ベランダの低い物干しをもっと使いやすく!おすすめ商品16選
建売住宅やマンションの多くは、初めからベランダに物干しが備え付けてあります。しかし近年、その物干しの位置が低すぎて使いにくいという声が増えています。
どう考えても不便なのに、なぜこんな位置に物干しを設置したのか、使いやすくする術はないのか…。そんな声に応えるべく、低い物干しが劇的に使いやすくなるおすすめ商品を厳選してご紹介します。
ベランダの物干しが低くて日々のお洗濯が大変だと感じている方は、是非チェックしてみてください!
物干しを使いやすくしたい!
最近の住宅では、低い位置に物干しが付いていることが多いですよね。低い位置に設置するには色々と理由があるのですが(詳しくは後半で)、やっぱり干しにくいですよね。
丈の長い服や寝具が干せない、日が当たらずなかなか乾かない、などのお悩みを抱えている人も多いと思います。
そこで賃貸でも使用できる取り付け簡単なグッズからリフォームレベルの対策まで、物干しを高くするための方法をご紹介します。
「高くしてもいいの!?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。お住まいの物件によっては注意が必要な場合もありますので、グッズを選ぶ際のポイントと注意点を解説します。
ポイントと注意点
1,規約に合った物干しを
集合住宅の中には、ベランダの手すりより高い位置に洗濯物を干すことが禁じられていたり、そもそもベランダに物干しの設置が禁止されていたりする物件もあります。
賃貸物件の場合は事前にマンションの管理規約を確認する、必要なら大家さんや管理会社に許可を取るなどしておきましょう。
管理規約で難しい場合は、室内干しという手も。
2,避難経路を塞がない
集合住宅では、緊急時にベランダが避難経路になります。いざと言う時に物干しが邪魔で避難ができないということにならないよう、仕切り板や避難はしごの周囲に物干しがかからないようにしましょう。
3,サイズを確認
自宅のベランダの幅や高さを確認し、設置可能なサイズのグッズを選びましょう。
設置できても洗濯物が干しにくかったり、ベランダ内で動きにくくなったりしてしまっては本末転倒。周囲のスペースに余裕を持たせるくらいのサイズ感が使いやすくておすすめです。
4,デザインを楽しもう
物干しグッズは見た目がシンプルなものが多いですが、中にはデザイン性が高い商品もあります。
お気に入りのデザインを見つけて、ベランダ空間をおしゃれに変えてはいかがでしょうか。家の外観に合わせて選ぶのもいいですね。
物干しを高くして使いやすさアップ
既存の物干しやベランダの手すりに取り付けて、物干しを高くする商品をご紹介します。スペースを取らないので、あまり広さのないベランダにおすすめです。
物干しに直接取り付けるタイプ
既存の物干しに取り付けるだけで、手軽に高さを調節することができます。高くすることもできますが、地面と平行の角度にすれば洗濯物をベランダの内側に干すことができ、雨に濡れにくくなります。
手すりに取り付けるタイプ
ベランダの手すり部分に取り付ける物干しです。手すりの形状やサイズにより使用できる商品が異なるので、事前に取り付け可能かしっかり確認しましょう。
新たに物干しを設置
既存の竿受けとは別に、物干しを足す方法もあります。屋外で使用することが可能で、あまり場所を取らないものを厳選しました。
コンパクトに収納できるタイプ
大容量で布団を干すこともできる実力派ですが、使わないときは折りたたんで収納できます。お洗濯以外のときはベランダを広く使えるのが嬉しいですね。
突っ張りタイプ
庇の天井部分と床に棒を突っ張って、物干し竿を渡すタイプです。たっぷり干せるのはもちろん、好きな高さに調節できるのが便利です。場所も取らないので、使わないときはベランダ内もスッキリ!
こちらは洗濯物干しにシェードが付いたタイプ。マンションでは設置が難しいので戸建ての方におすすめ。
据置きタイプ
物干しを収納できなくてもいいから、しっかりたっぷり干したい!という方におすすめの、据置きタイプの物干しです。台付きの物干しは安定感抜群、少々の風にはびくともしません。軽量タイプは雨が降ったら軒下にサッと移動できるのが魅力です。
設置工事が必要なタイプ
天井や壁に直接取り付けるタイプの物干しです。場所を取らず安定していて、デザインが豊富なのが魅力ですが、集合住宅では賃貸・分譲にかかわらず使用不可な場合が多いでしょう。
実際に導入した事例も併せてご紹介します。
物干しがなかったベランダの柵に、物干しの竿受けを設置しました。高さを調節でき、使わないときは折り畳める優れものです。
既存の物干しは低すぎて使いにくかったため、ベランダの手すりと格子状の柵を利用して設置しました。マンションのため取り外し可能な仕様にしてあります。
我が家のことですが、築30年目にして、ようやく固定式物干しを設置しました!!
これまでずっと組立式物干しをベランダのスノコに置いて使っていたけど昨年ベランダのフェンスをDIYで直したので、物干しも取り付ける事にした。
「仮末代」とはオソロシイ(笑) pic.twitter.com/hegGyEAmAf— かっぱくん (@sougen2005) April 27, 2021
実家のベランダに物干し竿をかける装置を取り付けました。
業者に頼んだら三点設置で工賃15000円ちょいとのこと。いつも工具類を置かせてもらっている御礼に施工してあげました😃 pic.twitter.com/HPJRgOwp1R— 🌊NORI太郎🇺🇸【不動産闘志🏘️S&P500闘魂💰️】 (@noritarou2018) June 12, 2021
費用もそれほど高くないので設置可能なら工事で設置するのが一番安心して使えるかもしれませんね。
なぜ低い物干しが増えているの?
そもそも、なぜ低い物干しが増えているのでしょうか。使い勝手は悪いですがきちんとした理由があるんです。
1,安全のため
高さのある物干しでは、洗濯物が風に飛ばされやすくなります。集合住宅では洗濯物が他の世帯の敷地まで飛んで行ってしまったり、高層階では洗濯物の落下が思わぬ事故につながったりすることもあります。
物干しをベランダの手すりより低くすることで、洗濯物が飛ばされないようにしているのです。
2,プライバシー保護のため
洗濯物が外から見えると下着などが干しにくく、また住人の性別や家族構成が推測されてしまうことがあります。洗濯物を取り込むタイミングで帰宅時間が分かってしまうこともありますよね。
洗濯物を外から見えなくすることでプライバシーを守り、防犯性を高めることができます。
3,外観保持のため
洗濯物を外から見えないようにすることで生活感を排除し、建物の外観を美しく保つためという理由もあります。マンションではベランダに布団を干すことが禁止されている物件もあり、外観を良く見せることは非常に重要視されているのです。
外観の統一性を出すことで高級感を持たせ、建物全体の価値を高めていると言えます。
まとめ
何かと制限の多いベランダの物干し事情ですが、お悩みにこたえるべく様々な商品が開発されています。ご自宅のニーズにあった商品は見つけられたでしょうか。
毎日の洗濯はただでさえ重労働ですから、ストレスを感じながらこなすのはとても辛いですね。物干しの高さを上げて、気分も一緒に上げていきましょう!
今回は物干しを高くする方法をご紹介しましたが、「高くすると外から洗濯物が見えるのが気になる…」という方にはベランダに目隠しをするのがおすすめですよ。