濯物を干しているとお風呂に入れない
  • 多機能すぎて使いこなせない

もちろん、浴室乾燥機の種類によっても異なりますが、メリット、デメリットを挙げるとこんな感じです。

浴室はそれほど広くないので干すスペースに限りがあります。また、びっちり洗濯物を干していると乾きににくいですよ。ですから、日々の部屋干しに浴室乾燥機を使うというのはおすすめしません

では、どんな使い方がいいのかというのを次の章でご紹介していきます。

1~2人暮らしの洗濯物なら浴室乾燥機で乾く、とも言われていますが、2人分の洗濯物を浴室に干すとかなりいっぱいになります。私が実際使っていた時は一晩中暖房機能を使っていないとしっかり乾きませんでした。(その分光熱費が高額に!)

その後引っ越した際は浴室乾燥機を付けなかったのですが、物干しのポールだけ設置しています。少し濡れたバスタオルなどは換気扇機能で乾きますよ。

浴室乾燥機の賢い使い方!

浴室乾燥機は洗濯物を毎日部屋干しする人にはあまりおすすめしません。といっても、無用の品という訳ではありません。以下のお悩みを抱えている人は浴室乾燥機を活用できると思います。

風呂場が寒い

風呂場が寒く、冬場の入浴が大変、という方は浴室乾燥の暖房機能を使って風呂場を暖めておいてから入浴するというのがおすすめです。

風呂場と他の部屋の温度差が大きいと、ヒートショックを起こしてしまうという危険性も。特に血圧の高い方や高齢の方がいるご家庭では暖房機能があると安心ですね。

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風呂場がカビやすい

風呂場がカビやすくて困っている、という人は浴室乾燥機を使うと解消できるかもしれません。カビの原因は水滴。ですから乾燥機能を使ってしっかり水気を飛ばしましょう。

  1. 天井の水滴を拭き取る
  2. 乾燥機能で1~2時間運転する
  3. 換気扇を1時間程度回す

これで浴室の水滴がしっかり乾くのでカビが生えにくくなりますよ!梅雨や夏などは湿気が高いので、換気扇を回すとかえって湿度が上がってしまうことも。その場合は乾燥機能のみでしっかり乾かしてください。

どうしても乾かしたいものがある!

他の洗濯物はさておき、子どもの上履き、体操着、部活のジャージ、バイトの制服、制服やスーツのワイシャツなどどうしても乾かしたいものがある人にとっては浴室乾燥機は便利です。

急に必要となって夜に洗濯した場合も一晩浴室乾燥を付けておけば乾くでしょう。(確実に乾かすためには色々干さずに必要なものだけを干した方が確実です)

日中洗濯した場合、まずは部屋干し(または外干し)しておいて、それでも乾かなかった時だけ浴室乾燥を使うというのもおすすめです。

他にも小さな子どもがいるご家庭では、おねしょや急な嘔吐などで寝具が汚れてしまうことも。天気が悪い日でもシーツや毛布くらいなら浴室乾燥で簡単に乾かせますよ。

部屋干し派ならランドリールームやサンルームがおすすめ

浴室乾燥で衣類を乾かすことはできますが、毎日使っていると光熱費が跳ね上がってしまいます。中には倍以上になったという人も。

元の電気代は分かりませんが、45,000円はすごいですね。

毎日部屋干しをするのなら、浴室乾燥機ではなく、ランドリールーム(ランドリースペース)やサンルームを設置するのがおすすめです。

ランドリールーム(ランドリースペース)
「洗う」「干す」「畳む」などの洗濯に関連する作業を一度にできる場所。窓などはなくてもOK。洗面所の一角に設置する人も。

サンルーム
壁や天井がガラスでできた部屋。洗濯物を干す以外にも子どもやペットの遊び場、ホームパーティなどに使用できます。

ランドリールームはだいたい2~3畳程度にするのが一般的で、浴槽などない分ゆったり洗濯物を干すことができます。その分、乾きやすいですね。除湿器だけでなく、サーキュレーターなどを使うこともできるので、工夫次第で乾きやすさをアップさせることもできます。

また、浴室に干していると入浴のたびに洗濯物を移動させなくてはいけないのもネック。入浴後は湿度も高く、その間も当然干せません。

なので洗濯に特化した場所ならランドリールーム。他にもいろいろな使い方をしたいのであればサンルームが理想ですね。ぜひ検討してみてください。

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まとめ

浴室乾燥機にはメリット・デメリットがありますが、光熱費が高いというのが最大のデメリットでしょうね。ですから、毎日の洗濯物を乾かす場所として使うことはおすすめしません。

ですが、

  • 風呂場が寒い
  • 風呂場がカビやすい
  • どうしても乾かしたいものがある

という人にとっては便利です。(入浴の前後に数時間使う程度でしたら光熱費もそれほどかかりませんしね)

すすめられることも多いアイテムですが、自分にとって必要なのかどうかよく考えてみてくださいね!

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サイト運営者・記事監修者
1987年和歌山県生まれ。web業界にいたが建築の面白さを知り、一転して建築家になろうと勉強中。Peter Zumthorの作品が好き。現在1級建築士資格取得に向けて勉強中。(R05学科◯製図✕・R06製図結果待ち)
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